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麻痺側へのふらつきを改善しよう

足関節での姿勢制御は、身体の末梢の筋活動だけで行うことは難しく、体幹・股関節周囲の筋活動が必要となる。

すなわち、

前額面上での重心移動の際には、胸郭から骨盤を直立位に保つための体幹・股関節周囲の協調した筋活動と足関節戦略での練習が求められる。

ふらつき改善のアプローチとしては、このような姿勢制御の学習を取り入れることが重要と言える。


立位での重心移動練習を重心の移動方向と上半身の偏りに注意して行うことで、足関節での姿勢制御を学習させる。

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移動方向と上半身の位置となる股関節戦略での姿勢制御とならないよう配慮していく。

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これらの姿勢制御は学習によるところが多いため、繰り返し練習することでバランスの改善、歩行時の安定性に繋げていく。

参考文献 前腹側核を中心とした視床出血と理学療法 野田裕太 他 PTジャーナル 第52巻 2018



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