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臨床推論~先輩PTからの教え~③動作分析

結局、できるかできないか


ゴールは動作である事が多いため、動作分析から開始していく。リスクを考えると背臥位から順に確認し、どこまでできるかを見ていく。

どの運動で問題が生じるのかを確認する。ここではふらついて危ない等の曖昧な観察ではなく、転倒する直前まで遂行可能かを確認する必要がある。


大切なのは、正常動作と比べないこと。

正常と比べると異常ばかりになってしまう。

分析したいのは異常点ではなく、なぜその動作ができないか、である。

そのため、患者の動きは異常であるという固定概念を捨てる必要がある。極端に言えば求められるのはやり方ではなくできるかどうか、ということ。


問題となる箇所では介助にて補助を行う。そこでの介助からなんの機能を補助したのか考えることが問題点抽出につながっていく。


例えば、歩容がどうであれ、介助なしで歩けているのか、歩けていないのか、をまずはみていく必要があるみたい。

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