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脳卒中予後予測?!

NIHSS 最重症42点

前頭葉、後頭葉、頭頂葉は発症時NIHSS 8点以下

後頭葉、小脳、脳幹は発症時NIHSS 5点以下

は予後良好



FIM 発症後2週間のFIM運動項目50点以上

は歩行予後良好



福井の予後予測

実用手(ステージⅥ)に達するには発症直後にⅢ~Ⅳレベルが保たれている、もしくは発症後1~3カ月で上肢、手指がともにステージⅤに入る。

補助手以上に到達するには発症4カ月以内に上肢、手指がステージⅣ以上に入ること。

発症後4カ月経過して上肢手指ともにステージⅣに到達しない場合、廃用手となる。



画像による予後予測

病巣よりも部位の方が重要


①小さい病巣でも運動予後が不良な部位

・放線冠(中大脳動脈穿通枝領域)の梗塞

・内包後脚

・脳幹(中脳、橋、延髄前方病巣)

・視床(後外側の病巣で深部感覚が脱失しているもの)



②病巣の大きさと比例して運動予後がおおよそ決まるもの

・被殻出血

・視床出血

・前頭葉皮質下出血

・中大脳動脈領域の梗塞

・前大脳動脈領域の梗塞



③大きい病棟でも運動予後がよいもの

・前頭葉前方の梗塞、皮質下出血

・中大脳動脈後方の梗塞

・後大脳動脈領域の梗塞

・頭頂葉後方~頭頂葉、側頭葉の皮質下出血

・小脳半球に限局した片側性の梗塞、出血

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