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PdMとしての一年の振り返り

年の瀬なので今年の自分の振り返りと学んだことの整理等をまとめたいと思います。

業務に関連することも書いているので一般的な情報以外はまぁまぁぼかしています。あくまで自分が読んだときに具体的に情報を理解できることと、第三者が読んだときに一般論として読めるように記載しているつもりです。

1年の振り返り

今年の1年をざっくりまとめる。

- 本務とは別のプロジェクトでの複数の担当を持つことでの自分のリソースのかけ方のバランスを崩す(それにより本務の停滞を生む)(2月〜5月)
- チームメンバーの増加によるマネジメントの苦戦(3月〜9月)
- スーパーな上司との採用や人材育成のプロジェクトを推進することでプロダクトマネジメントの本当の面白さに気づき始める(8月くらい〜)
- マネジメントの奥深さに気づき興味が強くなる。それと同時に人への興味も強くなる。(9月くらい〜)

主にプロダクトマネージャーとチームをマネジメントする立場で感じることが多かったのでプロダクトマネジメントとチームマネジメント(マネジメント)について整理します。

PdMの仕事って?

プロダクトマネージャー(PdM)の仕事を一言でまとめるとプロダクト(ビジネスと言い換えても良い)を成功に導くこと。これはよく言われる表現ですが具体的にはどういったことが必要になるのでしょうか。

この一年を感じたことはプロダクトマネージャーの役割を大きく分けると「決める役割」と「進める役割」があるということです。決める役割はプロダクトのビジョンやロードマップを整理してして道筋を決める役割です。
一方、進める役割はプロダクトを成功させるための各種役割を推進することです。ここで必要となるのはチームやステークホルダーを適切に巻き込み、モチベートして進めることが主な役割となります。

実際は決める役割と進める役割を行き来しながらプロジェクトを進めることになります。細かいスキルは抜きにしてプロダクトマネージャー下記のような人である必要があると思います。
- プロダクトの成功に責任を持ち、プロダクトのことを一番考えている人
- プロジェクト進行上課題バサバサ整理して推進する人

こういった人になるためにはPdMはプロダクトの成功のために一番時間をかけてる必要があるのだろう、と思うと同時にそれが今年はできていなかったというのが個人的な反省点です。(決して長時間労働を推奨しているわけではありません)

マネジメントはカオスのコントロール

これはマネジメントについて体系的に学びたいと考えていたときに社内で実施された研修の中で出た言葉ですごく腹落ちする表現で印象に残っています。簡単にまとめると下記のような内容です。

リーダー
未来を見据えて正しい方向を示す人。推進することが役割なので結果的にカオスをもたらす(ことがある)。

マネージャー
正しいことをする人。チームのマネージャーの場合はチームを正しい方向に持っていくことが役割。結果的にカオスを抑える

リーダーとマネージャーは似たように使われることが多いですが、決定的な違いは進める(Leadする)役割とチームをうまく機能させる(Manage する)役割の違いです。つまりリーダーと比較してマネージャーは必ずしもプロジェクトを進めることが必須ではない、ということです。(ただし、多くの場合でリーダーとマネージャーは同じ人が担うことが多いのでここの役割分担が明確に別れていることは少ない)

実際にはマネジメントはカオスを抑えることが目的になるのではなく、適切にコントロールしながらもカオスが色んな所で発生している状態がプロダクトマネジメントをするチームでは一番生産性が高くなるのではないかと思うので自分のマネジメントのテーマにしたいと思います。
チームのモチベーションを高めること(カオスが生まれやすくする)、プロジェクトのコントロールに注力する(カオスを抑える)ことをうまく両立していきたいなと思う。

2021年

来年はもっといい年になりますように。(目標とかは個人的なノートにまとめますw)

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