過去に戻って最高の人生を送る方法その1

こんばんは、ポールです。

ただでさえこんな寒いのに、
それに加えて雨とか降り出したら、それはもう天候を司る神がスベってると思ってます。

急に何言ってるかわかんないと思いますが、僕は今外で雨に打たれながらこの文を打っています。

だからこんなことを口走ってしまいました。

本文とは関係ありません。

もとい、


皆さん、

妄想してますかっ?

元気に「してるーっ！」と返してくれたそこのお姉さん、今度恵比寿に飲みに行きましょう。

妄想を実現させましょう。

えー、
皆さん妄想されてると思います。

透明人間になった時の妄想や、


好きな人と無茶苦茶エロいことをする妄想や
どーのこーのする妄想や、


学校に急に悪者がやってきて自分がヒーローになる妄想や、

学祭に急遽バンドのボーカルに抜擢されて全校生徒の前で歌って大盛り上がりする妄想や、

好きなアニメの中に自分が入り込んでかっこいい立ち回りをしながらたくさんのアニメキャラと仲良くなったりいい感じになる妄想をしているのはきみだけではないっ！！

安心してくれぃ！！！

様々な憧れのシチュエーションを妄想してしまうのは人の性です。

そんな中で、よく妄想される対象として、

「今の記憶がある状態でもしも過去に戻れたら」

と言うものがあります。

過去の失敗や取り消したいこともやり直し放題！


競馬や宝くじで大儲けしまくり！！！



脳みそが大人だからどんなテストも満点の神童状態のモテまくり確変状態突入！！！！！！

こんなウハウハ楽しい妄想をしていたら、
夜も眠れなくなって寝不足になっちゃいますよね！！

実際に僕は2徹したことがあります。

「今の記憶がある状態でもしも過去に戻れたら」という議題で夜考えだすと、妄想が膨らみに膨らんで全く眠れなくなったことがあるのです。

それも、けっしてウハウハだから寝れないとかじゃないのです。

今の脳みその状態で過去に戻ることの過酷さに気づいてしまったからです。

僕は脳みその中で何度も転生をして、それでも毎回嫌な結果になってしまうのです。

毎度毎度詰んでしまうのですが、

僕が何度も転生妄想をした中で、
一番良かったルートに辿り着けるようにこれからしばらくこの連載をしていきたいと思います。

〜過去転生したらキツかった件〜

オレの名前はポール。
しがない神保町よしもと漫才劇場メンバーさ。

今年で25歳になった。

楽しく毎日を過ごしてはいるが、
芸人をやっていない高校の同級生のインスタのストーリーから流れてくるのは高級車や時計の写真、なかには赤ちゃんの写真を上げてる奴らもいる。

周りは皆しっかりとした社会人なんだなぁと痛感することが多くなってきた。

思えば芸人という種族は異常すぎる。

30を超えた大人たちが楽屋で普通に「ち○○ん」を出し合ってたり、競馬の動画を見ながら絶叫していたりしている。

金はないのに酒は飲むしギャンブルもする

終わってる。

まぁ、終わってるしサイコーなんだけどね。

寄席の出番の合間、
いつものように、暇すぎて喫煙所で4本目のタバコを吸っていたオレはふとこう思った。

もしもう一度人生やりなおせたら、

めちゃくちゃ競馬とかそういうので儲けて大金持ちになってたんかなぁ？

どんな人生送ってたんだろう?

そんな妄想は煙の中に消え、
タール摂取過多によりえずきがとまらなくなったオレはタバコを消して楽屋に入り、
楽屋にある青色のマットの上で永遠とも思える空き時間を消費すべく横になった。

※「芸人さんって、舞台に立ってる以外でもネタ作りと普段からいろんなこと考えてすごいよね」とか言ってくださる方へ・・・

芸人（ポール）の空き時間の過ごし方はカスです。

夢を見た。

目の前に神様がいる。
日本系のやつじゃなくてゼウスみたいな感じの神様だ。

神様は僕に向かってこう言った。

「君明日から過去に転生するから今のうちに準備したほうがよかよ。」

神様って九州人なんだぁ・・・

神様って九州人なんだぁ・・・

神様って九州人なんだぁ・・・

急に目が覚めた。

何だって?明日から過去に戻る??

確かにそんなことは考えたけど、本当に戻れるのか？？

やり直したいこともすべて本当にやり直せるのか？？

こうしちゃいられない！！色々と準備をしないと！！！

【1番良いルートのための選択その1】


※急に過去に戻るのではなく神が事前に知らせてくる理由・・・


知らせてくれた方が「都合」がいいからです。
急に過去に戻ってもひたすらめんどくさいだけだし、びっくりしすぎて発狂しちゃってスマホも持ってないので少しずつ物事を忘れていってしまう事実に詰んでしまうからです。
結果的に過去転生は辛いのですが、せめてもの救いなのです。

早速オレは、生まれてからの全ての万馬券が出た競馬のレースやボートレース、競輪などの結果を出来るだけ多く頭に叩き込んだ。

※「都合」です↑↑↑

夜中までまで脳内にデータを叩き込み、
眠気の限界を迎えたオレは、倒れ込むようにベッドで眠りについた。

・・・・・

目が覚めた。

いつもと違う天井、

でもどこか見覚えのある感じ。

ここは北海道の実家だった。日付を確認すると、2012年7月。

15歳になりたて、中3。

【1番良いルートのための選択その2】

※この時期を選んだ理由・・・

死ぬほどきつかった野球部の練習をもう2度としたくないからです。もしもっと前の時期に戻っていたら1人だけ頭脳は大人で周りは子供という状況に発狂して詰んでしまうからです。コナンすげぇ。

よっしゃぁ！！本当に戻れたぞ!

まだ記憶があるうちに競馬とかの、大晦日データを全て残してと。

よし、あとは馬券を買って・・・

あれ？

中学生って馬券買うの無理じゃね?

親が競馬をやってるとこを見たことがないが頼んでみよう。

「お母さんおはよう。週末の競馬、○番と○番と○番の馬がくるから3連単買ってよ。買えば買うだけ儲かるよ。」

・・・・・

「早くご飯食べなさい。遅刻するよ。」

詰んでしまいました。

まあ詰んだわけではないのですが、あれだけ膨大な量のデータを頭に詰め込んだのにいきなり出鼻を挫かれるのは、最高のルートとは言えないでしょう。


今回の僕が間違ったのは、公営ギャンブルばかりのデータを脳にぶちこんでしまったからです。

ここで大金持ちになるためには、子供でも買えるロト6の番号を覚えておくべきでした。

次回、最高の人生を歩むためにもう一度やり直します。

あざしたっ