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DOTEI大陸〜第3章・躍動〜

こんにちは。俊です。

前回、DOTEI卒業というコミットの下、
ついに運命の人・ヨウコさんと出会って、ようやく2人きりになった僕。

クラブでオールして早朝、ヨウコさんと渋谷駅から始発に乗り込んだのです。

コミット期限・最終日の日をまたいで、ついについに、ここまでこぎつけました。

クラブで夜通し一緒にいましたが、ヨウコさんの友達も一緒だったので、やっと落ち着いて2人きりで話すことができました。

そこでいろんな話をしました。

彼氏がいるという衝撃に続いて、ちょっとお姉さんかと思ってましたが、実は38才だとわかりました!

見かけが若くて、とてもパワフルだったので、僕より8コもお姉さんとは少しも思ってませんでした。

いや、びっくりしたけど行くしかない、、!!

僕はめげずに、前へと踏み出しました。

楽しくたわいもない話をしていると新宿になり、ぼくは切り出しました。

「そういえば、ずっと踊ってたからお腹空きません?」

ヨウコさんも「うん、空いたね」と言って、
新宿で降りて朝ごはんを食べることにしました。

西口のカレーCoCo壱に行き、食べながら僕はずっと次の手を考えていました。

いいアイデアも浮かばないまま、食べ終わって外に出ることになりました。

どうしよう、、と思ったその時、
目の前に<カラオケの鉄人>があって、
それを見たヨウコさんは
「私、カラオケってあんまり行ったことないんだよね〜」
とふとつぶやきました。

これだ!と思ってぼくはすぐさま言いました。
「じゃあ、せっかくだから行きませんか?」

これまで女の子とは無縁の男が、信じられない反射神経でした。

そうして、1時間だけカラオケに行くことになりした。
行ってみたらとても盛り上がって、いつの間にか2時間に延長していました。

その間も、僕の心にあるのはコミットのことでした。

そして、一世一代の意を決して、ヨウコさんを見つめて、今までろくに言ったこともない言葉を発したのです。

「僕、、、ヨウコさんのことが好きになっちゃいました、、!!」

「え、、!」
当然、驚くヨウコさん。

僕もなんでそんなことを言ったのか分かりません。
でも、ここまで優しくしてくれて、付き合ってくれる女性はいなかったし、好意のようなものは確かに感じていました。

「、、でも、私、彼氏いるし、、」

急にカラオケルームの中に、なんとも言えない空気が流れました。

プルルルルル……

そのタイミングで、終了時間を知らせる電話がかかってきてしまいました。

しかたなく、外に出ました。

やっとここまできて、ここで終わるわけにはいかない、、、!

僕は外に出てすぐに帰ろうとせず、カラオケ屋の前で佇んで、
「いや〜、楽しかったですね〜」
と、中身のないことを言ってはなんとか場を繋げようとしていました。

僕の頭は、どうにかホテルに行けないか、だけでした。

あまりに僕がうじうじと動こうとしない素振りをしていると、
ついに痺れを切らしたのか、ヨウコさんが言いました。

「、、、もしかして、ホテル行きたいってこと、、?」

「、、えっと、、まぁそうですね、、」

また戸惑うヨウコさん。

「ここまでずっと優しくしてくれて、こんなこと今まで僕なくて、、
とても嬉しくて、、、もっと一緒にいたいなぁって、、」

「、、う〜ん、、」

沈黙が流れました。

僕の心臓はバクバクの中、口火を切ったのはヨウコさんでした。

「、、じゃあ、添い寝だったらいいよ」

思いもよらぬ言葉に、一瞬僕の頭は固まりました。

「、、え?いいんですか?!
はい、添い寝でもちろん大丈夫です!」

なんとついに、添い寝ではあるものの、
2人でラブホテルへと行くことになったのです。


次へつづく。。

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