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上肢のプレーシング課題!

空間を移動させた身体部位が支持基底面を外れると肢位を保持しようとより全身的な筋活動が要求される。


背臥位で肩を屈曲方向へプレーシングすると、大胸筋や前鋸筋、三角筋前部線維の筋活動が高まる。

背臥位で三角筋前部線維や前鋸筋の筋活動を高めるのは屈曲0°~60°で60°~120°ではほとんど活動しない。

そのため初期ではプレースしやすい90°から始め、徐々に角度をさげていく。

側臥位で屈曲方向での動きにプレースを行うと、三角筋後部線維の水平外転方向に作用する活動が必要。


背臥位でのプレーシングの実際

まず90°屈曲位で保持。

分離運動の障害があると肘伸展の際に前腕回内位になるパターンが多い。

分離運動を促す視点としては前腕回外位でプレーシングをすることが大事。

前腕回外位でプレーシングができたら、肘屈伸運動を行う。三角筋の遠心性、求心性収縮を促すことができる。

分離運動を促すためには肘屈曲は前腕回内、肘伸展は前腕回外位で行う。

屈曲90°のプレーシングが安定してきたらその場で小さな円を描き、ローテーターカフの収縮を促すのも手段のひとつ。

初期段階で筋出力が低い場合、肩屈曲90°で天井にパンチするようにし、前鋸筋を強化する。

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