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《周辺》までも愛される

MLB開幕チケットの話題から、ワイドショーでもまたまた大谷翔平選手を話題に取り上げることが多くなってきました。
先日は、そろそろ結婚を視野に入れているのではないか、と野次馬的に話していました。

「いやあ、娘を大谷サンにもらって欲しい、という人、たくさんいるだろうね」
同居人は即・反応し、
「みんなそうよ! それどころか、相手は大谷サン本人じゃなくても、『デコピン』でもいいくらいだよ!
「うーむ。『デコピン』に? ……ま、アリかも……

確かに、デコピン(英名:Decoy)Tシャツもすごい人気らしく、上乗せ付価格で早くもメルカリに出ていました。

この、『周辺までも愛される』現象、面白いと思いませんか?

2021年6月に藤井聡太王位(当時)が注文したことをきっかけに大ブレイクした、当時名古屋駅でしか買えなかったスイーツ『ぴよりん』も代表例ですよね。
1日20-30羽だった売り上げが、これをきっかけに1500-1800羽へと大増産されたそうです(この数え方『羽』も傑作ですが…)。

今では越境限定販売(おでかけぴよりん)もあるらしい……

それ以来、将棋のタイトル戦が行われる地方の菓子メーカーでは、「おやつ」候補に選ばれ、かつ藤井サンに選んでもらえるのを期待しているとか……わかりますよ。
『便乗商法』とnegativeに表現する人もいるでしょうが、
『愛される周辺』になって何が悪い!
と居直ってはどうでしょうか?

人気俳優や歌手の子供が、まるで世襲のように同じような仕事に就くのも、『親の七光り』ばかりではなく、この、
『周辺までも愛される』現象
かもしれませんね。

彼らは『デコピン』であり、『ぴよりん』なのだ。

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と、ここで終わった方が美しいのですが、やはりオチを。

「お父さんの枕カバー、くさーい!」
「お母さん、お父さんのモノと一緒に洗わないでよ!」

── 『周辺までも嫌われる』

お後がよろしいようで……。

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