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「くらしにアートを!今年も!ありがとう!」さいたまアーツセンター2021Sep-2022Mar

【SACP2021-2022:御礼】

 「くらしにアートを!今年も!ありがとう!」




 「さいたまアーツセンタープロジェクト」(以下SACP)は、生活都市さいたまで、ライフスタイルにアートの時間を生み出すことを目的に、「さいたま国際芸術祭レガシー事業」として、2021年9月〜2022年3月に実施しました。

 本日(2022/03/18)のサポーターミーティングを持ち、2021年度予定していた全てのプログラムが終了します。プロジェクトに関わってくれた全ての方に御礼申し上げます。またサポーターの皆さんにはプロジェクトの至る場面で大きな力をいただきました。本当にありがとうございました!



 今年度のプロジェクトは、芸術祭が無い年にも、「日常に、充実したアートの時間をつくろう!」というチャレンジのプロジェクトでした。    

 2020年、「さいたま国際芸術祭2020」の市民プロジェクトとして実施した「さいたまアートセンタープロジェクト」の経験と人脈を生かして、3つのプログラムの柱を設定、①ウィークデーアーツプログラム(全15プログラム)・②アーツセンター創造プログラム(全3プログラム)・③アウトリーチプログラム(全2プログラム)を実施。市民参加型のアートプロジェクトを通して充実した芸術文化活動の場の創造を目的としました。

 実施にあたり、SACPチームを組織し、それぞれの専門性を生かしたプロジェクトを企画立案しました。ウィークデーアーツプログラムでは、地域で活躍する人と場に新たにプロジェクトに参加してもらうとともに、2020年の芸術祭に関わったアーティストに再び出会い、芸術祭後の活動を共有するなどの時間を通して、現在を共に生きる中で生まれる視点やアイデアを共有できる時間を設定しました。



ウィークデーアーツプログラム、水曜日のプログラムは、音楽家の青木裕志さん、金曜日のプログラムは、アートプロデューサーの山本敦子さん、土曜日のプログラムは私がそれぞれ担当しました。全15のプログラムのアーカイブを山本未知さんが担当し、公式Youtubeチャンネルにアップロードしました。


アーツセンター創造プログラムでは、地域で創造活動を継続的に行うことのできる場所で、活動をするアーティストのプログラムを実施しました。特別に設えられた場所ではなく、常に地域にある場所での創造活動を身近に感じ、参加してもらうことが出来ました。

アウトリーチプログラムでは、埼玉大学准教授の石上城行さんに、これからの文化芸術活動に関わっていく学生とのプログラムをお願いし、画家の寿の色さんには、地域の商店の方と市民が協働してつくりあげていくプロジェクトをお願いしました。これらのプロジェクトにより、これまで芸術祭やアートプロジェクトで関わりが持ちにくかった属性の人たちと出会い、制作を共に行うことができました。



さらに、NPO法人都市づくりNPOさいたま理事・事務局長、地域生活デザイン代表の三浦匡史さんの担当する市民サポーター事業と連携し、月1回のサポーターミーティング、さいたま市内アート資源調査等のプログラムの活動や情報を共有することで、多角的で多層的な関わりを相互に生み出すことができました。

2022.3/18の年度内最後のサポーターミーティングでの集合写真、皆様、お疲れ様でした!



 運営面では、さいたま市文化振興課、さいたま市文化振興事業団との月1回の打ち合わせを軸に、現場でも意見交換をし、フィードバックを次の現場に生かしました。また、コロナ対策、一部プログラムの中止対応、オンライン配信等についても、臨機応変に対応しました。


 文化(culture)の語源は、ラテン語cultura(耕作・育成を意味する)に由来する。芸術祭を契機にし、今回のSACPのような日常的なプロジェクトを、長期的な視点を持ち継続して実施していく事で、プロジェクトへの理解者、応援者、協働者と出会い、さいたまならではの豊かな文化芸術の土地が生まれると考えています。

 引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


●さいたまアーツセンタープロジェクトについて
https://www.city.saitama.jp/004/005/001/004/002/sacp/2021/p083730.html

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⚫︎写真作家・造形ワークショップデザイナー ・キュレーター・「時間」と「記憶」をテーマに制作。2012年〜ヒロシマの被爆樹木をフォトグラムで作品制作 ●中之条ビエンナーレ2019参加アーティスト ●さいたま国際芸術祭2020 市民プロジェクトコーディネーター