【投資戦略】経済的自立のための積立投資

経済的自立は、自身の資産からの収入だけで生活費を賄う状態を指します。この記事では、経済的自立を実現するための具体的なステップと戦略に焦点を当て、その実現に向けたアプローチを探ります。

経済的自立の定義

このノートでは経済的自立は、「個人が自身の資産から得られる収入だけで日常の生活費を賄う状態」と定義します。この状態に達すれば仕事をしなくても生活をすることができ、経済的な不安からの解放や早期退職の実現につながります。

資産1億円を目指す

経済的自立を達成するための一つの目安は金融資産1億円です。米国のS&P 500に連動する資産に投資する場合、毎年の資産の取り崩し額を4%以内に収めれば、30年以上にわたって資産を保持し続ける確率は非常に高いという研究結果があります。1億円の4%は400万円なので、支出をコントロールすれば資産収入のみで生活費を賄うことは可能です。

積立投資による1億円へのロードマップ

それではどうやって1億円の金融資産を築けば良いのでしょうか。例えば年平均6%増える投資対象(年利6%の投資対象)に毎月10万円を積立投資すれば30年で1億円に到達します。

毎月10万円の積立(年利6%)

同じ投資対象に毎月20万円を積立投資すれば21年で1億円に到達します。

毎月20万円の積立(年利6%)

上記の計算は資産がゼロの状態から投資を始めることを想定して計算しています。積立開始時にまとまった金額を投資することができればさらに短い期間で1億円に到達することができます。

積立投資に適した投資対象

先ほど6%の利回りで増加する投資対象に投資することを想定しました。では、そのような投資対象はあるのでしょうか?過去の成績が必ずしも未来の成績を予測する訳ではありませんが米国の代表的な株価指数であるS&P500の価格は1991年~2021年の間の利回りは9.3%です。このように資産を積み立てる際には、株価指数に連動するETF(上場投資信託)や投資信託が有効です。特に、ヴァンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなどは、アメリカを中心とした全世界の株価に投資することができ、安定した利回りが期待できるため有力な選択肢になると思います。また、米国指数に連動するETFや投資信託を買いたい場合はバンガード・トータル・ストック・マーケットETF(VTI)や楽天・全米株式インデックス・ファンド

NISA枠を活用

積み立て投資を行う際、日本の個人投資家にとってNISA(少額投資非課税制度)枠を活用することは重要です。NISAを利用すれば、資産の増加に対する課税が免除され、資産形成がスムーズに進みます。

まとめ

経済的自立を実現するためには、計画的な資産運用と積み立てが不可欠です。資産1億円を目指し、適切な投資商品を選択し、NISA枠を活用することで、将来の経済的安定を確保できます。早めに行動を起こし、適切な投資対象にコツコツとした積み立てれば、経済的自立への道が開かれると思います。

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