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自動化ツールコミュニティ運営のアナログな課題 - 現場編


みなさん、こんにちは。

渡辺俊平です。(@ShumpeiWatanabe)

この記事はUiPathブログ発信チャレンジ2021サマーの24日目の記事です。

今日はUiPath Friendsの現場課題についてオープン社内報ならぬオープンコミュニティ報的にお届けいたします。もっとこうした方が良いのではないか? こういう取り組みがあると面白そう。UiPath Friendsでは参加者が主役となり、主体的かつ楽しみながら学び合うコミュニティを目指していますので、フィードバックをお待ちしております!

1. コミュニティ立ち上げ期から成長期での変化

UiPath Friendsのコミュニティについては、ぜひ過去noteをご参照ください。

2019年9月より設立、活動を開始してから早2年弱が経ちコミュニティのフェーズは立ち上げ期から成長期になり、さらに勢いを増していきたいと思っています。

この2年間で働く環境とスタイルは大きく変わりました。コミュニティでは対面からオンラインへの移行に苦労しました。オンライン化に伴う変化と挑戦は下記noteをご参照くださいませ。

さて、コミュニティ立ち上げ期から現在に至るまでに、UiPathを取り巻く環境にも大きな変化がありました。RPA市場は過度なピーク期から幻滅期を経て、本格的な普及期に入りました。UiPathはIPOを経て公開企業になり、プロダクトのラインナップが大幅に増え、RPAのみならずプロセスマイニングや自動化の効果測定やAI連携など拡充されクラウドでの提供も開始しました。

このような変化の中で、コミュニティでは各種プロダクトを使ってみたノウハウ活用のTipsハマったポイント、あるいは社内推進の実体験RPAに関わる個人のストーリーなど情報発信は一貫して人気を集め、共感を生んでいたと思います。コミュニティメンバーが増えるにつれ、たくさんの方がUiPath Friendsを通して情報発信に取り組み(初めての方も多数) 、ノウハウをオープンに共有して学び合うラーニングコミュニティが少しずつ定着していく過程、また発信を通してレベルアップされていく方々を間近で見ることができ、ただただ純粋に嬉しかったです。

コミュニティ立ち上げ期から現在までの数々の変化

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2. コミュニティ現場の課題

さて、コミュニティ運営の全てがうまくいっているのか?
そんなことはありません💦

チャレンジは大きく3つ分類できます。
①コミュニティ運営現場、各活動の取り組み
②コミュニティ全体の成長や活性化
③ビジネス成果の出し方、つなげ方

コミュニティの運営現場では、オンラインでのイベント開催はスムーズに行えるようになったものの、オンライン疲れや参加者の反応が見えにくい中で、どのような企画であれば参加したくなるのか?発信したくなるのか?はたまた運営をしてみたくなるのか? 
オンライン化で参加者同士で交流する機会が減り、Zoom懇親会なども何度か実施してみたものの参加率は低いものでした。(oViceなどは試してみたい)
また、スピーカー募集には苦労しています。特にコミュニティで初登壇の方の優先枠を設けるものの、立候補される方はまだまだ少ない現状です。また、コミュニティ運営に欠かせないツール群を使いこなす点も、新しい運営メンバーや新しい役割を担うときに、つまづいてしまうかもしれません。本noteでは①コミュニティ運営現場のチャレンジに留め、②③についてはまた別の機会にアウトプットします。(アイデアやいつでも欲しておりますw)

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3. コミュニティ現場の課題に対してやってみたこと

現場課題に対して、3つの取り組みを始めてみました
1. コミュニティの運営リズムを決める
2. 運営ノウハウを体系化し共有する
3. 発信を楽しめるようなイベント

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1. コミュニティの運営リズムを決める
いつ頃にどのようなイベントがあるのか、ペースを決めて少しでもわかりやすく、参加しやすく、また運営メンバーも参画しやすくなるようにしてみました。
年に一度は、コミュニティの年次カンファレンスを開催しこの場ではLTを拡大募集、コミュニティの表彰式も行います。
また年に2回ブログ発信イベントを開催し、7月にはブログ発信チャレンジサマー、12月にはアドベントカレンダーがあります。半年分の学びや気づきを発信、共有し合う準備もできることでしょう。
隔月~四半期には、コミュニティ全体のイベントを開催しつつ、これと被らない月で地域別、テーマ別のイベントを開催しています。四半期に一度は公式イベントもあるため、ここでのコミュニティメンバー登壇枠も設けています。
今年から毎月開催しているもくもく会は、毎月第4土曜日の午前中に実施しています。平日は参加できない方やここからコミュニティに初参加するの方もいらっしゃり、少しづつ広がりを実感しています。

リズムを決めることで、例えば春先は仕事の都合で参加、参画できないが夏はから秋は予定が空くから参画できる。夏のブログ発信チャレンジを目指してネタをためておこう。秋の年次カンファレンスでLT発表するために準備しておこう。コミュニティメンバーの方も、運営メンバーで企画する方も計画を立てやすくなったと思います。

コミュニティ運営のリズム設計 (試行錯誤中)

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2. 運営ノウハウを体系化し共有する

いきなりですが、下記はコミュニティで活用しているツール群です。
ユーザー主体の非営利コミュニティのため、基本的に誰でも利用できるフリーツールを組み合わせて活用しています。

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ITツールに強い方はスムーズに使いこなせるかもしれませんが、多岐に渡るツールを理解してコミュニティ運営で活用できるようになるまで多少の時間を要することに... (わたしも初めて触るツールが多く、慣れるまでに時間かかりました。)この視点は自分には抜けていたのですが、これに気づいた運営リーダーの方が、はじめてのコミュニティ運営でも何をすればよいのかわかるような動画を作成してくださったり、有志で運営メンバー向けポータルサイト作りが始まりました。まだ完成はしていませんが、ここの運営ノウハウや活用できるコンテンツを拡充していき、運営メンバーになりたての方がこれを見ると企画からイベントまでスムーズに取り組むことができる状態を目指しています。手作業が多いため自動化できる運営の作業はRPAを使ってよりスムーズに回したいです。

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3. 発信を楽しめるようなイベント

コミュニティでは、多くの方にLTやディスカッションでご自身の体験されたストーリー、学んだノウハウ、活用のTipsを共有いただきたいです。
発信すると知識の整理になり学習の定着率も高まります。また周りに喜ばれますし自身のスキルアップにもつながります。
とは言え、発信する方はまだまだ少数です。中には発表には興味あるが顔が出せない方、所属名が出せない方、実名が出せない方など制限のある方が一定層いらっしゃいました。UiPath Friendsではこういった方々の発表を後押して、素敵なノウハウを共有できる場を提供すべく、顔出ししなくてOK、所属名非公開、実名でなくても登壇OKとしています。中でも顔出しNGから生まれた仮面登壇というスタイルは好評で、オンラインの画面越しでも仮面のセンスや面白さが伝わってきます。

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オープニング前や休憩時には、雑談タイムを設けてリアルな雰囲気で自由に話す、Comntlyで👏や💗の連打を視覚的に表現、LTの時間切れの際にはチーンベルを鳴らすなどして、少しでも楽しみながら発信できる場づくりを心掛けています。

イベント時のみならず、ブログ発信チャレンジやアドベントカレンダーでは、リレー形式でブログを書くバトンをつなぐことの期待感とつながるのかという緊張感参加したみなさんでの一体感完走したときの達成感はきっと楽しさにつながります。今年はささやかなプレゼントも用意しています。

発信することが楽しい。

一人でも多くの方がそう感じていただけるように、より良いコミュニティづくりに励んで参ります!

4. まとめ

UiPath Friendsのコミュニティ運営現場事情をお届けしました。
いかがでしたでしょうか?
まだまだ2歳弱の若いコミュニティで課題も盛りだくさんですが、少しずつコミュニティをきっかけに初めて発信する、初めて運営する、仕事の評価につながった、外の人とつながれての学びになる、そして楽しい。などポジティブなフィードバックも耳にするようになりました。

まずは参加してみる、発信してみる、運営をやってみるなど、行動してみることをぜひオススメします。主体的に取り組んだ体験とそこから得られる学びとフィードバックは、きっとかけがえのないものになります。

#UiPathブログ発信チャレンジサマー2021 は絶賛継続中です😆

最後までお読みいただき、ありがとうございました!







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