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雪山シーズンイン

2023年11月18〜19日
今シーズン初の雪山ということで、
平標山から仙ノ倉山への縦走を目指した。


11月18日

🥾登山口から平標山の家

 平元新道を辿って平標山の家を目指す。この平元新道、序盤は傾斜が緩いが終盤になるにつれて傾斜がキツくなって九十九折りで登ることになる。階段が整備されている部分が多く、歩きやすいのはありがたい。
 この日は雲が主役の天気で、途中で小雪が舞うこともあった。平元新道から振り返ると、正面には先月登った苗場山が平な山頂を覗かせている。
 平標山の家に着くと、明日登る平標と仙ノ倉が良く見えた。思いのほか、雪がなくて少々残念。。今夜しっかり降ってくれることを祈ろう。

平標山の家
上の扉しか開いていなかった。

11月19日

🥾平標山の家から仙ノ倉山

 翌朝はガスの中を平標山を目指して歩き始めた。昨日の夕方から夜にかけて断続的に雪が降ったので、登山道には10cmほどの雪が積もっていた。
 前回この山に登った時は雲一つない秋晴れだったので、その時のイメージを頭に思い浮かべながらガスの中を黙々と歩き続けた。

晴れる気配のない平標山

 平標の山頂に着くと、日本海側からの強風にさらされた。ひとまずは目標の仙ノ倉を目指して歩き出したものの、風速30m/sはあろうかという強風に何度もバランスを崩して倒された。平標と仙ノ倉のコルまで来るといよいよ立っていられないほどの烈風になり撤退を決めた。
 悔しかったけれど、これ以上進むのは危険すぎるので仕方なし。再び平標山の山頂に立ち、そのまま下山の途に着いた。

ガスと強風の中で立った平標の山頂

🥾まとめ

 雪山シーズンの始まりと意気込んで臨んだ平標だったけれど、敢えなく撤退という結果に終わってしまった。稜線で経験した強風は、これまでの登山で経験したどの風よりも強かった。風が強くて命の危機を感じるという、ある意味で貴重な経験ができたのがこの登山での唯一の収穫だった。ほろ苦い雪山シーズンインとなってしまったけれど、これにめげずに今年もどんどん登っていきたい。
 今回もおつかれ山でした⛰

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