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「なりたい状態」100個出したら本当に大切なものと自分コンセプトに気がついた

自問自答ファッションのファーストステップに「なりたい姿」と「コンセプトを決める」がありますが、これにかなり適したワークが古川健介(けんすう)氏の著書「物語思考」にありました。


この本の主張をざっくり言うと、「過去を見つめ直して自分はどういう人間かを考えるより、未来志向で”なりたい状態”を決めてキャラを作り、そのキャラはどう行動するか考え、それ通りに自分を動かしていくのが合理的だよ」というものです。

脳科学の本をいくつか読み、脳は省エネ化のために考え方や考えること自体をオートパイロット化してしまう特徴があるということや、認知行動療法で自分の感情や行動を反射的にではなく考え・再評価することで変えていけることを知ったので、この考えは非常に納得できるものでした。

私も自分の考え方を見つめ直した時、子どもの頃からの環境などの影響で形作られているものや自分の意志で決めた考え方が多く、他者の影響を受けながら生きることしかできないのに「本当の自分」なんてものは存在しない気がしています。

今回、真剣にファッションに向き合うにあたり、そして来年には40歳という節目(二度目の成人式!)を迎えるにあたり、このワークで改めて自分のキャラを設定なのか言語化をしたいと思います。
※以下、本に書いてあるいくつかのプロセス(ワーク)をやってみます

ステップ①「10年後になりたい状態をできる制限をかけず100個書く」ワーク

このワークを実際にやってみて、「100個」というのがかなりミソなんだなと思いました。
最初はすごく俗っぽい欲ばかり出ました。「年収●万」とか「ドーバーストリートで好きなだけお買い物したい」とか(笑)。しかしいくら煩悩にまみれていようと40個くらいでネタ切れしました。それでもいろんな角度から考えたりしていくと、「仕事で自分が担当するプロジェクトはいつも辛い思いをする人がいない状態」とか、「夫と子どもと毎日楽しく夕飯を食べたい」とか「夫が一緒にいて楽しいと思ってくれる」みたいな、すごく素朴なものがたくさん出てきました。
欲についても最優先事項は「本や漫画に惜しみなくお金を使える状態」でした。

ステップ②「キャラ設定(なりたい状態である)のために、そのキャラはどういう性格でどういう行動をするか?」を出すワーク


ここでのポイントは「今の自分」に引っ張られないようにすることだそう。

私の場合は「誰に対してもフラットで柔軟」とか「好奇心旺盛でフットワーク軽くいろんなことにチャレンジする」、「自分の頭で考えて自分で決断できる」などが出てきて、そういうキャラは様々なシーンでどういう行動をするか細かく出していきました(妄想するの楽しい)。

このワークをやりながら、私は家庭と仕事で行動というか表現したい部分が異なることに気づきました。

私が仕事で目指す姿は「みんながご機嫌に働きながら2倍の成果を出せるプロジェクトマネージャー」。

ここであきやさん式にあてはまるキーワードも出して精査していくと、最終キーワードは「シャープ&フレキシブル」になりました。
「知的」とか「カッコいい」も出てきたのですが、それはもう一段掘り下げると、寛容さやそれゆえの優しさ、余裕みたいなものをそう感じるところが大きいことが分かりましたし、知的であることを一歩進めてシャープなアウトプットをしていきたいと思いました。基本はびびりなので。。

家庭で一番大事にしたいことは「相手を尊重する・受け入れる」こと。私は合理性が高め(あくまで自分の内面における比)で、それを強く主張しがちなところがあるので気をつけたいという戒めも込めて。

他者を受け入れるという意味で仕事のそれと同じようなことを書いているけれど違うのは、仕事では必要な場面では組織的決断を個人のそれより優先すると決めているためです。

そして、家族には自分の弱さや優柔不断さなども知っておいてもらいたい(というか知ってておいてもらえている状態が心地いい)。家庭では肩の力を抜いてただただ楽しみたいし、一緒にいることを楽しんでもらいたいので、キーワードは「アクティブ&リラックス」。

フレキシブル、アクティブ、リラックスはスタンスだけど、シャープはスキル的な要素もあるのでまだまだ成長が必要。

これらをつなぐ、「コンセプト」を言語化したいのだけど、これは時間もかかりそうなので追々ゆっくり考えていきたいです。

生き方のスタンス自体はずっと「好奇心旺盛に今にコミットする」なので、こういう言語化や成長のプロセス含めて楽しんでいきたいと思います。

「コンセプト」については以前、組織のヴィジョンなどの言語化を考えていたときに参考になったこちらの書籍も参考にやってみようと思います。

解像度がちょっとは上がってきたので、次は服のトリセツづくりをやってみたいです。


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