メシアニック・ジューの方の証

父はホロコーストの生存者。

10代の時にヨーロッパからアーリア(イスラエルへ帰還)した。

30年ほど前、南アフリカに旅行に行った。

イスラエルには兵役がある。

多くの人が2年、3年の兵役を終えたら遠い国で静かに過ごしたいと思う。

アフリカで出会ったのはイスラエルを愛するクリスチャンだった。

イスラエルの人にとっては、イエス様はあまりいい人ではない。

イエシュアとも呼ばず、最後の一文字を抜かす。

そうするなら、呪いの言葉になる。

そうして育った。

キリスト教徒、イエスはイスラエルの敵だと考える。

彼の名前によって迫害が起こる。

ホロコーストもそう。

鍵十字をユダヤ人は十字架と呼んでいる。

南アフリカにいた時、生まれ変わったクリスチャンとそうでない人の違いがわからなかった。

彼らがメシヤについて教えてくれた時、その人は私たちにユダヤ人をやめさせようとしていると思った。

民族も文化もやめさせようとしていると思った。

その家庭にしばらく滞在している時、気まずいのであまりいたくはなかった。

しかし、彼らの生き方にとても感銘した。

彼らは高い尊厳を持っていた。

言ったことは必ず行っていた。

困ったときには祈り、それに主が答えてくださるのを目の当たりにした。

ユダヤ教では神様は祈りを聞いてくれない。

ラビでもそう教えている。

マラキが最後の預言者なので、その時から天の声はやんだと教えられている。

旧約の民のように神は自分の民を教えることをやめたと教わった。

困ったときにはラビのところに来なさいと教えられた。

カトリックと少しにている感じ。

南アフリカの家族が個人的に神様との関係を持っているのを見て、ショックだった。

また、彼らが異言で祈っているのを見て、ショックを受けた。

私は言語学者。

翻訳者だった。

聖霊様が突然言語を教えるというのが信じられなかったが、欲しいと思った。

三週間かかったが、信仰によって行動を起こさせ、わたしに妬みをおこさせた。

その時まで私は盲目だった。

彼らの生活に神様がいるのを見て、私は神様が個人的に関わってくださる方だということがわかった。

<イザヤ63:9>
彼らが苦しむときには、 いつも主も苦しみ、 ご自身の使いが彼らを救った。 その愛とあわれみによって主は彼らを贖い、 昔からずっと、 彼らを背負い、 抱いて来られた。

ここはメシヤの預言の箇所。

ここではメシヤと書いていないが、彼らの苦難を常に自分の苦難にする。

みつかいによって彼らを救う。

愛と憐れみを持って彼らをあがなう。

これがメシヤなる方。

私たちを担いで下さる。

しかし、10節。

「しかし、 彼らは逆らい、 主の聖なる御霊を痛ませたので、 主は彼らの敵となり、 みずから彼らと戦われた。」

これがイスラエルとイエシュアの歩み。

私たちは背いてイエシュアを悲しませ、敵とした。

イエシュアを信じていないどのイスラエルの民に聞いても、イスラエルの歴史上最大の敵はイエシュア。

イスラエルの民は彼を神と思っていないから。

神は神で、イエシュアは敵だと思っている。

しかし、9節には御前の御使と書かれている。

ご自身の使いとは神の御顔の使い

旧約聖書の中で、御前とか臨在という言葉はない。

御顔は複数形の御顔として書かれている。

主の御そば、臨在に使えたいというが、これは誤訳。

これは神の御顔と言う意味。

私たちに顔がある。

しかし、いろんな顔がある。

私の姉妹は私の幾つかの側面を知っている。

息子も、友人も様々な側面を知っている。

色々な人間関係から見えてくる側面がある。

神様も色々な顔があるが、それを全て合わせて神の顔になる。

それはダイヤモンドのよう。

ダイヤモンドは多角的だが、それは価値がある。

死なないとわからない神の側面がある。

神は義の方。

もし、私が言って、今、神の義を見たら触れない。

死んでしまう。

御使ですら、神の御顔をすべて見ることは出来ない。

イザヤ6でもイザヤは神の栄光を見る。

しかし、セルフィムは御翼でおおって、神の顔の一部を隠していた。

契約の箱も羽で覆っている。

地上で見ることの出来ない神の顔がある。

ただ唯一、神様の顔を全て見ることができる方がある。

御顔の御使という方がその方。

私を見たのは彼を見たのと同然という。

この方こそがメシヤ。

旧約聖書の中でメシヤはあまり出てこない。

しかし、御使は多く出てくる。

ソドムとゴモラの時でも交渉していたのはこの御使。

ヤコブと格闘したのもこの御使。

これだけでも深くなるので全ては言えない。

神様はすでに出エジプトで民に対して、この御使があなたの前を歩いてカナン後に行くと言われた。

しかし、気をつけなさい。

彼に逆らってはいけないと警告した。

苦々しいはマロー。

そういう態度で御使に接してはいけない。

そうしないと災いを送ると言われた。

しかし、約束の地に入ってこの事を忘れてしまった。

そして、その国の神々を拝むことを始めた。

そしてメシヤをイスラエルの民から隠した。

ヨシュア以降、イエシュアの事が隠された。

すこし話が別の話になります。

ルツから。

ここでは異邦人とイスラエルの女が出てくる。

ナオミは故郷に帰る。

ナオミはイスラエルの国に戻るシンボル。

ナオミは老いて孤独で苦々しく疲れている。

第二次世界大戦の後イスラエルに戻ってきた民と似ている。

ベツレヘムに来た時、近所の人がナオミは変わってしまったといった。

ナオミは私をマロー(にがみ)と呼んでくださいといった。

ナオミと夫はイスラエルから離れてモアブに行った。

それは反抗かもしれない。

どんなに植えていてもしなければならないということばに従わず行った。

ベツレヘム(パンのいえ)に戻ってきた。

彼女はベツレヘムに住む権利がある。

彼らは人生につかれていた。

異邦人の人がそばにいて、毎日の食べ物を持ってこさせなければならない状況。

このルツ記の状況を通して、彼女は贖い主との関わりがないことを知ることができる。

贖い主であるボアズを知りたければ、ボアズを通してでなければならない。

ボアズは遊女。

名前は意味がある。

異邦人を通して与える。

旧約聖書で寡婦とは夫に死なれた女だけではなくエルサレムのことでもあり民のことでもある。

だれも世話してくれる人がいない。

これが聖書の正統的な意味。

<イザヤ54:4>
恐れるな。 あなたは恥を見ない。 恥じるな。 あなたははずかしめを受けないから。 あなたは自分の若かったころの恥を忘れ、 やもめ時代のそしりを、 もう思い出さない。

イスラエルは主人が死んだから寡婦になったのではない。

神様にたよらないから国として、霊的にやもめになってしまった。

神様は私たちを回復している。

30年前、南アフリカから帰ってきた時、国中探してメシやニックを探したけど200人くらいしかいなかった。

今もそんない多くはない。

国全体が霊的なやもめの状態。

ルツ記のように、神様が私を愛し、御顔を見せて下る時、異邦人を送る。

また、私も異邦人のところに遣わされた。

ルツは朝早く起きて毎日毎日仕えた。

それは苦々しいやもめに食べ物を与えるため。

昼も夜もにがにがしいおばあちゃんといることは大変だっただろう。

オルパはモアブに戻ってしまった。

オルパはうなじという意味。

ルツは非常に愛があり、忠実な人。

ある日ナオミが起きて、「そういえば、私は権利がある。長老たちといえば土地を取り戻せる」と思った。

状況は変わっていないにもかかわらず。

何が変わったかというとナオミの心が変わった。

苦々しい思いからナオミという本来の意味、麗しいという意味になってきた。

異邦人をとうしてそういう心になった。

ルツは相当に従わなければ無かった。

男性の足もとに寝なければならないほど。

夜にそのようなことをしたら何をされるかわからない。

彼女はこのユダヤ人のやもめ、回復があった。

ルツは土地が失われた意味がわかっていなかった。

戦略を何も理解できていなかった。

ナオミが律法を語ればよかった。

ナオミが心を柔らかくする、それがルツの役目。

あなたがた、異邦人はルツのような人。

イスラエルにとって、友となることもできるし、うなじとなることができる。

イスラエルは異邦人が必要。

ここにいるのは偶然ではない。

ルツもナオミが必要。

そのようにして神を知ることができる。

私たちイスラエルが根っこ。

でも、私たちが神を見上げると裁きが見えてくる。

神に近づくのは怖い。

神様の個人的な関係、そういう顔を見せてくれたらと願う。

ルツに子どもが生まれるが、子どもが生まれる。

その時人々はナオミに子どもが生まれたといった。

これは律法に書かれている。

オベデがルツとナオミに生まれた時。

オベデはナオミに土地を回復させる存在。

ナオミに土地があって食べ物があればいいというものではない。

彼の権利、名前が回復される。

それは異邦人を通してなされた。

彼女は一致のために自分を低くした。

この一致を通して、メシヤの先祖になった。

これがメシヤの血縁のスタート。

ユダヤ人と異邦人が霊的な部分で一緒に働くと何が起こるか。

それがメシヤの再臨を運んでくる。

いつもイスラエルに対して柔らかい心でいてください。

オルパではなく、ルツになってください。

皆さんのために祝福を祈ります。

以上がメシアニック・ジューの方の分かち合いです。
イスラエルに来るために多くの犠牲を支払いました。
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皆様のサポートを心から感謝します。

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