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#3 風が吹けば....

5月7日、ゴールデンウィークが終わった。今日はめちゃくちゃ晴れている。恐らくこの空もゴールデンウィークボケしてるんだと思う。浮かれすぎだ。テキーラのショットを飲むパリピくらい浮かれてる。もうGWは終わったんだから少しくらい曇れよ。でも今日の気候は好きだ。晴れてるが暑すぎず、風が強くて涼しい。こんなに風が強いならこのご時世でも桶屋は儲かっているのかもしれない。ふとそう思った。



風が吹けば桶屋が儲かる



大好きな言葉だ。この言葉だけでワイン1本は飲める。私にとっての座右の銘。


風が強い日にはホコリが舞う。それが目に入り、失明する人が増えてくる。当時、三味線は盲目の人が演奏する楽器だったため、三味線が売れる。三味線を作る際に猫の皮が使われる。作る為に猫が減る。よってネズミが増える。ネズミが桶をかじる。桶を買う。桶屋が儲かる。


「一見関係ないように見える物事に影響が及ぶこと」という意味で使われる。要するに強引すぎるこじつけだ。そんな訳はない。琉球ブルーオーシャンズのNPB参入よりない。けどそんな可能性もある。私が飲み会の始めにビールを飲む世界と焼酎を飲む世界は全く違うものになるかもしれない。でもならないかもしれない。こんなことを考えてるのが1週間の禁酒を解禁するときくらいワクワクする。この「風が吹けば桶屋が儲かる」の理論で内容が繰り広げられている朝井リョウさんの小説「桐島、部活やめるってよ」なんて角ハイボール並みに大好物だ。


いつのどの行動がどこでどういう風に影響するか分からない。ターニングポイントは、今思ってる出来事よりも、もっともっと前にコンビニでコーヒーを買ったところから始まっていたのかもしれない。失敗したことも、10年後にはその失敗のおかげで成功してるかもしれない。ギャルの大声の「マジやべえ」も、酔った友達のオチのないのにダラダラ続くつまらない話も、二日酔いで1日をムダに過ごすことすらも「ムダ」でない気がする(とんちかよ)。全ての行動に意味があって、全ての行動を後悔しないようにしていきたい。

だから座右の銘ではあまり聞かないこのことわざを私の座右の銘にしてる。


noteを書いていたら日が暮れて日付も変わった。夜になると昼よりももっと快適な気持ちのいい気候だ。風が強くて涼しい。もう空は浮かれていない。穏やかな空はゴールデンウィークが終わったことに気づき、しんみりとしているように見える。1人飲みしている時の私にそっくりだ。それにしても今日はお酒の例えが多い。まあお酒を飲んでいるからだ。そしてまだまだ飲みたりないからだろう。風が吹いて気持ちいい時はお酒を飲みながら散歩するのが好きで、今も散歩しながらnoteを書いている。気持ちが良いのでもう1本だけ飲みたいな。


風が吹けば儲かるのは桶屋じゃなくてコンビニのお酒かもしれない。






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