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なぜ愛媛のみかん農家で働く?

こんにちは。ただただぼくに向けてよくされる質問に対して深掘りしていくコーナーです。多くの人がぼくに対して質問をする点、すなわちそれは人が自分に対して興味を抱いている点。例えていうなら”ここテスト出るよ!”というくらい、ぼくという人間を理解するのに重要になってくるポイント。当の本人からしたら当たり前に広がる景色が実は人からしたら非日常だった・・・(いやもっと早く気づけ)。だからこそぼくが送ってきた人生には他とは違うストーリーがあるのだ。という経緯から今回こういった記事を掲載していっています。

これまでは

と、公務員を辞めて山小屋で働き始めました。

その次に行ったのは愛媛のみかん農家です。この農家さんには累計3シーズンお世話になりました。ぼくがお世話になったみかん農家の収穫期は11月〜12月のおよそ2ヶ月間。つまり、およそ2ヶ月間に及ぶ収穫期に3回働きに行ったことになります。ではなぜそんなみかん農家に行くことになったのかその理由をご紹介していきます。


①山小屋で好きになった子が愛媛県の子だった

これは一番最初に書いておく必要があるかもしれません。山小屋で仕事をしているうちに愛媛県の子を好きになってしまったぼくは山小屋を終えた後にどうしたらその子に近づけるのかと考えた結果、たどり着いたのが愛媛県で働くという選択肢でした。それほどの執念があってもこの恋は実りませんでしたが・・・(チーン)。これは愛媛に来た理由であって、みかん農家で勤める理由にはなっていませんね。

②簡単そうだったから

一見失礼なので表現を変えると、なんの資格もスキルのないぼくでも働くことができるバイトだと思ったから、です。仕事内容はみかんを収穫して運ぶだけ。文字に起こすとそれだけなのですが、もちろんしっかりきつかったです。

③山小屋との相性がいい

ぼくが勤めていた山小屋は10月いっぱいで勤務が終わります。冬季は雪もありますし、基本的には多くの山小屋がこの時期までの営業だと思います。なので11月からフリーになるぼくにとって、11月〜12月に働けるみかん農家は時期的にドンピシャだったのです。これは季節労働における仕事のサイクルとしてうまくハマった例だと思います。

④季節労働をしてみたかった

晴れて公務員を辞めて山小屋で働き始めたぼくにとって季節労働の世界は未知の領域でした。そんなワクワクするような未知の世界に身を投じてみたい、と思ったのはみかん農家を選択した一番の理由かもしれません。こういった選択をラフにできるのも季節労働のメリットだと思います。

⑤農家さんへのリスペクト

まず80歳前後のじいちゃんとばあちゃんが元気なこと。そんな方々がああやこうや喧嘩しながらも畑仕事をこなす姿にぼくは尊敬の念を抱きました。これはぼくが3シーズンも働きにきた理由でもあります。昨年じいちゃんは長年の肉体労働のしわ寄せもあって膝が悪くなっていました。それでも手術を受けてもなおみかんの入ったおよそ20kgの箱を軽トラから下ろす姿を見て、もうこの人を誰も止めることはできない、と思いました。


好きな子きっかけでやってきた愛媛のみかん農家。その恋は実りはしませんでしたがぼくはまた違ったものを学ぶ機会に恵まれたのです。そこには仕事人として尊敬するじいちゃんばあちゃんの姿があり、またこんな自分を受け入れくれる本当のじいちゃんばあちゃんのように愛を注いでくれる人たちの姿があったのです。

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