Eraserの活用。AIを使って学習内容をダイアグラムで構造化してみる。

概要

前回、Eraserというテキストから自動でフローチャートや図を作成してくれるツールを利用してみた。構造化の完了しているテキストであれば、かなりわかりやすくダイアグラムを作ることができたが、活用の幅を広げる(模索する)ために、より複雑なものでもトライできるか行ってみる。

今回はYouTube動画の内容をしっかりと理解するためにダイアグラムの対象として活用した。

具体的な対象動画はこちら

元マッキンゼー、現ロコンド田中CEOがマッキンゼーの思考法を事例を含めて説明してくれるという動画である。

AIでまとめる前に閲覧して感じたこととして、
・ヒカル/宮迫といった有名人かつ動画としても公開されている事例を用いて、当時の意思決定における思考フローをわかりやすく解説してくれているので、言葉としては知りつつもなかなか理解しきれていない「イシュー」への解像度が高まった感覚
・ただし、AIに読ませるための題材としてテキストではなく動画であるため、どのような構成になるのかイメージできない
みたいな感じです。

実際に作ってみた

そもそもの手順

前回と異なり、今回は動画です。
YouTubeリンクを読み込ませることから始めましたが、やはり完全には読み込んでくれない模様。
そのため、
・まずはYouTube書き起こし機能を利用し、
・それをchatGPTに読み込ませサマリ文章を作成し、
・そのテキストをEraserに読み込ませる
という手順で進めました

YouTube書き起こし内容

下記記事を参考に作成しました

ただし、うーん微妙。。誤字は結構ありそうですね

chatGPTにサマライズさせる

↑で作成したテキストをもとに、誤字脱字を修正した上でサマリを作ってもらいました

実際に作成した文章はこちら 

動画内容の構造
1. イントロダクションロコンドの田中CEOがマッキンゼーの思考法を紹介。
動画のテーマは「イシューの定め方」。
事例としてヒカルさんとのコラボを取り上げる。

2. マッキンゼーの思考法の特徴素早く適格な意思決定。
ベンチャー起業家など経営者に有効。
業務スピードが10倍以上向上。

3. イシューとは1つ1つの仕事を時間をかけて処理している人に効果的。
もっと時間を短くして成果を出す。
イシュー:鍵となる設問。
イシューがあると生産性が上がる。
イシューがないとだらだらしてしまう。

4. イシューの具体例(ヒカルさんとのコラボ)大きなイシュー: 「ヒカル君のオファーを受けるべきか?」
イシュー1: 犯罪者や反社会的勢力の可能性はないか?
過去の行動や関係性を調査。
例: バリュー事件や闇営業事件の調査。
イシュー2: アンチがロコンドから離れるリスクはないか?
ブランドイメージへの影響を評価。
例: ロコンドユーザーの認知度や好感度の調査。
イシュー3: 投資とリターンはいくらになる見込みか?
コストと期待される売上・利益を計算。
例: リザードブランドの既存実績を基に売上予測。

5. イシュー設定の重要性効率的な問題解決。
会議の生産性向上。
業務の効率化。

6. 結論イシューを正確に設定することで、ビジネスの課題解決が効率的に進み、成果を最大化することができる。

さすがchatGPT。まあまあそれっぽくなりました

最後にEraserにぶち込む

↑で作成した文章をEraserにぶち込んで、内容を構造化してダイアグラムを作成したもらうよう依頼しました。

結果は下記。

ん????
結構意味不明というか、わかりにくすぎる。。。

まとめ

結果としてかなり微妙な感じになってしまいました。
chatGPTでまとめるまでは良かったと思いましたが、Eraserへの指示の出し方がおかしかったのか、動画を閲覧した自分ならともかく、見たことない人であればさっぱり訳のわからないダイアグラムになってしまったかなという印象です。

今回の反省点として仮説ですが
内容の関係性がテキストだけだとわかりにくかったがゆえにぐちゃぐちゃになった?のかなと。。

内容の関係性や階層構造を明確にすることはダイアグラムを作成する上でマストとなりますが、そもそも文章段階でそこが整理しきれていなかったがゆえに訳のわからないダイアグラムになってしまったと考えられます。

最終的にはロジカルシンキング力が0であっても、内容の意味性からある程度階層構造など整理してもらいたいと思っていましたがそこはまだ先なのでしょうか?

その課題をどう解決するかも含め、また明日触ってみたいと思います!

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