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自分にしかできないという幻想と病

得意なことと苦手なこと

僕は昔から自分で何でもやりたがりな性格なのですが、一方でできないこともたくさんあります。
僕は自分の得意なことと苦手なことの差がとても大きくて、苦手なことはとことんできません。
いつも妻からも「不器用だね」と言われます。
一つのことをやっていたら、他のことはできません。
一方で得意なことは何時間でも苦にならずできます。
自分で持ってきた仕事や自分でつくった仕事はどんな仕事でもどれだけやっても苦になりません。
起業家は皆そうだと思いますが、丸一日仕事をしなかった日は起業以来ないと思います。
そんな得意なことと苦手なことがはっきりしている僕がとあることを決断したことで、個人も会社も成長しました。

人に任せるということ

僕は先ほど言った通り苦手なことがたくさんあるにも関わらず、なんでも自分でやろうという性格なのですが、苦手なことをやっていると時間もかかるしストレスも溜まります。
起業当初はお金も任せる人もいなかったのでなんでも自分でやっていましたが、すぐに自分が苦手なことがたくさんあることに気づきました。
そこで決断したことは、身銭を切ってても得意な人に任せるということです。
税理士さんや社労士さんなどの専門分野はもちろん、僕より得意なことがあるスタッフを雇ったりしています。
そうすることで僕は得意なことに専念できるようになり、僕の希少価値はさらに上がり、仕事は増え続けています。
さらに最近は有難いことに仕事の依頼が多く好きな仕事でも時間がなくて自分でできないほどになってきました。

自分にしかできないというのは幻想

自分にしかできないと思っていた多くの仕事がスタッフに任せてみると問題なくこなすどころか自分より得意だったりすることもあることに気づきました。
そんなことは当たり前の話なのですが、自分が会社を起業したりすると自分にしかできないと思い込んでいることが多いわけです。
むしろ自分が仕事を持ちすぎて会社の成長スピードが落ちていることも多いのです。
そうなってくると僕としては誰もやらないことに飛び込んで形をつくるのが得意なので「0→1」をつくることや、人と仲良くなることが得意なので営業まわりに専念すべきで、他の業務は会社のメンバーに任せるのがベストな形となります。
観光業界が危機に陥っている中で、現状僕が現場に出てしまっていることも多いのですが、このnoteを書きながら「これは会社の成長を止めてしまっている可能性が大」ということに気づきました。
そういうわけで、現場に出るのを徐々に減らして5月くらいからは基本的に現場に出るのはやめるよう調整をしていきます。

責任感が自分の成長を止めてしまうこともある

「自分にしかできないと思い込む」というのはリーダーにありがちですし、一般の会社員の方でも「自分にしかできないから会社をやめられない」と思っていたりしますが意外と会社は回ります。
会社が回らないとしたら経営者の責任でもあるので、会社をやめたいと思っていたら引き継ぎ作業は必要ですが、だらだらとその仕事や会社を続ける必要はありません。

ということで今日は自分の得意なことをできるだけやりましょう!苦手なことは得意な人に任せましょう!という話をお届けしました。

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