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【専門課程レポート】「内山博文 ゼミ」第5期 第2回目講義

こんにちは! 次世代まちづくりスクール「内山博文 ゼミ」TA(ティーチングアシスタント)の清水です。
11/10(木)に行われた第5期「内山ゼミ」の第2回の模様をレポートします。

第5期「内山博文 ゼミ」のコンセプトは
「プロジェクト企画プロデューサーになる為の総論とスキル獲得」。

多様性な社会のリアリティに対応するリノベーションの知識・マーケティング知識・まちづくりの概論を学べます。 すでに不動産・建築スキルなどコアスキルをお持ちの方は内山教授がこれまで構築したネットワークをフルに活用し、スキルアップを応援します。 受講生皆さんのキャリアや目指す方向性を伺い、実務的に役立つことを実務に実践していただきます。

第2回目の講義テーマは「事業企画を考える上で必要なこと」


事業を形作るには何が必要か?

今回のゼミでは、仙台のOF HOTELと世田谷区・太田区の空き家リノベラボの事例として、どのように事業企画をたてて行ったかというお話を聞きました。

事業企画をする上で細かな部分に目を向ければ勿論必要なことは多くあると思いました。

しかし、その中でも最も重要なところに今回のゼミで強く強調されたところがあったため今回はそちらをご紹介いたします。

⒈ストレスマーケティングから新しいサービス業を作ること

問題解決はそれぞれのストレスに目を向けること

まちづくりをして行く上で重要なことは、問題解決をすることで
それが根本とのこと。

問題を解決するということは、街にとって何が足りていなくて、何があると良くなるのか。
そう言ったことを解決する〝ストレスマーケティング〟の視点が必要になります。

実際、まちづくりというと確かに人を集めて活性化させなければいけないという使命感のようなものに目を向くことが多いですが、その目的がしっかり見えていないとぶれてしまうし、あまりサービスとして魅力的ではないものができてしまいます。

今回のOF HOTELの場合は、宿泊特化型のホテルが多く、宿泊単価が抑えられた感度の高いホテルはなかった為、今までなかったサービスとして展開していったそうです。


仙台はビジネス目的の来訪者が多く、東北の中ではまた来たいと思っているリピーターの多い地域です。
魅力ある体験価値が得られるホテルができる事で、そういった方のお気に入りの場所が作れますし、東北のクラフトマンシップの魅力を集めた拘りある内装や、アーティストの作品展示等は地元民からみても普段から通いたくなるような魅力があります。

余白あるホテルの内装は、アートを際立たせる


前回の講義でご紹介したようなデータ収集をしながら、四象限のマトリクスにした時に二律背反になる部分になるものを考えれば考えやすくなるとのことなので、それが見えた時既存のものではなく、新しいサービス業を生み出す気持ちで街を巻き込んでいくイメージが大切なのかなと感じました。

ちょうど空いたグラフのスペースこそ、まちづくりにつながる新たなサービス


⒉共創のためには寛容性を大切に

人や企業の繋がるシステムは寛容性から?

もう一つ大切にされていた点は、寛容性を持つという点です。
こちらは、サービスをただ提供して終わるのではなく、街が人が関わり続けて成長していく為には重要な視点です。
その為にはまずは話を全て受け入れて聞く姿勢が大切だといいます。

実際今回のホテルの名前も企画者だけでなく、今回関わっているクライアント8社に案を出してもらいながらディスカッションを通して決めたそうです。

ばっくりとしたイメージを共有し、それによって関わってくれた中核メンバーと一緒に考えていくことは広がりのある世界観が作れる為、今後関わってくる地域の方からすると余白のようなものが出てくると感じます。
あらゆる人が関わって共創していく為にはとても重要だと感じました。

又デザイナーや多くのクリエイターの方は世界観を強く持っています。そういった方をどうやってまとめて行けばよいのかといった受講生の質問もございました。

実際のところ、関わる全てのクライアントが共通の認識を持つことは難しいですし、伝わらない場合もあります。
その場合は、その方にも伝わりやすい言語に置き換え、共通言語となるような言葉を見つけていく事が必要になってくるとのことです。

正直中々大変な事だとは感じましたが、より伝わりやすい言葉や価値観を探す事は、関係人口も増やしていく上でも重要な点だと感じるので必要な事だと実感しました。

第2回を振り返って

ハードル低く、挑戦しやすい0円投資リノベーションの取り組み

前回の第1回のゼミが〝自身がどういう心持ちでいれば良いか〟と意味合いであるとするならば、今回の第2回のゼミでは、〝相手に対してどう接すればよいか〟という話にも思えました。

内山さん自身、何でも屋さんで“困っている事ありませんか?”といったなスタンスでいっているという話をされていてとても面白いと感じました。

実際に事業計画をするとなると、やはりどのようにチームを作っていき、マネジメントしていくかという事になると思いますが、共感を増やすということはいかに話を受け入れて繋がれるかということが永続的に愛されるようになるシステムに繋がるのかなと感じました。

個人的には今回のゼミで、“新たなサービス業”を生み出すというキーワードが出た事で、やはり私を含めてあらゆる人が関わって良い分野だと再認識しきできたこともうれしかったです。

次回のゼミも新たな気付きができるよう、楽しみながら参加していきたいです。


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