見出し画像

「目指せ!Fの頂」の1選手目線からの視点 〜熱量と基準値〜

目次
1   FC NAKAIのスタート
2.1  3ヶ月強空く時間、基準値を上げる
2.2  さらに上がる熱量と基準値
3  まとめ

こんにちは!菊池です!

 今日は自分が2019年に人生をかけて取り組んだことについて共有します。
この話は純粋に一選手目線からのFの頂の背景と選手の成長物語に少し興味があると感じている方は読んでいただければと思っています。

1 FC NAKAIのスタート

 私は2019年「目指せ!Fの頂」というプロジェクトに参加させていただき、多くのことを経験し、気付き、学びました。

 まだ知らない方はぜひこちらからご覧いただけたらと思います。

YOU TUBE 
第1話 「目指せ!Fの頂」 全36話

 このチームが発足したのは2019年2月1日
私は2018年の11月中旬からこのプロジェクトになんとしてでも、携わるために
のちの、このチーム名FC NAKAIの監督である中井健介さんの元にひたすらフットサルをしにいきました。

 中井さんが開催するフットサルのイベントには全て参加し、アピールし続け、
そして、チーム立ち上げ結成時のメンバーに入ることができました。

 当時選手は10人程度、振り返ればこの立ち上げの決起会に参加したメンバーで最後までやり続けたのは、菊池とホシとわたるだけでした。

そして、4月から番組の放送がスタート。

 毎週金曜日22時に放送が開始。と同時に選手たちもモチベーションは上がっていた。

しかし、この目標の高さをよく理解していなかった。

もちろん、Fの頂(全日本選手権での全国大会優勝)をとるという旗を掲げていたけれども、今振り返ると2月、3月、4月途中までその目標の高さに対する意識と行動が全く足りていなかった。


サッカーでいう天皇杯を一番下から勝ち上がっていくイメージ。
もちろんそんなことも知っていた。プロが本気で狙っている日本フットサル界の頂点に立つことがとんでもなく高い目標だということは。

でも、知っているとやっているは全く違う。
知っていても、その基準値でやれていなかったらもはや知らないということと同義であり、大きく素早い成長スピードは望めない。

そのことを自分は全くわかっていなかった。

4月途中から第3話「カンフル剤」で登場するさとしさんの加入により、大きく変化が起こる。
※気持ちが沈んでいる方はぜひ見た方でももう一度ご覧ください。気持ち入ります。

ここから、いかに自分が高い目標を掲げて満足してる感の自覚を少しずつ持ち始めることができた。


この自覚が本当に大きい学びでした。


そして、5月23日の全日本選手権1回戦自分はベンチスタート。

全力で声かけしたし、全力でサポートに回った。

なぜならここで敗退したらこのFC NAKAIは終わり。

自分が出られるチャンスもなくなるということ。

もちろんこの試合も自分もいつ出ても良いように準備はしていた。
しかし、出ることはなかった。

次の6月9日の全日本選手権2回戦。

ここでも出ることはなかった。圧倒的に自分のスキル不足、実力不足。

それは基準値や熱量とも関係していた。

自分が当時を振り返ると、自分的には低い基準値でやっているつもりはなかったが、やはり今振り返ると自分的でしか測れていなかったんだと思う。

基準値が高いFリーガーや圧倒的に強くて上手い人の基準値はこんなもんじゃないとわかった。


この6月9日以降自分は劇的に意識を変えた。

2.1   3ヶ月強空く時間、基準値を上げる

全日本選手権3回戦(9月23日)まで、FC NAKAIには3ヶ月強の時間があった。
ただ、この3ヶ月は長くないと思っていたし、すでにFにいる選手たちの基準を超えていくには短い。

そのこともこの時はすでにわかってはいたので、ひたすらやった。

自分が爆発的に成長し、自分が試合に出て、Fの頂に近づくにはこの期間しかないと思った。
第13話「次のステージに向けて」※1:50〜3:20当たりで言ってました

このあたりから、3部練は当たり前になっていましたし、その一つ一つにも明確な目的・目標を持って取り組み日々を過ごしていたと思います。

さとしさんに朝練も誘っていただき、フットサルができる環境を多く与えていただきました。

そして、全日本選手権3回戦は試合に出ることができ、チームにプレーで貢献することができた。

3回戦終了後のすぐの4回戦。

おそらく最もこのチームにプレーで貢献できた試合になったと思う。

1-0で勝ち越している中で、PKが相手に与えられた。

ここで1点取られるのはチーム的に相当きつくなることもわかっていたし、止めた

らヒーローになれることもわかってたし、何より今までの試合(全日本選手権1・

2・3回戦)で中井さんやさとしさんにたくさん助けられてきたということも自覚

していた。

だからこそチームのためにも、今までプレーで勝利に導いてくれた2人のためにも

何がなんでも止めたかったという想いはあった。

そしてPKストップでき、ピンチを打開できたことは本当に嬉しかった。

2.2 さらに上がる熱量と基準値

チームも勝ち上がるにつれてチーム全体としての熱量は確実に上がっていった。

自分もFの頂を取るためには更なる成長をする必要があると感じていた。

次は何をすれば良い?

そう自分に問いかけたタイミングと中井監督の紹介のタイミングが合い、東京の表参道にあるテコセンターという施設でトレーニングの機会を得た。

そういったことや、日々のトレーニングでより自分で考えるようになり、どうなりたいかから考え、どの力をどう伸ばせば最短でそこまで辿り着けるかをひたすら考え実行していた。

そして、5回戦(11月3日)まで毎日ほぼ3部練、4部練はやった。
GKだからできたということもあるし、これが良いか悪いかなんてのは考える間を自分に与えず、単純にFの基準の選手はやってきているだろうという想像のもと、超えるために最善のケアをしながらやっていった。そして無事5回戦に勝ち、東京都大会の予選を突破した。

3 まとめ

これはどんなことにも言えることだとは思いますが、

心の底から達成したいと思う目標があったり、何がなんでも達成したいと思うこと

ができたり、あるいは本当の覚悟を決めることができたら人間のパワーはものすご

く発揮させるのだと思います。


それをこの「目指せ!Fの頂」のプロジェクトで経験することができたことは本当に幸せなことでした。


これを経験できたのは
・覚悟決めてやり続けたこと(熱量)
・チームがあること(表現できる場がある)
・信頼できる人がそばにいること。(基準値の向上と信頼が引き寄せるパワー発揮)


だと感じています。

このプロジェクトから学んだこと、経験したこと、繋がった人間関係、本当に大切な資産であると感じています。

これを最後まで読んでいただいた方は本当にFの頂が好きだと思っているのでぜひどこかで繋がることができたら嬉しいです!

ではまた!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?