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財源を如何に確保するかの視点

12月議会が閉会しました。岸委員長と共に環境農林常任委員会副委員長としての舵取り、また2日には一般質問もさせていただきました。

自分の質問のテーマは、限りある予算を別け合うか?奪い合うか?だけではなく、どう工夫して財源を増やしていくのか?まで提案するところです。

約20年前神社を継いだ時、収入はぼぼ0の状態からスタートでした。
そのために「在るものを如何に有効に使うか?」「どう収入aをつくり、どの優先順位で設備投資していくか?神社運営に生かすか?」と工夫を重ね今日の山名八幡宮を造ってきました。手持ちのアセットをいかに価値に変えられるか?得意な視点です。

さて本題。群馬県の歳入をみていきましょう。

令和4年群馬県の歳入 群馬県㏋より引用

上記左側の緑と青のグラフは、令和4年度の群馬県の歳入予算額(一般会計・当初予算)8,187億600万円の内訳です。半分が依存財源(国からと借金)です。

そして残り内の県税収入は2,580億円で、一般会計予算額の31.5パーセントを占め、県の財源として重要な役割を担っています。(右側の赤いグラフ)です。個人の県民税と法人の事業税が半分強、残りは消費財や自動車税などです。

人口や会社の数、消費する金額など →都市の規模によって大きく変化することが明らかです。では、群馬県の7倍の人口を有する東京都の税収はどのようになっているのか?を見て考えていきます。以下の通りです。

令和4年東京都歳入内訳 東京都財政局㏋より引用


東京都税収入内訳 東京都財政局㏋より引用

一瞬見間違えますが、桁が違いますw 群馬県が8,187億円なのに対して東京都は78,010億円です。また自主財源と依存財源の比率にも注目してください。大きく違うことがおわかりになるはずです。国からの依存率が群馬県の方が大きいのにも関わらずです。

そう、全然違うのです。東京都の財政規模はスウェーデンやギリシャをも上回ります。合わせて神奈川県や千葉、埼玉を合わせると相当な都市規模であり、お金持ちなのです。

令和元年度の東京の都内総生産(名目)を、主要国の国内総生産(名目)と比較すると、1兆644億ドルと、インドネシアに次ぐ規模であり、オランダを上回っています。

東京都財政局㏋より引用

群馬県が企業誘致や人口を増やしていく施策を考えていくことはもちろん重要ですが、人口が減っていく時代において容易ではありません。
如何に大東京都市圏からお金を引っ張って来るか?そのことで群馬県の税収をあげていくか?県民の生活を豊かにしていくか?も真剣に考えるべきではないでしょうか?

山本知事は、観光に力を入れているのもその顕れです。
また劣化東京をつくるな!との言葉もそれだと思います。大いに賛成です。

マーケットが目の前にある群馬県は恵まれているのです。

その視点で質問をご覧ください。特に2つの質問をご覧ください。
2 水問題について
3 不登校児童生徒支援の現状とフリースクール等への支援について

http://www.gunma-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=gikai_result&gikai_day_id=519&category_id=3&inquiry_id=6948



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