いわき、山口にアウェイで快勝

明治安田J2リーグ 第21節
 サッカーのいわきFCは23日、アウェイの維新みらいふスタジアムでレノファ山口FCと対戦し、3対0で4試合ぶりの勝利を挙げた。試合が動いたのは後半。いわきは西川に代えて近藤を入れ、谷村、有馬と大柄なスリートップを揃えると、谷村、有馬が立て続けにゴール。66分にもPKから有馬が追加点を決め、山口から初白星をもぎとった。いわきは次戦、26日に延期されていた第19節のV・ファーレン長崎戦をアウェイのトランスコスモススタジアム長崎で戦う。

迫力のトリプルタワー、会心3得点

 節目の今季10ゴール目となる谷村の先制点でサポーターに火が付き、有馬の豪快なドリブルシュートで爆発、3点目でお祭り騒ぎに昇華した。いわき市内から試合を見守ったサポーターは有馬の2点目に「こーたろー!」と興奮。後半から競り合いに強いFWを前線に並べたことで、上位チームの山口を相手にしても、球際で優位に立つ場面が増えた。

 はやばやと追加点を奪えたため、選手交代にも余裕が。出番が限られていた鏑木、今季のリーグ戦初出場となった棚田らを途中起用し、今節から続く3連戦を見据え、主力選手への過度な負担を避けるとともに、一段とチーム内の競争を活性化することができた。遠路駆け付けたサポーターも終始声を轟かせ、チームを後押しした。次節は今季わずか1敗の長崎。苦戦は必至だが、浜通りの一体感で難敵を打ち破りたい。


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