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NY58日滞在、70本観劇(’22秋)

2022年10〜12月NYに58日間滞在し、その間68作品70公演観ました。

下記の通り、
オン/オフ ブロードウェイ他ミュージカル 24本、
オン/オフ ブロードウェイストレートプレイ 28本、
ライブ・コンサート 9本、
その他公演 9本です。
68作品70本ということで、2作品はオカワリしています。
*主観でグループ分けしている点御了承ください。

▶︎ミュージカル(ブロードウェイ)/18本

1.1776 (preview)
2.Moulin Rouge
3.A Strange Loop
4.Into the Woods
5.SIX
6.Almost Famous (preview)
7.K-POP (preview)
8.The Music Man
9.Hadestown
10.Funny Girl
11.Phantom of the Opera
12.Parade
13.&JULIET (preview)
14.Parade (x2)
15.Kimberly Akimbo (preview)
16.Some Like It Hot (preview)
17.The Music Man (x2)
18.A Beautiful Noise (preview)

▶︎ミュージカル(オフ・ブロードウェイ他)/6本

1.Only Gold
2.Little Shop of Horrors
3.Titanique
4.The Last Match
5.A Man Of No Importance
6.Merrily We Roll Along (preview)

▶︎ストレートプレイ(ブロードウェイ)/14本

1.The Kite Runner
2.Death of a Salesman
3.Leopoldstadt
4.Harry Potter
5.Cost of Living
6.The Piano Lesson
7.Take Me Out
8.Mike Birbiglia: The Old Man & the Pool (preview)
9.Walking With Ghosts
10.Topdog/Underdog
11.Ain’t No Mo (preview)
12.A Christmas Carol
13.Ohio State Murders (preview)
14.The Collaboration (preview)

▶︎ストレートプレイ(オフ・ブロードウェイ)/14本

1.A Little Life
2.Chushingura
3.Good Enemy
4.Straight Line Crazy
5.Camp Siegfried (preview)
6.A Raisin in the Sun
7.Catch As Catch Can
8.Downstate
9.You Will Get Sick
10.Where the Mountain Meets the Sea
11.Plays for the Plague Year
12.Where We Belong
13.My Broken Language
14.The Far Country (preview)

▶︎ライブ・コンサート/9本

1.Hugh Panaro
2.I Put A Spell On You
3.Japan Night
4.Ben Wendel Quartet
5.Caught in the Snare
6.The Leading Lady Club
7.The Skivvies
8.Ginna Claire Mason
9.Night at the Apollo (season finale)

▶︎ダンス/3本

1.In the Upper Room & Nine Sinatra Songs (Twyla Tharp)
2.Whipped Cream (American Ballet Theatre)
3.Choreographers and Composers at the Juilliard School

▶︎リーディング/2本

1.Invasive Species (La MaMa)
2.PSYCHE

▶︎オペラ/1本

1.The Hours (MET)

▶︎コメディ/1本

1.Elle Oh Elle

▶︎パフォーマンス・イベント/2本

1.First Stage
2.Made in America by Teruko Nakajima


下記、68作品70本観ました勝手かつ個人的な印象です。

個人的印象① キャストが1人〜少数人数のものが多い

流石にミュージカルではそうでもなかったのですが、ストレートプレイでは1人〜少数人数のものが多かった印象です。

Cost of Living(4人)
Mike Birbiglia: The Old Man & the Pool(1人)
Walking With Ghosts(1人)
Topdog/Underdog(2人)
A Christmas Carol(1人)
Ohio State Murders(5人、体感ほぼ1人)
The Collaboration(3人)
Camp Siegfried(2人)
Catch As Catch Can(3人)

キャストが少ないとランニングコストが少なくて済むのは勿論ですが、コロナ対策もあったのではないかと推測されます。

個人的印象②自分語り、自分のストーリーが作品に

自分のこと、自分の身の上話を題材にした作品も一定数あったのが印象的でした。

Mike Birbiglia: The Old Man & the Pool
Walking With Ghosts
Plays for the Plague Year
Where We Belong
Invasive Species
Made in America by Teruko Nakajima

自分の話を作品でオン&オフ ブロードウェイ(一部オフオフやリーディングですが)まで来られちゃうんですね!というのと、同シーズンでこんなにあるんですね!という驚きがありました。

特に印象的だったのが、Suzan-Lori Parksによる “Plays for the Plague Year”。Parksの作品で2001年にピューリッツァー賞を受賞した“Topdog/Underdog”が今期ブロードウェイで再演。そんな彼女がコロナ禍「一日一芝居書く」と決め、それらをまとめたのが本作。(憎き)コロナもネタにしちゃうのが逞しいです。

個人的印象③今までブロードウェイで見かけなかった作品

K-POP
Ain’t No Mo

“K-POP”キャストは1人を除き全員アジア人キャスト。”Ain’t No Mo”は「アメリカ政府が国内の黒人全員にアフリカへの片道切符を支給することにした」世界を描き、在アメリカの黒人が直面する様々な問題を浮き彫りにした作品。

特にこの2作品は、従来の典型的な「ブロードウェイでチケットを購入する」層をターゲットにしておらず、つまりはある意味興行リスクがあったのでは、と思うワケです。これらのような作品は昨今のダイバーシティを謳うポリコレが後押しし、そしてコロナ禍による通常運転ではないブロードウェイだから入り込む隙があったのでは、と勝手に考えております。


2ヶ月も滞在していれば大体観たいものは観られるだろう、と思っていましたが、見たくて観られなかった作品がまだまだありました。というのも、結構アンテナを張って観たい作品をリストアップしているはずが、何故か新しい作品や公演がどこからともなく急に湧いて出てくるのです。とは言え、今までの短期滞在ではどうしてもブロードウェイ作品だけで精一杯なところを「今シーズンの作品を津々浦々それなりにちゃんと観られたな」感はあり、逆に今後の短期滞在では満足できない身体になってしまいました。

どれだけ滞在していても満足させてくれない紐育、恐ろしい場所…!

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