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本質

今回の部員日記は、商学部3年住吉駿平が担当させていただきます。

明けましておめでとうございます。
日頃から慶應義塾体育会ソフトテニス 部を応援してくださっている皆様、いつもありがとうございます。そして今年も引き続きよろしくお願いいたします。
2024年、チーム岡田が大きな成果を出せるよう期待の眼差しの下、見守っていただけると幸いです。

今回の部員日記では、

本質

という言葉について私が思っていることを述べさせていただきます。

まず、この本質という言葉に注目した経緯からお話しさせていただきます。
現在、弊部では「週報」制度という、全部員が1週間の部活動やプライベートでの反省をLINEのノート機能を使って部内グループで投稿し、全員でフィードバックを行うといったことをやっています。

この活動の中で、インカレ後の週報フィードバックで1人のコーチから、「本質は何かを見極める姿勢を身につけなさい」というアドバイスをいただきました。初めは「大人がよく使う言葉ね、わかったわかった。はいはい。」(コーチの方に怒られそうですが。すみません!)くらいにしか思っていませんでした。

時は飛んで1ヶ月後、普段からお世話になっているご年配の方とお話しさせていただくことがありました。私は「期待」という言葉が嫌いだということをその方に伝えると、「なんで嫌いなんだろうね」という言語化作業が始まりました。

(ちなみに期待という言葉が嫌いな理由は、先輩方に期待しているぞという言葉を投げかけられた際に、「なんで上から目線なんだ。対して練習してないんだから期待じゃなくて、一緒に頑張ろうぜ!」と思ったことがあり、それ以来期待という言葉にはネガティブな印象を持っています。今は違いますけど。感情論です。完全に。)
(今はぜひ期待していただきたいと思ってます!よろしくお願いします!!)

言語化作業の中で、「期待」という言葉の意味を「他人に自分が期待することを望む」という風に解釈しました。なぜ人は「期待」という言葉を使うのか。その人の本意(本質)は何なのか。それは、

「自分ではどうにもできない領域の達成目標や願望を、他人に任せて自分の願望を叶える」
なのではないかという考えに至りました。
(現在は、自分に期待という言葉を使われたらその人が自分に何を求めるかをまず考えるようにしています。)

この「期待」という言葉に対する言語化作業の最中に、週報の中にあった「本質」という言葉をフワッとした感覚で認識し始めました。
長々となりましたが、これが本質という言葉の真意を考えるきっかけになりました。

そのものとして欠くことができない、最も大事な根本の性質・要素

Googleで検索すると「本質」の定義はこのように出てきました。自分の中ではいまいちピンと来ない定義です。
ずばり、私の現段階の「本質」の定義は、

理由

です。補足説明すると、全ての物、事象、感情、行動といったものの存在意義や起因を考えることが本質の定義だと考えています。というのも、理由を探っていくうちに、そのものの見え方や捉え方に大きな違いが出てくると思うからです。
先ほどの「期待」のエピソードですと、「期待」という言葉をなぜ使うのかを考えることで、使う人の思いや「期待」という言葉の意味が理解できるようになります。

他にも例を挙げます。

インカレの団体戦に臨む際、私は「エンジョイベースボール」をなぞって「エンジョイソフトテニス」をテーマに試合に挑みました。
では、「エンジョイベースボール」の本質とは何でしょうか。(インカレ時は、本質を考えずに楽しく試合をするというフワッとした認識でこの言葉を使っていました。)それは、

試合中のどんなプレー(出来の良し悪し関係なく)も重く捉えず、いつも通り試合しよう。いつも通りというのは、「日頃からミスを気にせずに楽しくプレーをし続ける」という試合以前の準備があってこその意味が隠されている。(これはあくまでも私の解釈です。違ったらすみません。慶應義塾高校野球部のみなさん。)

というものだと思います。なぜエンジョイベースボールというテーマで甲子園優勝を成し遂げられたのか、そしてなぜエンジョイベースボールというテーマにしたのか。
これを自分になりに調べて考えた結果、こういう本質があると考えました。

私が「本質」に対して思っていること、解釈は以上のようなものです。これからまた、この解釈は変わるかもしれません。ですが、本質を考えることを始めてから、人付き合いや自己分析といったものが楽しくなりました。今まで見えてこなかった面が見えてきて、刺激の多い日々になっています。特に対人関係は、その人の発言や行動の背景を考え始めると、たくさん質問が湧いてきて、会話量も増えるし、何よりその人を分かった気になれます。いいのか悪いのかわかりませんが。


大変長くまとまりのない文章になってしまいましたが、ここまで読んでいただきありがとうございます。
ここまで読んでいただいた皆様には特別に私の足のサイズをお教えします。

26.5cm

です。これは一応ボケで、これで笑ってくれるのは恐らく、愛想笑いの天才、いや鬼才の山根くんぐらいでしょう。山根くんが愛想笑いをすることの本質も考えてみたらまた面白いかもしれませんね。

2024年今年もよろしくお願いします!

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