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長所と短所どちらを伸ばすべきか

こんにちはシュンです。
今日は長所と短所について書いていきます。

僕自身が試合に出れていない時に、どういうアプローチで自分の成長に繋げていったのかという話を踏まえて、今どう練習に取り組むべきか悩んでる方の参考になればいいなと思います。


長所と短所どちらから手をつけますか?

みんなさんはどう考えてますか?
僕の結論は長所から伸ばしていくです。

プロを目指して岡山のサテライトチームに行くまでと行ったあとすぐは「自分がプロになる為にはほとんどの能力が欠けている」「身長的にガードのスキルを身につけなければならない」という考えでがむしゃらに練習していました。

とにかく苦手なドリブルハンドリングやPnRの練習も沢山しました。ガードとして必要なことは全て身につけようと必死に練習していました。

しかし、結果は一向に上手くならず、プロは愚かサテライトチームでも試合に全く出してもらえませんでした。それもそのはずで、既に試合に出ているメンバーは元からPGでやってきてそれが得意な選手達です。ドリブルなんて全然つけず苦手な僕がたかが1年ちょっと猛練習したところで彼らの学生時代から培ってきたスキルには近づきはすれど追いつくには相当な時間がかかるのは明らかです。

長所を伸ばしていく

誰よりも練習している、通用する自信もあるのに全く試合に出れていない自分は、短所をどうにかしなければならないと思い込んでいました。そんな時に先輩に相談していると「自分のできることから伸ばしていったほうがいいんじゃない?」とアドバイスをいただきました。

「苦手なことができる様になったってそれは平均的な選手になるだけじゃん」
確かに。と納得したのを覚えています。

ほとんど全てのスポーツは平均的に全てのスキルが高いレベルでできた方がいいことは間違い無いですが、そうでは無い選手が活躍する事ができるのもまたスポーツの特徴でもあります。パリ五輪では出場機会のなかった富永選手も誰にも真似できないシュート力を武器に大学ではレベルの高いNCAAのD1で活躍していました。彼もDFという苦手な分野はあれど、それを凌駕する得意な武器で勝負しています。

この時から僕は苦手な練習の量を減らし、得意なDFを磨くことに専念し、同時に必要なシュート練習を増やしていきました。そうする事で徐々にプレータイムを確保できるようになっていきました。

長所があれば試合に出れる

僕が長所から伸ばしていく方が良いと思う理由はもう1つあります。それは苦手を克服して平均的な選手になるよりも試合に出れる様になるからです。もし今試合に出る機会がないのであれば、5秒でも10秒でも出るために、必要な武器を磨いて下さい。

少ない秒数での出場なら短所を隠す事ができます。例えばシュートが武器でDFが全くできない選手でも「クォーター最後の20秒マイボール」というシチュエーションならチームにとって出場するメリットがあります。逆も然りで、DFが得意な選手が最後の20秒相手ボールであれば出場できるでしょう。

でも平均的な選手だと全体的なレベルが高くないとなかなか出場機会を得る事月できません。バスケットは戦術や戦略が非常に重要なスポーツなので、使える場面と使えない場面がはっきりしている選手は監督としても出すタイミングが分かりやすく、出場機会を得られる可能性も上がっていきます。

試合に出れば上手くなる

自分が成長していくために必要なのは「試合経験」だと僕は考えています。
どれだけスキルがあっても、1on1が上手でも5on5が下手選手は世の中に大量にいます。きちんとバスケットを学んだり、高いレベルで試合に出たことがない選手がほとんどだと思います。

なので「バスケット」が上手くなる為には試合経験が必須なのです。

長所を生かして試合に出れる様になり、そこで結果を出せばほとんどの監督が少しだけチャンスをくれます。1ポゼッションだったのが2ポゼッションまで交代のタイミングを伸ばしてくれます。そこで次に自分が伸ばすべきポイントがわかってきます。DFが得意ならば次はシュート力を、シュートが得意ならば次はDFをといったように自分の得意から横に幅を広げていく事ができます。

そして平均的なプレーが少し得意まで上達したり、苦手なプレーが意外と問題なくこなせるところまで成長したりと、出場機会と比例するように自分が成長できるようになっていきます。

全体的に綺麗な小さい5角形からどこかが尖ってくることはあまりないですが、長所を尖らせればそこからじわじわと横に広がっていき、1点が尖った大きな5角形に近づける事ができるのです。

短所への取り組み

勘違いしないでほしいのは、短所への取り組みも欠かさないようにして下さい。特に長所の邪魔になっている短所はどんどん取り除いていきましょう。

DFが長所なのに体力がないとなると、出場時間が伸びればDF強度が下がるので評価が上がらなくなるでしょう。シュートが上手いのにDFを振り切る足がないとなるとそもそもシュートが打てないでしょう。このように長所のじゃまをする短所はなるべく早めに取り組みます。

そして、その他の短所も試合に出場してプレータイムを伸ばして行きたい時に邪魔をしてしまうので、少しずつでいいので取り組むようにしましょう。あくまで長所を伸ばした方がいいという事であって、短所から目を背けていいという事ではありません。

僕自身もシュートとDFに注力しつつ、自主練の時間をとって基礎のハンドリングは毎日全力で取り組んでいました。

まとめ

まとめると、長所を伸ばしてプレータイムを勝ち取り、そこから伸ばしていく為に必要なことは全部全力でやれって事です。その順番は間違えては行けないけれど、短所をおろそかにもするなよと。当たり前だけど意外とできてない人が多いです。ではまた

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