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「寄付」のマイルール

「2019年1年間のありがとう」
1通の手紙が送られてきた。

2009年に独立して、その翌年から毎年。
年末になるとこの手紙が送られてくる。

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僕が寄付している団体からの活動報告書。
それに目を通しながら、微力ながらお手伝いができたことを嬉しく思う。

「収入の◯%を寄付する」

僕はこのようなマイルールを作った。
◯の中身はご想像にお任せします(笑)

ちなみに寄付を始めたのは2010年。当時の僕の年収は120万円ほどでした。
正直、寄付している場合じゃない。それでも収入の中でムリのない範囲でいいので、僕は思い切って寄付を始めた。

これには理由がある。
当時からお世話になっている僕の師匠、坂之上洋子さんの影響だと思う。

洋子さんはブランド経営コンサルタントとして、誰もが知るような有名企業をたくさんコンサルティングしている人。本当にすごい人。僕はたまたま知人の紹介で洋子さんと知り合うことになった。僕の人生を変えた人。

洋子さんのすごいところは、社会に良いインパクトを与える様々な団体にアドバイザーとして携わっていること。ここがスゴイ。

僕は洋子さんを通して、たくさんの社会に良いインパクトを人生を捧げる「すごい人たち」と出会うことができた。こういう人たちがいるんだな〜と、感銘を受けまくった。

当時の僕はとにかく暇人だったので、たくさんのNPO団体の代表の方を無償でスタイリングした。人前に立つ時にあまりにダサいと言葉の伝わり方が弱くなるよね〜というのが洋子さんの考えだった。

その当時、NPO界隈の代表が突然おしゃれになるという「謎の現象」が巻き起こっていたのだけど、その裏には洋子さんと僕がいた(笑)これはとても楽しくて、価値のある体験だったと思う。

そして、当時の僕の回りの経営者やビジネスマンの皆さんの中には、寄付を日常的に行っている人が多かった。ビジネスでの利益を少しでも寄付として還元するという空気感があることに気付かされた。

あの頃の僕はスタイリストというよりは、「ただのファッション好きの兄ちゃん」であって、ほとんどビジネスで利益が出せていなかった。でもそんな中でも収入の中の◯%、無理のない範囲の寄付を毎月続けている、という人に出会ってから、僕も同じようにこの習慣を始めた。

寄付と言っても、毎月現金で支払うわけではない。口座引落しだったり、カード払いだったり、様々な方法で無理なく続けることができる。

僕は現金で支払うのはちょっとビビってしまうので、毎月口座から引き落としてもらうことにした。最初から天引きしてもらえば、あとは残りのお金で生活するしかない。これなら無理なく続けられるかなと思って。いや、相当しんどかったけど(笑)

というわけで、僕には寄付をしているという感覚が、ほとんどない。
1年中、ほぼ忘れている。

そして年に1回だけ思い出すのが、この報告書が届く時。
そう、この年末なんですよね。ちょっとだけ嬉しい気分になれたりします。

僕の年収は会社員時代よりも全然低かったけど、少しずつ成長を重ねて、今では会社員時代よりもちょっだけ稼げるようになりました。

そうなると寄付の金額も自ずと上がるんです。
だって「収入の◯%」だから。

寄付団体に電話して、「来月から月◯万円にしてください」という給料アップ、ならぬ「寄付金額アップ」を重ねていきました。これもなかなか嬉しいもので、1つのモチベーションになります。

たくさん稼いで、寄付金額も上げるぞ。
こう考えている人って、そんなに多くないかもしれない(笑)

1年間で寄付した金額は家族には正直見せられない。
きっと「え〜もったいない」って1ミリくらいは思うはずだから。
でも僕の道楽だからやめられない。

僕の寄附金額で世界が大きく変わるとは到底思えないけど、
間違いなく、やらないよりはやった方がいい。
0.00001ミリくらいは世界は変わるとは思うから。

そして何より、自分自身が気持ちがいいんです。
多少なりとも社会に還元できているのかな、という気持ちになれる。
それだけで寄付を続ける価値は十分にある。
そしてビジネスを成長させるモチベーションにもなるから。

僕がこういう寄付について話をするのは今回が初めて。
これまで、人に話をしたことがない。

だって「偽善だ!」「そんなの嘘っぱちだ!」ってディスられるのがなんかコワイかったから。

でも別にディスられても全然OK。
偽善っていうのが僕には何だかよく分からないんだけど、
格好つけたいっていう気持ちは、きっとあると思うんですよね、僕の中に。

ただの格好つけなのだと思う。僕は寄付してまっせっていう。
そしてこのように文章にして発信すると、なおさらそう思われるのかもしれない。でも全然構わない。

2010年に知人から「◯%寄付ルール」を聞いたお陰で、僕はこうして寄付を続けることができた。その人からこういう話を聞かなければ、僕は寄付なんてまったく縁がなかったと思う。

僕の今回のnoteに触れて、「そういう習慣を持つ人もいるのだな〜」と感じてもらうことで、1つの新しい価値観を知ることができるはず。

その結果、少しでも寄付してみようかな〜と思う人が出てきてくれたら、それはかなりオモシロイなって思う。文章で人が動いたってことだから。

寄付をして一番特をするのは自分。
寄付をされた方じゃなくて、確実に自分。

気分がいい。嬉しい。ちょっとジコマンにひたれる。
これは偽善かもしれないけど、その偽善は確実に人の役には立っている。

何もしないで外野から文句だけ言うという行為、これが一番ダサい。
それだったら僕は行動する偽善者になりたい。
すぐに格好いいこと言おうとするの、これが僕の悪いクセ(笑)

というわけで、今日はまったくファッションとは関係のない話をしてしまいました。反省。でもたまには、いいっか。

また来年もしっかりとビジネスを頑張ろう。
そして少しでも社会に還元できるように、1年を走りきろう。
そう思う、スタイリスト大山 旬でした。

それでは良い休日を!

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