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若者の「やる気格差」がエグい

AD陣に何度言っても「適当コピペ仕事」が直らないんですよね…。

「定例会議のお知らせ」とか「宿題のお知らせ」とか。
番組内で様々な連絡事項があるのですが、特に「定例」メールに関するもので内容を確認せずに前週のままの文章で送ってしまうADが続出しているな…と。

時々の「漢字の間違い」とかだったらまだいいんですが、「コピペ仕事の間違い」って明らかに職務怠慢だと思うわけで…。

例えば…

お疲れ様です。
( ※番組名 )のです。
明日の定例会議の宿題ですが…
 <中略>
になります。
宜しくお願いいたします。

( ※番組名 )・B ←署名

AとB、どっち宛に
送ればいいんだよ!?


名前を書き換えないコピペ仕事…。
これが、本当にめちゃくちゃ多いです!
コピペするなら「チェックしなきゃいけない部分」は把握して、間違いないか確認してから送らないといけないのに、それが出来ていないんです。

まぁ、何事もなければこれでも問題ないのですが。
「問い合わせ」が必要になってくる時に困るんですよね。

「宿題メール、遅れてしまいそうです」
「リモート会議のリンク(ID)が送られてきません」
「リモート会議の認証がされないんですが…認証をお願いします」

とか、時々連絡が必要になることがあるのに、誰に連絡すればいいのか迷う…というか「二度手間かけさせんなよ!」と思うんですが。

昨今、「ホワイト企業かよ!」と思うぐらい改善されたADの待遇。
なので…もしA君が休みなのに、Bさんのコピペ仕事でA君が出勤していると思って問い合わせをしてしまうと、プロデューサーから

「山川さん、休みのA君に連絡をしないでもらえませんか?」

と怒られてもおかしくない空気感が漂っています。
それを考えるぐらい、こちらも「AD陣の休み」とかには気を遣っているんです。
Bさんのコピペ仕事で自分が被害を受けるって…考えたことあるんですかね?


そんなことを考えていた折、こんな投稿を発見しました。

分かる!!
スゲー分かるよ!


さっきの「休日」の話じゃないですが「アナタは休みの日に何をしているんですか?」ということです。

日頃の疲れから寝ているとか、友達と遊んでいる、または家の掃除をする…というADがメチャクチャ多いです。
でも「それでいいの?」と言いたいです。

何のためにテレビ業界に入ってきたのかは知りませんが、そんなんじゃいつまでたってもディレクターに昇進できないし、年数で自動的に昇格出来たとしても【兵隊】としてレィレクター人生を終えますよ…と思います。

『7つの習慣』で言う「時間管理の4領域」

「緊急」かつ「重要」
「緊急」ではないが「重要」
「緊急」だが「緊急」ではない
「緊急」でもないし「重要」でもない

このうちの【第二領域】と言われる「緊急ではないが重要」という部分に取り組まない若手が非常に増えている気がするんですよね…。
人のことを言う資格があるのかどうかは別としまして(苦笑)。


我らが西野亮廣先生もこう仰っています。

20代で生まれた差は一生かけても取り返せない

と。
ただでさえ、局員AD制作会社ADの立場は圧倒的に違うんですから…。

名のある大学へ行き、就活でテレビ局の狭き門をくぐり抜けて入ってきた人材と、専門学校などから(よほどの素行の悪さが無ければ誰でも入れる)制作会社へ就職し、TV局内に派遣されてきた人材は【雲泥の差】が生じています。
そこを…「うさぎとかめ」で言うなら、制作会社出身のカメADなのにサボっていてどうするんだと。
加えてウサギ局員は手を抜かないまま、さっさとゴール昇進してしまうわけですし。


もちろん「局員でなくても優秀な人材」はたくさんいます。
ただ、それはほんの一握りの才能とやる気をもった人だけです。

少なくともコピペ仕事をしているような人材は【そのゾーン】に入れませんよ…というお話。

あくまで客観的に見て、考えているので、自分のことは完全に棚に上げているお話でもありますが…。




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