『僕の離婚話1 はじまり』

始まりは、いつもの夫婦喧嘩の最中でした。

『もうこの人と一緒にいれない』

と、感じたこと。

今でも覚えています。

離婚を決意した瞬間です。


当時、結婚6年目くらいだったでしょうか。

注文住宅の家を建てて、引っ越して1ヶ月程でした。

当時3歳の男の子が1人いました。

大学生の頃から付き合っていた相手で、6年間の付き合い。

そこから、さらに結婚6年目。

計12年ほどの付き合いでした。

昔から、僕は思ったことはすぐに言うタイプ。

元妻は、すぐにははっきり言わずに黙るタイプ。

その場その場では、
言い合い(話し合い)をあまりしない。

お互いの我慢が溜まったときに、
ぶつけ合う話し合いをする。

いつもこんな流れでした。


離婚を決意した瞬間。

僕の中で、
妻に対する感情が崩れ落ちていくのをすごく感じました。

話し合っていると、

『俺の言ってることは、何も伝わってなかったんだ。』

『俺の気持ちは何も理解してもらえてなかったんだ。』

『この人とは、理解し合えないんだ。』

と、頭の中で考えたことを
今でも覚えています。

自然に涙が流れてきました。


今まで何度も伝えてきたこと。

何度もお願いしてきたこと。

何度も我慢してきたこと。

何度も言葉にして伝えてきたこと。

この人には、理解してもらえてなかったんだ。

もうこの先も、同じことの繰り返しだなと。


家を建てたばかりで、なんでこのタイミングで?

と、何度か周りの人に言われました。

妻にも。

ただ、

僕がもう我慢できなくなったのがこのタイミングだった

としか、言えません。


結婚前から思っていたこと

結婚してから思っていたこと

子供ができてから思っていたこと

家を建てることになってから思っていたこと

今までの全てが、積み重なってこのタイミングで崩れ落ちたんだなと感じています。


ちなみにこの頃は、

すでに事務的な会話しかありませんでした。

妻と一緒にいて、楽しく思うことは全くありませんでした。

子供の前でしか、僕は笑っていませんでした。

身体の関係も、もちろん何年もありませんでした。


この離婚を決意した日は、

もう妻と話すことはできませんでした。

涙が溢れ、妻の近くにいたくなくなっていました。


数日後、妻からまた話し合いをしたいと言ってきました。

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