歩行時の関節の動き、筋活動を覚えてしまう
股関節
前遊脚期で10°伸展、遊脚相で30°屈曲
初期接地時内外転中間位、荷重応答期にかけて内転しその後外転する
初期接地時外旋位、立脚相の大部分で内旋し、遊脚中期まで外旋
膝関節
初期接地で5°屈曲位、荷重応答期で10~15°屈曲し、踵離地付近までにはほぼ完全伸展する
足関節
立脚終期で10°まで背屈、その後足趾離地にかけて20°まで底屈
前脛骨筋
踵接地より生じる底屈を減速し、遊脚相で足関節を背屈する
下腿三頭筋
足底接地から踵離地にかけて背屈を制御、踵離地から足趾離地にかけて底屈し身体を前方へ推進する
後脛骨筋
立脚中期で足部の回内を減速し、立脚終期から前遊脚期にかけて足部を回外させる
長・短腓骨筋
立脚中期から踵離地まで底屈筋と同様にはたらくとともに、内返し筋のはたらきを相殺する
大腿四頭筋
踵接地直後に生じる膝関節の屈曲を制御し、立脚中期で膝を伸展させる
大腿直筋
立脚相から遊脚相に移る時、膝屈曲を制御しながら股関節屈曲を支援する
ハムストリングス
初期接地前に膝伸展を減速し、荷重応答期に股関節伸展を補助する
大殿筋
遊脚終期に股関節の屈曲を減速し、初期接地時に股関節の屈曲が生じないようにする。そのご立脚中期まで股関節を伸展させる
腸腰筋
立脚終期で股関節伸展を制動し遊脚相で股関節を屈曲させる
中殿筋、小殿筋、大腿筋膜張筋
初期接地から荷重応答期まで股関節内転を制御し、遊脚期への骨盤下制を制御。その後立脚終期にかけて股関節を外転させる
股関節内旋筋
立脚相にいおいて股関節を内旋させる
多裂筋・最長筋
初期接地直後に体幹の屈曲を制動
腹直筋
遊脚初期に股関節屈筋群による骨盤の前傾を制動する
参考文献 移動動作の解釈 嘉戸直樹 関西理学 2016
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