見出し画像

拝啓、2年前の私へ 第4回(住吉駿平)

今回の部員日記は、商学部3年住吉駿平が担当させていただきます。

1年生から塾生をやり直すなら何をするか、何を意識するか、何を変えるか。
先日から弊部3年生がそれぞれの想いをつづる部員日記が始まりました。私はこの場をお借りして「2年前に戻れたら」というテーマで想いを記したいと思います。
自分が過去に戻ったらという視点の下書きます、後輩の何かの助けや参考になれたら嬉しいです。

「時の流れは早いもので」とよく言いますが、近頃本当に早いものだなと感じております。先輩方に「黒泣き虫」と呼ばれていたのが2年以上も前だとはとても思えません。1年春リーグの最終戦で和田先輩とダブルスで出場させていただき、ダブルフォルトとレシーブミスのオンパレードで大号泣。この試合で櫻井先輩が命名してくださったのが「黒泣き虫」というあだ名です。正直気に入っていました笑。いや〜、本当に懐かしいです。

さて本題に入ります。結論から申し上げますと、私が1年生からやり直せるのなら

周囲の人間を頼る

ことを意識して行動すると思います。理由は、
①自分1人ではどうにもできない事もあると気付けたこと
②人間関係は信頼と尊敬で成り立つものであり、信頼構築には他人に頼ることが必須だと気づいたこと
の2つがあります。

このように考えた背景を説明します。
入学当初鹿児島から親元を離れて上京してきた私は、精神的に自立したいという思いが強くありました。高校時代まで部活や学校生活で苦しいことがあると親に相談するのが日常で、せっかく親元を離れたのだから苦しいことがあっても自分だけで解決できるようになろうと漠然と決意していました。

①の理由の背景
皆さんも誰にも相談できず精神的に追い詰められた経験が1度や2度経験したことがあるかと思います。
1年次から2年次にかけて部内の人間関係で苦しむことがあり、部活を辞めることを本気で考えた時期もありました。というのも、1年生の頃から試合に出させていただいていた自分に期待の念を持ってくださっていた方と、それに応えられない自分に腹が立ってヤケクソの態度を取っていた私の2者間で大きな蟠りが生じていました。その蟠りに耐えきれずかつ、誰にも相談できずに追い詰められていく日々が続き何にも無気力に対応している自分が出来上がっていました。
しかしそんな中で、とある先輩の自宅でご飯を食べる機会がありました。その先輩が私の雰囲気を察してくださり、悩みを誘導尋問かのように引っ張り出してくれました。先輩からは「テニスなんかで悩んでたら人生勿体無いぞ」というお言葉までいただけました。この言葉で、私は吹っ切れて部活により一層力が入るようになりました。この言葉に関するエピソードは今回は触れず、ここで初めて悩みを打ち明け、他者を頼ることをしました。
自分1人では悩んで悩んでも何の解決にもつながらなかったことが、先輩を頼ったことで生活が一変しました。
人間1人のできることには限界があります。そこで他人に頼ることで新しいことに気付けたり、自分のできないことも他人の手を借りてできるようになったりします。私の経験でいうと、悩みを1人で抱え続けても解決しなかったところを、先輩に頼った結果、好調の兆しが見え始めました。
皆さん「他人に頼れば自分にできないことだってできるようになることは当たり前だ」と思うかと思います。しかし私は、自分1人ではどうにもできない事もあるということを身をもって体感し、より強く感じることができました。

②の理由の背景
私はかねてより、他者を信用するにはお互いの信頼と尊敬が必要だと考えていました。特に体育会といった同じ目標を掲げる組織内では、信用というものが大事になると思います。私は、団体戦で信用のできない仲間を応援したくもないし、そもそも試合に出場してほしくないです。
信用に必要な信頼と尊敬。尊敬は他者に対して自分自身がどう感じるかによって決まるのかなと思います。しかし、信頼というものは自分自身と相手、お互いの気持ちの動きがあって初めて成り立つものです。
2年生の時、ある先輩に対して尊敬はしていたけれど信頼できていない先輩がいました。(対話数が少なかったから。)
ある日私の方からご飯に誘い、2人で対話する機会をいただきました。そこで日々の悩み等を相談したところ、先輩からも相談を受けることになり、そこから沢山の会話が生まれました。次第に信頼関係が生まれ、今でも就活相談などで連絡を取らせていただいています。
自ら相手に頼ることをした結果、信頼構築を達成できたと思います。
1.2年生の時、信頼構築をすることができなかった先輩方が多くいました。もっと沢山のことで先輩方に頼って、甘えていれば良かったと後悔してます。

ここまで長くダラダラと文を書いてしまいました。
何が言いたいかというと、もっと周りを頼っていればもっと早く多くのことに気づくことができたかもしれないし、先輩方と深い信頼関係を気付けてよりよいチームが気づけていたかもしれないということです。

私はテニスの練習に関してというよりは、人間関係で悩むことの方が多かったです。だからこそ、2年前に戻れるなら人間関係の構築として、
周りを頼ること 
をしたいと思います。
下級生のみんなも今多くのことで悩んでいるかもしれない。
・なんで部活やってるんだろう
・部活楽しくないな
・どうやったら勝てるかな
・ほんとにやりたいことってなんだろう
とか。たぶんですが、自分含め先輩方全員が似たような悩みを抱いてきたと思います。
周りを頼る。
ぜひ後輩たちには先輩方を頼ってほしいです。もちろん同期やコーチ、監督どなたでもいと思います。最上級生としてもそうですが、自分の体験からも、後輩たちには頼り頼れる人間になってほしいなと思います。

いつでも相談乗ります。

ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?