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クリエポ参加レポート2022

イラストレーターのしゅんぶんです!
先日、2022クリエイターEXPO(2022年6月29日~7月1日)
初めて参加してきました。

参加にあたり、これまでたくさんのクリエイターさんの体験談を読ませていただき、本当に助けていただきましたので、今回の私の体験も記録させていただきたいと思います。
やったこと、かかったお金、自分の感想を書いた 時系列での覚書となりますので、見にくかったら申し訳ないのですが、どなたかのご参考になりましたら幸いです。

1.なぜ参加を決めたか

理由は、Twitterで見た、前回の参加者の皆さんの様子が楽しそうだったから!でした。ただ、去年はクライアントワークを受け始めて間もない頃だったので、発表できる実績がある程度溜まってからにしようと思っていました。
実際決意が固まって、出展を決めたのは去年の11月だったと思います。


クリエポ申し込み ¥165,000-


2.出展準備

●コンセプトの決定(3月上旬)
ブースのメインビジュアルを決める前に、コンセプト決定をしました。
自分の得意とやりたいことと、普段の活動から総合し
ありのままの自分を過不足なく表現する言葉として、
「人のいとなみを、きちんと。」というコンセプトに決定しました。
こちらは、信頼する友人と相談しながら見つけてもらいました。

●ビジュアルの決定(3月下旬)
人、生活、社会活動、という要素が私のイラストを構成しているため、
ビジュアルは俯瞰図を含めたものに決定しました。
(こちらも、先述の友人に相談しています。)
ただ、俯瞰図のみだとアイキャッチとしては弱いと思い、
イラスト上部にカラフルな飛行船を飛ばすことで
パッと目に入った時にポジティブな印象を持ってもらえるようにしてみました。
また、老若男女、会社員、学生、妊婦さんなど様々な立場の方を描くことで
どんな年代の方も描けるということもお伝えしようと思いました。
色々考えましたが、全体としてポジティブで安心感があるイラストが特徴ということが伝わることを最優先に考えました。

●パンフレットの作成(3月下旬〜5月下旬入稿)
ページ構成は当初16ページで考えていましたが、皆さんの様子をみながら、ページはそこまで多くなくてもいいのかなと思うように。
最終的に、8ページにまとめました。
また、不特定多数の方に配布するということで、情報の内容には気を付けました。
クレジットの掲載許可や表記をクライアントさんに確認すること、個人情報は載せないこと、あまり細かい文字を使わないことなど。
私は実用書籍のお仕事にも力を入れているので、
カラーイラストばかりでなく、2C、1Cのものにもかなりページを割きました。
イラストの選定は、依頼する方がどんなイラストサンプルだったら安心してご依頼いただけるか?を考えて選びました。
印刷の仕様は以下の通りです。


印刷グラフィック
・色校正(デジタルプルーフ)
合計 ¥5,000-(キャンペーン価格でした)
・A4中綴じ8ページ/オールカラー 500冊 9日納品
 表紙→マットコート110kg(校正の際、90kgだと表紙が白地なので透けたため)
 本文用紙→マットコート90kg
合計 ¥21,000-(キャンペーン価格でした)



●告知情報、チラシの作成(5月〜)
メインビジュアルを作成したあたりから、SNSにて
メインビジュアル、イベント概要とブース案内を告知し始めました。
Twitterのトップもクリエポ仕様に。
また、5月下旬にはクライアント様に告知情報のチラシを同封した招待状を発送しました。チラシは自宅プリントでした。

●タペストリーの作成(5月中旬)
メインビジュアルに加え、
上部にコンセプト、訴求したい媒体名を入れてタペストリーを作りました。
今回メインビジュアルが白を基調としていたので
透けないものがいいと思い、素材はターポリンを選択。
色の出方はマット紙のような感じで、発色も問題なかったと思います。
重さは結構ありました。サイズは、体感として少し長かったかもしれません。
もう10センチくらい短くても、全く問題ないかと思います。
ブースの壁一面を覆えるので、統一感は出ました。


NO1.幕
ターポリン 170cm×130cm
ウエルダー袋加工 上下に1.5cmのパイプ付き
納品まで2週間ほど
合計 ¥12,171-


●ブース計画
昨年出展した方のブースのお写真をお借りして、メインビジュアルやパンフレットを置く高さなどをPhotoshopで合成してシュミレーションしていました。
パンフレットもタペストリーも、最初は上の赤い帯がなかったのですが
それだとアイキャッチが何もないことに気付けました。
また、キーカラーとして赤を選んだからには揃えて統一感を出したいなと思い、テーブルにしくクロスも購入しました。色は完全一致とはいきませんでしたが。。
その他、「ご自由にお取りください」などの札も出来る限り色を揃えました。

こちらは、実際のブースの写真です。

3.出展レポート

●ブースへの反応
色の統一感に拘ったことが伝わったようで、同業者さま、お客様共にブースの統一感をお褒めいただくことが多かったです。
また、特に建物のイラストで立ち止まってくださる方が多く、
女性で、建物をメインビジュアルに描いている人がいないので気になりましたとのことでした。
他にいただけた反応は
・ちょうどいい(使いやすい)イラスト
・清潔感がある
・きちんとしているのに柔らかい
・どんなイラストを描いてもらえるかがわかりやすい
などでした。
キーカラーの赤は暑いかなと思いましたが、周りのブースとも被らず、ポジティブな印象になったので良かったと思います。
ただ、こればかりは周りのブースと兼ね合いもありますし、当日にならないとわかりませんでした。

●お渡しできたパンフレット→450部

前半は手渡しで配りましたが、明かに必要でなさそうな人にはお渡ししなかったので、比較的必要な方の手に渡ったと思います。パンフレットを見て、戻ってきて名刺交換してくださる方もいました。
不在の間も、たくさんお持ちいただいたようでした。
周りで見ていてくださった方によると、「パンフレットを置くラックの背が高く、通る人の目に入りやすいから取ってもらいやすいのかも!」という要因もあったみたいです。
最終日、15時には全てなくなりました。自宅プリントアウトのチラシも用意していたので、そちらを代わりにお渡しして、後日PDFをお送りするため名刺をいただきました。(印刷したのは500ですが、50部は自宅に残しました。)

【お客様の業種・いただいた名刺】
●名刺交換をしたお客様の業種
○教材、医療、実用書関係の編集者様
○ビジネス、コンプライアンスの印刷関係の方
○オフィス関係のメーカー様

合計80名以上の新規の方と名刺交換ができました。
うち、既存のクライアント様は10名ほどお越しいただきました。

どの業界も、すでにお仕事をしたことがあるジャンルだったので
スムーズにサンプル(もしくは実績)を見せることができました。
サンプルがあると、ご自分のお仕事にどのように展開できるかを想像しやすいようでした。

イベントでは本当にたくさんの方が往来するので、伝えたいことをいかにストレートに、わかりやすく伝えるブースを作ること。そして、実際商談にいらした方にはどんなことでお役に立てそうか?を早めに引き出してご提案することが質の高い商談のコツだと感じました。

また、既存のクライアント様と初めてご挨拶できたことも、大きな収穫でした。
改めてお顔を拝見しながらお仕事のお礼を伝えられて、とても充実した時間でした。

4.感想と次回へ向けて

次回出展するかは実はまだ悩み中です。
ただ、一つ言えるのは、今回出展して本当に良かったということです。
イラストのお仕事は大好きなのですが、人と話をすることも同じくらい好きなので
イラストレーターを初めて1年半、思えばずっと孤独だったのだと思います。

準備はとても大変で、猛暑日の連続で体力的に限界でしたが、
お世話になったクライアントさんにお礼が言える
同業の皆さんとお話ができる、刺激をうける
新しいお仕事の可能性をいただける

という意味で、とても有意義で充実した時間でした。

あの猛暑の中、足を運んでくださったクライアントさん、同業者のみなさまには
感謝しかありません。本当はもっとブースを回ってご挨拶したい方がたくさんいらしたのですが、それが叶わなかったのがとても心残りです。

また、出展準備をするにあたり
自分の活動の方向性に腹を括ることができたのも大きな成果でした。
もちろんまだまだ悩みますし、伸びしろしかないのですが、
まずは自分が、自分のイラストの良い点を認めること。
それがどうやったら相手に伝わるかを本気で考えること。

これを徹底的に繰り返した準備期間でした。

とはいえ、クリエポは才能と才能の競演ですので
もちろん落ち込みました。。
それも含めて、本当にいい経験ができたと思っています。

後は、金銭的な面を冷静に検証して、
自分の今後の活動との相性を考えつつ、次回出展を決めようかなと思っています。

長い、長いレポートお読みいただきましてありがとうございました!

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