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膝を曲げろ!

ROMex

膝屈曲の際は初期に下腿の内旋を誘導することが大切。

この下腿の内旋を制限する原因として大腿二頭筋や腸脛靭帯の短縮が挙げられる。

大腿二頭筋と腸脛靭帯は筋膜レベルで連結しているため、いずれかの短縮でもう一方も滑走性が低下してしまう。

滑走性低下に対してのアプローチ

・大腿二頭筋の筋腹を把持した状態で可能な範囲まで膝の屈曲、伸展を行う。

・腸脛靭帯を後方からめくり、膝屈曲位からの伸展を自動的に行ってもらう。膝伸展に伴って腸脛靭帯が前方へスライドするよう促す。


筋力強化

膝の複合回旋不安定性の制御に関わる筋を鍛える

・内側広筋の収縮を高める方法

膝伸展の際に下腿近位に抵抗をかける。

膝屈曲位の時に下腿の内旋と下腿長軸方向への牽引負荷を加える。


・半膜様筋の収縮を高める方法

膝屈曲の際に下腿遠位部に抵抗をかけ、下腿内旋位を保持した状態で行う


・膝窩筋の収縮を高める方法

膝屈曲の際に下腿を内旋させ、下腿を長軸方向に牽引させながら行う。

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