見出し画像

悪質先祖霊の除霊 除霊師サイエンスしゅんじじ

悪質先祖霊の除霊


 

はじめに



 先祖に関して日本人は先祖畏敬が当たり前という前提がありますが、ちょっと考えて見てください。先祖は無数にいるわけです。その先祖が全て善人であるなどというとがあるでしょうか。そしてあなたは遺伝した先祖霊の集合体です。無数にいる先祖のなかには悪人も当然いるわけです。先祖霊は脳内の人格ネットワークのなかに潜んでいます。心理学の発展によって人間の人格について多くのことが解明されつつあります。人格ネットワークの考え方もそのひとつです。ところで、ここで問題にしなければならないのは、「除霊」と言うことの社会的否定性です。つまり、いかがわしいイメージがつきまとうと言うことです。このことを除霊師は克服しなければなりません。しかしながら、こんにち科学の発展によって「霊」と言うことについて科学的に扱うことが少しずつ出来るようになってきています。一番いい例は物理学の量子力学の進展と、心理学の発展でしょう。この本はこの科学についての本ではないので,興味のある方はご自分で書店やネットで調べるといいとおもいます。この本は除霊師の私が書く悪質な先祖霊の除霊についての本です。除霊は私の職業なので、どうやって除霊するのかについては大まかにしか書けません。企業秘密といったところでしょうか。さて、悪質先祖霊と言うと怖がる依頼者がいました。しかし先祖霊障と言う言葉が一般的に使われていますが、先祖霊障っていったい何でしょう。先祖霊による障害でしょうか。ではどの先祖が障害を起こしているのでしょうか。あいまいですね。この本では、はっきりと先祖霊の中に悪質な霊が存在するのだと言っています。そしてその悪質な先祖霊がいったい何者なのかを明確に炙り出して除霊すると言うことだといっています。先祖霊とはいったいなになのかについてこの本ではまず解説していき、人格ネットワークと言う聞き慣れないことがらについて解説し、除霊の本題に入っていきたいとおもいます。そして除霊が一瞬でできるものではないことと、超能力で行うものではないことについて順次解説していきたいと思います。除霊は大変危険な作業です。悪質先祖霊はその存在に気付かれそうになると報復攻撃をしてくる時があります。嫌がらせをしてきます。一番多いのは精神を異常にさせることです。他には事故に遭わせたり,転倒させたり、第三者に取り憑いてあなたを攻撃させたりします。ですからこの本を読んでいると言うことは、悪質な先祖霊のことをあなたは考え始めていると言うことですから、報復に遭わないように常日頃身構えていてください。

この本によって、一人でも多くの人が悪質先祖霊の悪事から解放されて苦痛のない人生を送っていただくことを願っています。除霊師がその一助になれば幸いです。


 

目次

第1章 先祖霊とは何か

(人格は遺伝する。それが先祖霊)
(人間は先祖霊の集合体)    
(心理学上の人格ネットワークの存在)

第2章 悪質先祖霊とは何か

(先祖霊全てが善人などということはあり得ない

第3章 人格ネットワークの中の悪質先祖霊

(悪質先祖霊は隠れている)
(悪質な先祖霊をネットワークからきり離す)

第4章 気付きの秘法を用いた除霊

(脳内人格ネットワークを気付き、解明する事の難しさ)
(理性人格が確立しないと気付きの秘法を用いるのはむずかいしいが
 少しずつ慣れていくとによって用いることも出来る)

第5章 除霊は短時間でできるものではない

(超能力者もいるかもしれないが、除霊は手順を踏んで、依頼者
とのやりとりをつうじて成し遂げていくものである)

第6章 超能力を用いる物ではない

(超能力者もいるかもしれないが、考えて見てほしい。一瞬にして
人格が変わり、体質も代わる等と言うことがあったら、依頼者の人格構造はどうなってしまうだろうか)

最後に

著者について





 

第1章 先祖霊とは何か

(人格は遺伝する。それが先祖霊)

 

 単純に先祖の霊魂です。しかしそれは人格です。そしてあなたに遺伝して人格としてあなたを成り立たせています。先祖霊とはあなたの脳の中にいる人格の一つだと考えてください。そしてあなたを成り立たせているのは10個ぐらいの先祖人格だと思ってください。先祖は科学的には無数にいるわけですがその全てが脳内にいるわけではありません。

 先祖の人格は遺伝します。当たり前のことですね。科学的な解明を待たなくても日常生活の中でわかりきっていることです。後天性の人格形成もあたりまえですね。

 しかし問題はその遺伝すると言うこと自体です。つまり人格は自分で選べないと言うことです。これは先祖は選べないと言い換えてもいいと思います。もっと極端に言えば親は選べないと言うことになります。この親は選べないと言うことが大問題なのです。
 人間の人生において、この親は選べないと言うことほど悲劇的な事はないでしょう。
 自分の人格構造、容姿、体質、性別、氏名等々なにも選べないのです。人生の悲劇は生まれたときに始まります。問題はこの中で人格構造の部分です。これが除霊師が扱う分野です。
人格は遺伝しているわけですから、言い換えれば先祖霊を遺伝しているわけです。
 遺伝子に関してはまだ解明されていない部分がたくさんあるそうです。ゲノム解析が出来たとしても,それが何に影響しているかはまだ多くの部分がわからないのです。
 「先祖霊」と私たちは漠然と認識しているわけですが、先祖霊が人格であることをここでもう一度はっきりとさせたいとおもいます。先祖霊は人格であると同事に、霊です。
 では霊とは何か。人格は肉体を離れることが出来るのです。このことを霊といいます。
 今量子力学的分野で物質についてどんどん解明がすすんでいます。この知識があると霊について納得がいくかと思います。つまり人格とは何かがはっきりと認識できると思います。
 しかしここで問題があります。人格の事を考えたことのある人がどれだけいるでしょうか。ほとんどの人は無意識で生きていると思います。人格や先祖霊のことをなにも考えずに自分の問題を抱え込んでいる人がほとんどでしょう。これは除霊師としてはつらいことです。霊や先祖霊など迷信だと追いやられているのが現状です。また、科学をはき違えている人がほとんどなのも事実でしょう。
 これからの時代、除霊師は科学と共にあることを知ってもらう努力をすることが必要になるでしょう。私も努力、啓蒙をしていきたいとおもいます。

 

(人間は先祖霊の集合体)

 

 よくいわれるような、人間の人格は、脳機能の総合体ではありません。
では何か,それは先祖霊の集合体です。
 しかし先祖霊といっても漠然しているので、先祖人格といいたいと思います。

そして集合体という言葉もわかりにくいので、パッチワークといいたいと思います。

本当はネットワークといいたいのですが、ネットワークについては次項で説明したいとおもいます。

 人間は先祖人格のパッチワークなわけですが、ほとんどの人は先祖人格ということ自体が理解できないようです。というより先祖という言葉自体が建前になっているようです。

 人間はひとつの先祖人格を遺伝しているわけではありません。先祖は無数にいるわけですが、実際に遺伝している先祖人格は,⒎⒏個だと思われます。これは私の経験上のものです。

 この⒎⒏個の人格が絡み合って、しかもいがみ合って、その人を構成しているわけです。

 この複数人格の存在を実感することが非常に重要なことになります。

 人間の脳の人格構造が複数構成だということ、これを依頼者に理解してもらうのは難解なことです。ほとんどの人は人格は一つだとおもっています。しかしもし人格が一つなら、なぜ自分の性格に悩んだりするのでしょう。

 除霊がうまくいかない理由はここにあります。つまり本人が、人格が複数で構成されていることを理解しようとしないのです。しかしこれも無理はありません。いきなり

人格が複数あると言われてもピンとこないでしょう。

 ほとんどの人は自分は自分だとおもっています。しかしそれは違います。自分だと思っているのは、実は先祖人格なのです。

 除霊師としては依頼者に対して、自分の人格構成を理解してもらわなくはなりません。

人間が先祖霊の集合体であること、このことを理解してもらわなくてはなりませんが

このことが除霊の始まりになります。

 現代日本では先祖霊の集合体などといっても社会的にそう簡単に受けいられるものではありません。

 しかしながら、自分が何か変だと苦しんでいる人は沢山いるのです。除霊師はこの人たちを助けなければなりません。

 どのようにして人間が先祖霊の集合体であることを理解してもらうか、まずこれが最初の難関ということになるでしょう。

 人間が先祖霊の集合体であることを除霊師は常に発信、説明をしていかなければならないでしょう。

 

      (心理学上の人格ネットワークの存在)

 

 私の依頼者によると、私の除霊の仕方の中で一番わかりにくいのは、人格ネットワークのこと、とのことです。

 人格は複数あるわけですが、その人格群がお互いに結びついて、ネットワークを構成しているわけです。これは丁度、コンピューターの通信ネットワークに似ています。

 通信テクノロジーに詳しくない人はネットで調べるとよいでしょう。

 人格ネットワークの構造は、神経細胞(ニューロン)の一つの塊、それが一つの人格といってよいでしょう。それが複数あるわけです。だいたい多くて10個ぐらいかと思います。その人格神経系が通信しあって人格ネットワークを形成しています。しかしながら、その中で、どの人格がまじりあって表層に出てくるかはランダムです。これが先祖人格霊と本能、感情で生きている人間のこまったところです。理性・知性が優先していないのです。

 理性・知性の強い人は、人格がランダムに出てきて、その人格で生きるなどということはなく、人格に左右されることなく、人格を超えた精神状態になっています。仏教でいうところの解脱と同じかもしれません。

 人格ネットワークのイメージは、まず神経細胞の写真を見ることです。ネット上のどこかにあるかもしれませんので、一度検索してみてください、驚くべき構造を知ることができるとおもいます。一つの神経細胞が何千もの突起を出して他の神経細胞と繋がっているのです。

 ここで皆さんに想像してほしいのは、インターネットのサーバコンピューターのネットワークです。脳の構造に似ていると思いませんか。ですので、人格ネットワークがよくわからないときは、インターネットの構造と同じだとイメージしてください。これはもう心理学では常識なのです。また一つの人格はコンピューターのCPUににているかもしれません。しかしその中に悪いCPU、つまり悪質な先祖人格がいるかもしれないのです。

 とにかく、自分の脳をネットワーク型のコンピューターだとイメージしください。

コンピューターシステムに詳しくない人はネットで勉強してみてください。

 こういった意味からも、人間の脳は有機コンピューターといえるかもしれません。問題はこの有機コンピューターのネットワークのなかに。悪質な先祖人格が潜んでいることです

 人格ネットワークについて、あるいは精神、性格について、よく知りたい方は、最新の心理学の情報をさがしてみてください。書店や大きい図書館には最新の心理学コーナーがあります。もちろん古い心理学書も混じっているので気をつけてください。

 めんどくさがらずに、時間をかけて、自分の心の構造を知っていきましょう。

第2章 悪質先祖霊とは何か

(先祖霊全てが善人などということはあり得ない) 

 

 以前にも書きましたが。人間の先祖は無数にいるわけです。当然すべての先祖霊が善人であるわけはないのです。

 依頼者はこのことに抵抗感があるようです。先祖は大事にするものだということが、戦後大いに流布されました。男子直系.長幼尊卑なども戦前から流布され。富国強兵に利用されてきたわけです。

 この抵抗感をまず取り除かなければならないわけです。先祖に悪人がいる等とは誰でも考えたくはないでしょう。

 しかし、現実は違います。風俗習慣とは違う世界が現実です。

 悪質な先祖霊の存在は厳然とした事実です。そしてその先祖霊があなたを苦しめているわけです。

 では、悪質先祖霊とはどのようなものでしょうか。当然先祖の中には、性格の悪い奴がいます。性格の悪い奴ほど強い力を持っています。そして遺伝の中で、ずうずうしく残るのです。悪質先祖霊はもともと病的な性格、つまり、パーソナリティ障害者の可能性が非常に高いと思います。人格障害といってもいいでしょう。

 悪質先祖霊とは何か、一言で言ってしまえば人格障害霊といえるでしょう。

 ここで問題になってくるのが人格障害ということです。人格障害といっても、いくつもの種類があります。ここでは詳しくのべませんが、パーソナリティ障害についてネットで調べれば、いくつも情報があるでしょう。人格障害を医学的に治したというのは聞いたことがありません。つまり除霊するしかないのです。しかしここで問題があります。

それは悪質先祖霊の報復攻撃です。悪質先祖霊は人格群の裏側に潜んで個人を支配しているのですが、その存在が少しでも気付かれそうになると、猛烈に嫌がらせをしてきます。それは激しいものです。精神の病特にうつ病、不安神経症、感情肥大、本能肥大、事故ケガ、その他第3者に取り付いてあなたを攻撃させたりします。

 このように悪質先祖霊は危険なもので排除しなければならない存在です。一見素晴らしい人格者に見えても、ほんとうんことはわからないのです。このように悪質先祖霊は裏に隠れて悪事を働いているので、一見しただけではわからないのです。

 さて悪質先祖霊とは何か。それは人格異常の人格霊だということにつきます。こんな相手とは話し合いなど通用しません。理性を確立して人格から分離して、その理性で対決するしかありません。除霊の方法については、後の章で詳しく述べなすが、この章では悪質先祖霊とは何なのかについて、解説しました。一人でも多くの人が、風俗・習慣から抜け出して、現実を見て欲しいと思います。この文章だけで、すべて理解していただけるとは思っていませんが,一助になればとおもいます。

第3章 人格ネットワークの中の悪質先祖霊

      (悪質先祖霊は隠れている)

 

 前章でも解説したように、悪質先祖霊は人格ネットワークの奥に潜んでいます。

 この隠れているということが大問題なのです。除霊をするにあたり、本人に自分の人格ネットワークを自覚してもらうわけですが、この潜んでいる悪質先祖霊を自覚するのは大変な労力が必要になってきます。いるのが解っていてもそれを捕まえることができないのです。特に悪質先祖霊の中でも、脳の一番奥にいる統合失調型の先祖霊を捕まえるのは容易ではありません。除霊師と依頼者のやる気がなければ、できないことです。

 先祖霊は隠れています。本人は意識していません。それを意識させるのが除霊師の役割です。先祖霊のことなど考えたこともない依頼者は、自分が何か変だぐらいしか思っていません。ある意味悪質先祖霊の除霊はその依頼者の本能、感情を含めた全人格の解明と理性による、いわゆる人格改造という側面があるかもしれません。しかしこれができるのはもともと理性が発達している依頼者に限られているかもしれません。

 いま、私のところに来ている依頼者に一人は、悪質先祖霊が完全に表に出ていて、隠れていません。激しい感情の起伏で会っていても話が通じない状態です。ここまでくるとまず本人に落ち着いてもら分ければならないのですが、本人に理性が足りません。

しかし除霊師としては何とかしなければなりません。ヒステリー気質も見られるのでまずは統合失調も考えなければなりません。それから気分の激しい変化もあるので、双極性型統合失調と私は見ています。ずるがしこさも随所に見られるので、相当悪質先祖霊に支配されているとみています。まずは混沌とした心をどうやって落ちつかせるかがカギとなるでしょう。そして本人にやる気を出させるように今あの手この手であぷろーちしています、

 

 

      (悪質な先祖霊をネットワークからきり離す)

 

 依頼者に強い理性があれば私の指導で悪質先祖霊を人格ネットワークから切り離すことは順調にいくとおもいます。

 人格ネットワークから悪質先祖霊を消滅させるのは、切り離して、脳の自然浄化作用によって自然に行われるものです。

 一番重要なのは、依頼者本人が自分の頭の中がどうなっているのか、知ろうとする意欲です。これがないと長続きしません。途中で挫折します。

 先祖霊の分離はそうたやすいことではありませんが、順序だてて指導すれば案外容易にできることもあります。

第4章 気付きの秘法を用いた除霊

      (脳内人格ネットワークを気付き、解明する事の難しさ)

 

 この章からは私の除霊師としての企業秘密に触れる微妙な内容になりますが、できる限りオープンにしていきたいと思います。

 気づきの秘宝とは、言の葉の法を用いて依頼者にどんどん自分を気づかせる法です。

 言の葉は単なる言葉ではありません。相手の人格構造をすぐ見抜いて、悪質先祖霊が嫌がる言の葉をどんどん依頼者になげかけるのです。そうすると依頼者自身が悪質先祖霊に気づき始め、顔つきがかわっていきます。ここまでが言の葉の法です。

 次に気付きの秘宝ですが、これは依頼者の人格構造を透視して、悪質先祖霊を見つけ出し、その霊と話をするのですが、まず、お前は誰だと問います。そうすると、俺はこういうものだといってきます。この過程で依頼者は苦しみます。頭がおかしくなるんじゃないかと心配するのがふつうです。しかし、そこには除霊師としての私が共にいます。安心して事を進めるように諭しますし、手順を前もって説明してあるので、そんなに問題にはなりません。しかしながらこれはあくまで私の話が理解できる人の場合で、そうでない人は、一般社会の自己啓発のようなことから始めなくてはなりません。ここが表題にあるような難しさなのです。そしてそういう依頼者が多いのです。

 おまじないをして手軽に自分の全人格を変えられるとおもっているのです。

 

 

      (理性人格が確立しないと気付きの秘法を用いるのはむずかい
       しい少しずつ慣れていくとによって用いることも出来る)

 

 ここでもう一度理性の重要性について解説していきたいと思います。理性とは一体何でしょう。脳の認知機能と考えてよいでしょう。側頭葉のあたりにあり、アセチルコリンという神経伝達物質が関係しています。このアセチルコリンの分泌が多いい人は認知機能が高く、理性の発達が高いとおもわれます。こういう人は気付きの秘法がスムーズに用いられ、除霊もしやすいことになります。

 一方、脳の認知機能が発達していない人は、理性が弱く自己分析能力は低いものになります。気付きの秘法も困難になります。例として精神障害者や知的障害者のことを考えてみてください。除霊できるでしょうか。思考能力も認知機能もない人に除霊できるでしょうか。これと同じことが認知能力の低い人にも言えるわけです。

 しかし除霊師はこういう人にも対応しなければなりません。まずは依頼者の認知能力の向上を図らなければなりません。

第5章 除霊は短時間でできるものではない

      (超能力者もいるかもしれないが、除霊は手順を踏んで、依頼   
       者とのやりとりをつうじて成し遂げていくものである)

 

 依頼者の多くが、除霊というと何かおまじないのようなんことをして、一瞬で自分のすべてが変わると考えている方が多いです。

 この世の中にはそういうことができる超能力者もいるかもしれませんが、私は聞いたことがありません。もしいたら大行列でしょう。

 先祖霊の除霊は手順を踏むものです。そしてそのためには依頼者との信頼関係が必須になってきます。しかしこれも前章の述べた通り、依頼者の認知能力によって信頼関係ができるかどうかが違ってきます。認知能力、つまり理性の弱い人とのコミュニケーションは至難の業です。意思疎通ができないのです。ですので、まず意思疎通をどうやってするかをすぐに見抜かなければなりません。依頼者と初めて電話、メールで応対したとき、瞬時に依頼者の認知能力を見抜いて、同時に人格ネットワークを透視しなければ、除霊作業に進むことはできませんし、コミュニケ―ションが取れないと依頼者ははなれていってしまいます。ただし精神障害、特に統合失調の依頼者とはコミュニケーションをとるのは無理でしょう。統合失調についてはこれから研究するつもりです。

 さて、先祖霊除霊は依頼者と共に手順を追って成し遂げていくものですが、問題は依頼者とのコミュニケーションの仕方です。現代社会では電話で会話をするのが苦手な人が大勢いるのです。これは非常に困ったことです。私のところにもメールで除霊依頼が来ますが、最初の一通目はいいのですが、除霊段階に入るとメールではとても出来るものではありません。面談が必要になってきます。電話やメールで相手の認知能力や人格ネット―ワークを透視できたとしても、肝心の除霊作業がメールではお話になりません。

 この問題をどう解決するかは除霊師の見せ所といったところでしょうか。

 とはいうもののやはりメールのやり取りだけで除霊するのは無理でしょう。しかし依頼者はそれを求めてくるのです。これも認知能力の低さ、理性の低さと関係してくることでしょう。

 除霊師はこの問題を克服しなければなりません。これからの研究課題でしょう。

 時代はどんどん変わっていきます。人間も変わっていきます。これからのデジタル時代グローバル時代に即して除霊師も対応していかなければならなとおもいます。

しかし、どんな時代でも悪質先祖霊に苦しんでいる人はいます。その人たちを救出しなければなりません。除霊師は心して事にのぞまなければなりません。

 ひょっとしたら「デジタル除霊師」などという範疇も出てくるかもしれません。

 そういう私もPCモニター3台で高速SSDパソコンで、自分でウェブサイトをプログラミングしています。もうデジタル時代なのです。

第6章 超能力を用いる物ではない

      (超能力者もいるかもしれないが、考えて見てほしい。一瞬に   
       して人格が変わり、体質も代わる等と言うことがあったら、
       依頼者の人格構造はどうなってしまうだろうか)

 

 私の先祖除霊法は超能力を持ちいるものではありません。人格ネットワークの透視はしますが、これは超能力かもしれませんが、除霊全体は超能力でするものではありません。

 さて、もし超能力で先祖霊除霊ができる人がいたらどうなるでしょうか。憑依霊の除霊のことはわかりませんが、少なくとも超能力で先祖霊人格を一瞬で除霊したとしたら依頼者はその時点で別人になるのでしょうか。そんなことは聞いたことがありません。

 もし出来たとして依頼者の脳内ネットワークはどうなるのでしょうか。依頼者にしてみれば、突然自分が変わってしまって、認知能力や理性が確立しないまま除霊されたら、本能と感情と残りの先祖人格だけになってしまって大丈夫なのでしょうか。

 当然大丈夫ではありません。依頼者はまだ本能と、感情、先祖人格が入り混じった状態に取り残されてしまうわけです。

 当然、超能力で除霊できたとしたら、脳の構造が変わるわけですから、自律神経や交感神経、脳中枢に影響が出て、体質がおかしくなるのではないでしょうか。

 ですので、私は除霊は超能力でするものだとは考えていません。認知能力や理性で先祖霊を捕らえるものだと考えています。

 とはいうものの、依頼者が超能力を求めて一日で除霊したいと考えていることは一般的なのです。軽薄短小の現代社会では無理もありません。しかし、それではいつまでたってもその人は悪質な先祖霊に支配されたまま変人として生きていかなければなりません。若いうちはまだそれで何とか生活できたとしても、35才を過ぎたあたりから、生活に困ることになりかねません。転職等は35才を過ぎると厳しくなります。貧困に陥ってしまいます。

 さて、ここで改めて、除霊は超能力でするものではないことを申し上げておきます。

依頼者の全人格のことを考えて除霊しなければなりません。理性、認知能力を高めてもらった上で少しずつ複数いる悪質先祖霊を一つずつ消滅させていかなければなりません。労力と時間が必要なのです。これを嫌がる依頼者はそれまでです。厳しいようですがこれが現実です。

 超能力を求めてあちこち除霊師を探すことになるでしょう。そしてだんだん症状が悪くなり、最後は人生の破綻ということになるのでしょう。

 除霊師は一人でもこういう人を救済しなければなりません。それが除霊師の役割でしょう。


最後に

 

 この書籍によって一人でも多くの悪質な先祖霊に苦しんでいる人が、自分に目覚めて、除霊する決意を強めて前に進むことを願ってやみません。

 現代社会はもうとっくに高度成長期が終わっています。みんなが豊かで、多少の変人も許された時代でした。しかし今は違います。グローバル化とデジタル変革の時代です求められている人間像が違います。本能や感情、悪質先祖霊に支配された性格の人間は必要ないのです。必要なのは理性、知性、論理性、そして能力なのです。

 あなたも時代遅れにならないように、自己啓発の意味でも除霊をしましょう。

 明るい未来はあなたの少しの決意から始まるのです。


著者について


 

 両親の介護を12年間した後、原因不明の心身の不調になる。

 多くの書物を読み漁って治療しようと考えていた時に、突然自分の中に別人がいることに気づく、ここから、除霊に関する情報を集め、ついに「気付きの秘法」に出会う。

その後修練を重ね体得する。これにより現在、「除霊師サイエンスしゅんじじ」を開業、除霊師として活動する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2022年3月28日

著者 宇津木俊一郎

©Shunichiro Utsuki

サイトアドレス

https://www.asjs.jp

この記事がお役にたったら、サポートしてみませんか? 簡単にクリエーターの支援と、記事のおすすめができます。