マガジンのカバー画像

#読書

55
運営しているクリエイター

2023年2月の記事一覧

"木村が声をかけずにすませたりんごの木は、一本残らず枯れてしまっていた"(本文より)

人に声をかけてもらえることはうれしい。罵詈雑言などはしたない言葉は要らないけど。人間だけがそうじゃない。人間が自然の一部であるからして、同じように植物や動物たちもその気持ちを持っている。

"「火を避けて水に陥る」という諺のように、運命を避ければ、もっと悲惨な日々が待っている"(本文より)

どれだけ人と比べても、どれだけ自分を悔やんでも、そして恨んでも妬んでも、どこまでいけど自分は自分。自分を自分として生きられるのが自分しかいないと気づいたならもうそこに道はある。

変わり映えしない毎日に刺激がほしい時、この本を読んだら良いと思う。生まれもった身体とそのハートが1つになっている彼女たちの生き様と言葉が並んでいるから。

男と女、それはただの個性に過ぎないのではないか。社会的立ち位置とか役割とか…人としてその道があることになんら変わりはない。