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モチベーションのお話


モチベーションとは、、

動機づけのこと。

行動の喚起・・・行動を始めること

行動の維持・・・行動を続けること

行動パターンの統制・・・行動がそのモチベーションに向かっていくこと

例 ダイエットのために体重計を買う。低糖質のものにする。

この3つを満たしていく必要あり!


・自己効力感

自分が行う動作に対しての自信のこと。高ければ高いほど行動は成功しやすい。

自己効力感を高くするためには、、

①成功体験

最も影響が大きい。そのため課題の難易度が非常に重要。


②代理体験

他人が行動を起こす場面を観察する様子。「自分にもできるかも!」と思わせることが大事。特に人が失敗する様子の観察が有効。


③言語的説得

他人からの評価や激励。ラポール形成(後述)が重要。


④生理的情緒的高揚

気持ちが高ぶっていると何でもできる!と感じてしまう現象

アルコールを摂取した状態がその例。


⑤想像体験

イメージトレーニングのこと。成功の体験を思い描き、そこから逆算して行動を起こすこと。




アンダーマイニング効果

例 子どもが自分の意志で勉強しているが、親が偉いね!おもちゃを買ってあげよう!となる。すると子どもはおもちゃ買ってくれないなら勉強しなくていいや、、となる。

つまり、自分の意志で行おうとしたことに対して第三者が報酬を与えると、報酬無しでは自分から行わなくなってしまう。



ピグマリオン効果

人は期待をかけられるとその分努力する!という理論。患者に対してもできると信じること、それを伝えることが大切。




心理的リアクタンス

人は生来的に自分の行動や選択を自分で決めたいという欲求がある。この欲求が侵されると無意識に抵抗が発動する。

よくある例は、勉強しようと思っていたときに限って勉強しなさい!と言われてしまい、やる気がなくなってしまうとき。

モチベーション低下の原因にセラピストからの強要や押しつけがある。

声掛けでは~~しちゃだめ、~~は禁止。など否定的な発言は控える。




マクレランドの欲求理論

行動の裏には必ずこれらいづれかの動機があるという理論。

①達成動機

成功の報酬より自分自身があることを成し遂げたいという欲求から努力し、前回よりも良い成績をあげたいという願望。

・何事も自分の手でやりたい

・迅速なフィードバックを欲しがる


②権力動機

他者にインパクトを与え、影響力を行使してコントロールしたいという欲求。

・責任を与えられることを好む。

・地位や身分を重視する状況を好む。


③親和動機

有効的かつ親密な関係を結びたいという欲求。

・人の役に立ちたいと努力する

・他人からよくみられたい、好かれたいという願望が強い。


④回避動機

失敗や困難な状況を回避しようとする欲求

・適切な目標をあえて避ける

・周りに合わせようとする

⇒人それぞれの動機を理解しアプローチしていくことが大切。



パブロフの犬

犬にエサを与える際、ベルを鳴らしてから与えることを繰り返すと、ベルを鳴らすだけでよだれが出てくる。条件反射のたとえ。

一度条件付けられたら、そのあとは自動的に発動。トラウマや恐怖症も克服できるはずである。



ラポール形成

信頼関係のこと。フランス語で架け橋。

ラポール形成に必要なこと

①相手を尊重すること

相手の世界観を尊重、共感し、大切なひとだと思って接する。


②類似性の法則

人は自分と似たようなものに安心感や交換を持つ。相手に合わせることが重要。


③ペーシングとリーディング

ペーシング

相手に合わせること。相手を尊重していく。自分のやり方や考え方を曲げることではない。

リーディング

自分のコミュニケーションの目的に向けて会話をリードする。



ペーシングの具体的な方法

①ミラーリング

鏡のように相手に合わせる

表情、姿勢、動作、ジェスチャー、まばたきの速度。


②マッチング

視覚情報以外の非言語をペーシングする

話すスピード、声の大きさ、声のトーン。

時には沈黙もペーシングする。何か話さないと!は×。相手なりに何か思いを巡らせている可能性がある。


③バックトラッキング

言語そのものをペーシング

「階段は難しいです」⇒「昇り降りは難しいですね」×

           「階段すると疲れますね」○


ラポール形成ができたサイン

自分が動くと相手も同じように動き始める、この無意識のサインを確認する。

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