短歌その1

いくつか短歌を書いたので記録に残しておきます。ほぼ書いた順です。

コロナ病棟に行くのは赤紙とどいた兵隊の気持ちに似て
あなたは時にマスクを外してひとことふたこと話しかけてくれる
職場で顔をあわせるだけなのになぜ恋ににた気持ちになるのか
靴下の中にサンタクロースがいて私をつまみ袋に入れる
空を飛ぶ船があらわれ淹れたての紅茶を置いて甲板に出る
「月に行く道はファミマの奥にある」君はそう言い消えてしまった
燃え盛る火の海に棲む魚から空の飛びかた教えてもらう

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