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「さいたま国際芸術祭2020」 ひまわり特別支援学校での児童生徒と招聘作家の制作の様子。

「さいたま国際芸術祭2020」では、学校現場に招聘作家が入り、児童生徒との作品制作を行う「アウトリーチプログラム」を行っています。
                                 
担当したのは、パフォーマンスユニット「DamaDamTal」。
                                 
昨年11月から、定期的にさいたま市立ひまわり特別支援学校でのクリエイションを進めていました。                                 
完成作品を卒業式に合わせて展示するというスケジュールも、新型コロナウイルスの影響が懸念されましたが、「埼玉県は特別支援学校については家庭の負担が大きいとみて、通常通りの学校活動を続け、さいたま市も特別支援学校は開校」という状況の中、本日、無事作品展示作業が完了しました。

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(展示作業をするDamaDamTalのメンバー)

                                 
作品を展示した後、下校の前に作品の様子を見に来た生徒は、驚きの声をあげ、自分のつくった作品を指差し、誇らしげに先生に伝える様子や、校長先生の「空間があったかい感じになったなー!すごい!」と一声の後、天窓を開けたり、照明を考えてくれたりした様子が印象的でした。

生徒が一生懸命制作した時間がそこにあり、それを大切に思う人たちが多くいることの感動がありました。
                                 
「生徒とどのような制作ができるか」
「制作を通して、子供たちにどのようなことを伝えることができるか」を常に問い続け、丁寧に制作の時間を創り出した「DamaDamTal」の創造力に改めて感銘を受けました。
                                 
こうした取り組みを多くの方に知ってもらい、ものを創り出す喜びと感動を共有できれば嬉しいです。
                                 
作品は、「さいたま国際芸術祭2020」の旧大宮図書館に4/11より展示予定です。どうぞお楽しみに!

                                                              
DamaDamTal
https://art-sightama.jp/jp/artist/uFoQfJP8/

さいたま国際芸術祭2020
https://art-sightama.jp/jp/

⚫︎写真作家・造形ワークショップデザイナー ・キュレーター・「時間」と「記憶」をテーマに制作。2012年〜ヒロシマの被爆樹木をフォトグラムで作品制作 ●中之条ビエンナーレ2019参加アーティスト ●さいたま国際芸術祭2020 市民プロジェクトコーディネーター