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「頭の回転が速い方はいいなぁ」と思った出来事

僕がアルバイトをしている青果店での、ある日の出来事についてお話します。

その日の勤務が終了し、タイムカードを切りました。

店長と副店長に「お先に失礼します」と挨拶すると、お二方とも「おつかれ〜」と気持ち良く返事をしてくださりました。

僕は気分良く帰ろうとしましたが、退勤前に、飲み干したペットボトルをすすいでから、職場備え付けのゴミ袋に捨て、それから帰ろうと思いました。そこでシンクに向かったのですが、シンクには、野菜の鮮度を保つために使ったと思われる氷が大量にあり、それを溶かすためにお湯が蛇口から流れ出ていました。

僕は、その流れ出ているお湯でペットボトルを洗ったのですが、思ったよりお湯が熱かったのです。

その様子を見ていた店長が「しゅん君、お湯熱くないか?」と心配してくださりました。

その時僕は、「熱いです」と正直に答えて何も問題ない場面なのに、何故か「だ、大丈夫です」とやせ我慢発言をしてしまいます。

すると店長がニヤけながら「しゅん君、その熱さに耐えられるヤツは人間とは呼ばないんだぞ」と冗談を言いました。僕と店長のやり取りを聞いている副店長も笑っています。

僕は「店長、ひどいですよ~。でも確かに熱いです」と、笑いながら返事をしました。

そんな風に和んだ空気になったところで、僕は再び「お先に失礼します」と発言。店長と副店長も、同じように再び「おつかれ〜」と気持ち良く言ってくださり、退勤するために更衣室に向かいました。

僕は更衣室で身支度するなか、「良いなぁ、店長みたく即座に面白いことが言える方は」と思いました。

僕は会話のなかで、即座にふざけて笑いを取るというテクニックを持っていないので、店長のように頭の回転が速い方がうらやましいと、素直に思いました。

しかしその一方で、熱さにやせ我慢ということを自然に行った僕自身も、我ながら面白いヤツと思うのでした。

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