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#UiFes 振り返りフェスティバル

みなさん、こんにちは。

渡辺俊平です。(@ShumpeiWatanabe)

2020年10月17日(土)に開催された、UiPathユーザーコミュニティの初めてのの年次カンファレンス『UiPath Friends Festival 2020 ~集めよう自動化ノウハウ!広げよう仲間の輪!~ 通称 #UiFes についての振り返りブログを書きます。
運営メンバーのみなさんでの反省会はKPTメソッドをフル活用して先日行われましたが、ここでは個人的な振り返りを書きます。

1. 初のコミュニティ フェスティバル開催に向けて

UiPath Friendsは2019年の9月から活動を開始して、秋のシーズンに1年を迎えました。

1年に1回最も大きく、最高に盛り上がるようなコミュニティイベント、いわゆる「年次カンファレンス」をしたいと当初よりずっと考えていました。
昨年の12月には、リアル開催で全員集合的にラフなアイデアならがらもやりますと発表していました。
その後はご承知おきの状況を経て、オンライン開催で一部のスピーカーのみ会場から登壇する形式で開催する方向で企画が進みました。

年次カンファレンスのテーマは、運営メンバーのみなさんから15案くらい出たアイデアを厳選してチューニングを経て決まりました。『集めよう自動化ノウハウ!広げよう仲間の輪!』 これができて1年目、今のユーザーコミュニティに最もフィットしていました。
RPAはここ数年で爆発的に広がりましたが、他のIT分野と比べるとまだまだ情報や経験者も少なく一人RPA担当という方も多くいらっしゃいます。
周りにフランクに聞ける人がいなかったり、また使ってみてこそわかることは本当に多くあると思います。そんな中、RPAを通じて得た自動化ノウハウを集めて共有したらどうなるだろうか? 会社では一人RPA担当でも、社外には同じRPA担当がいる。そんな方々がコミュニティへの参加を通して、自動化仲間としてつながり、ノウハウを共有し助け合い、ときに励まし合う関係になれたら、本当に素晴らしいことです。

そんな想いのこもった、UiFesの詳細と見どころは前回のnoteを改めてご参照ください。

2. フェスティバルのハイライト

まず分かりやすい数値的な結果は以下の通りです。全てがUiPath Friendsのコミュニティ史上のレコードです! 去年まで何もなかったユーザーコミュニティが、1年ちょっとで年次カンファレンスを開催できたことだけでも本当に素晴らしいことです。この勢いと熱気をオンラインながらも体現できて、今年一番の感謝感激の超感動モノで、バタバタしている裏で心の中では嬉し泣きしてました。

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オンライン疲れ、Webinar疲れが謳われる中、総勢50名が登場し、8時半を越える配信にもかかわらず、終始100名前後の方が見てくださり、ライブ配信後はリアル視聴の10倍以上もの再生回数まで伸びました。(配信トラブル込み。配信面のトラブルはご迷惑をおかけして本当に申し訳ございません。)

いつでもどこからでも、好きなところだけでも見れる。Tweetでもかなり発信いただき、Twitterでつながって交流しながら参加するスタイルもオンラインでの熱気を感じられ、見ている方もお楽しみいただけたのではないかと想像します。運営側は体力的に疲れはしますが、年に一度と思ってちょっと頑張って精力的に協力してくださるみなさんには本当に感謝の限りです。

3. チャレンジを振り返る

少し細かくUiFesにおけるチャレンジを振り返ります。

①集客
結果的に過去最高の335名のお申込みとなりましたが、もう少し工夫が必要だと下記グラフを見て実感しました。ページ公開後はSNSを中心に展開してましたが、当初からメール配信案内もあった方が効いたかもしれません。
10月に入り100名を越えたあたりから一気に伸びました。直前になり土曜の予定が見えた方が増えたのか、アジェンダが充実してきた点が効いたのか、100名以上が参加するなら自分もと心理的な影響もあるのかもしれません。

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もう少し会社からもメール配信があった方が人数は増えそうですが、多すぎても他の会社マーケティングイベントとも思われる可能性もあり、この規模では月1,2回が良いのかもしれません。このあたりの棲み分けは、ユーザー主体コミュニティならではの悩ましいところでもあります。(実は初めて会社公式のマーケティング媒体に掲載してもらいました。)

個人Twitterで最もエンゲージが高かったものが、ユーザーLT 10名のタイトルとスピーカーが決まったアナウンスでした。ユーザコミュニティの醍醐味であるユーザーのLTは、やはり注目度も高く大切にしていきたいです。

長尺のオンラインイベントでは、直前や当日にふと思い立って見る方もいるため、当日も何度かお知らせできれば、さらに良かったと今は反省しています。(SoftBank Worldを見て学びました。)

集客の内訳として、初めて参加する方が全体の6割を占めていました点がコミュニティの今後の拡がりを感じられて嬉しかったです。ぜひ継続して参加いただけるよう考えていきたいです。

②スピーカー集め
ユーザー登壇者数は35名
となり、コミュニティのみならずUiPath Japan史上、最多登壇者数になりました。

実はスピーカー探しには毎回苦戦しています。当初は一般募集のみでは中々集まらず、Twitterやライブ配信で募集を強化したり、知っている方でやってくれるかもしれない方にたくさんお声がけしました。いきなりお声がけさせていただいた方、すみませんでした!また懲りずに次回のLT登壇お待ちしております。

パネルディスカッションのリーダーを引き受けてくださった方がメンバーを募ったり運営メンバーの方が自社内でスピーカーを探してきてくれたりと、一人ではできない拡がりを機に徐々に増えていきました。また、サイトにスピーカー情報を写真&Twitterとブログへのリンク付きで掲載するようになってから、勢いづいてどんどん決まっていきました。(地味に大変で、毎晩更新していました)やはり登壇する実績が可視化されて残るのはスピーカーにとって嬉しいですね。これはぜひ続けたいと思います。

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集客にも効きそうなName Valueのある方を呼びたい誘惑に駆られましたがやめました。数を負うこと誘惑に負けてそこだけ見る方が増えることはコミュニティでは避けるべきと我に返りました。
LTのお誘いはするものの、快く引き受けてくれる方、自発的に申し込んでくださる方の熱意とその積み重ねこそが本当に大切であると実感しました。
お蔭様で、全国各地の沖縄から福岡、大阪、静岡、新潟のスピーカーが集まったり、女性ユーザーだけのパネルディスカッション企業でバリバリ使っているユーザーのLTはもちろん、今回が初登壇の方も多く新卒やインターンの方も登場。MVPメンバーがディープに話し、運営メンバーも熱いトークで基調講演をはじめ各セッションを盛り上げていただきました。
この多様性がコミュニティならではの面白さと他では得ることのできない学びと経験につながるのではないでしょうか。


③新設したコミュニティ表彰式
コンテンツ面で絶対に入れたかったものが、今年から新設したUiPath Friends Loversというアワード受賞式です。

新設UiPath Friends Loversとは?
コミュニティ運営メンバーの中から、リーダーシップを発揮し、自主性、積極性、情熱をもって行動を実践し、コミュニティの成長と発展に多大なる貢献をいただいた方を表彰したします。

ユーザー主体のコミュニティは参加者のみなで創り上げるものですが、上記のようなコミュニティリーダーなくしては成り立たないことでしょう。本業のお仕事もある中でユーザーコミュニティの運営に積極的に関与してドライブしていくには、やはり情熱が欠かせないと思います。これを体現してくださったリーダーのみなさまに、UiPath Friends Loversというコミュニティ表彰式で会社から感謝の想いとカタチをお届けできたのは、コミュマネとしても個人としても本当に嬉しいです。ちなみに表彰グッズは1点モノで活躍いただいたコミュニティロゴが入っています!(なお、MVPの方はコミュニティでのご活躍も選定・更新項目に入っているため対象外となります。)

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④準備のボトルネック解消のカギは自走か?
課題も多くあります。ほぼ終日のライブ配信イベントにしては、やや準備不足でした。打ち合わせやリハーサルに来れない方への連携や、当日の役割分担が充分でない部分もありました。私自身もタスクを引き受けすぎてしまい、自身の力量不足もあって一部回っていなくて準備が後手に回りギリギリな連絡が多く生じてしまいました。
コミュニティの成長と発展の文脈で、自走するというキーワードを各所で聞きますが、コミュマネがボトルネックになり進みにくくなるという今回の経験をもってガッツリと体験しました。
今後は、運営メンバーのみなさまが少しでも走りやすいような環境づくりと、伴走しつつのサポートや場合によっては走る道を掃除しておけるようになります。もちろんコミュマネとしての走力も上げていきたいです。(昔は陸上部でした)

⑤ユーザーの熱量がベンダーに火をつける
今回、CEOCROを呼びました。コミュニティを推進する時の課題の1つに経営層の理解を得にくいとよく言われます。どんなに資料やメール、上手いプレゼンで説明するよりも、その場に来て体験してもらう方が伝わりますね。ライブ配信会場にて運営メンバーとスピーカーの熱意がリアルに伝わるとても良い機会を設けることができ、それがプラスになりました。
後日、CEOからもユーザーのみなさんの熱量と楽しんでUiPathについて語ってくださる様子に感化された、アーカイブは全社員に見せたい結果は全社員に共有してと発表の場までありました。
UiFesを機にTwitterを始める社員もいて、ユーザーの熱量がいままで発信していなかった社員の魂に火をつける瞬間を垣間見ることができました。コミュニティをもっと手伝いたいと言う社員もいました。
ユーザーとベンダーも買い手と売り手の関係を越えて、お互い熱量全開でポジティブに高め合っていける関係になれるよう、コミュニティがその1つのきっかけになれば本当に嬉しいです。

⑥フェスといえば物販!コミュニティグッズ販売開始!
新しい取り組みとして、コミュニティでのグッズ販売も始めてみました。
イベントで物理的にノベルティを渡すことが難しくなる中、好きなものを自分で買って当日にみなで盛り上がるというスタイル、フェスでよくある一面を体験でき、イベントとしても新しくて面白いものでした。在庫を抱えず利益ゼロで販売できるSuzuriを活用してのイベントTシャツやパーカーなどが好評でした。いつでも買えますので、お好きなものがあればぜひいかがでしょうか?


⑦やりたかったこと

実はやりたかったことが1つあります。オンラインとオフラインの融合型、ハイブリッドなイベントが主流になってくる中で、リアル会場の在り方を模索していきたいと思っています。ライブ配信会場でスピーカー&運営のみなさまと、久しぶりにまたは初めて会う方もいました。普通に「人と会うこと」の価値、貴重さ本当に高くなっていると身に沁みました。
アウトプットする方なのか、順番で回すのか、初参加の方を抽選&招待制にするのかなどなど、ハイブリッドなときのリアルな会場について、いろいろ試してみたい気持ちが満載です。
配信スキルのある方は、ここに限らずきっと呼ばれ過ぎて困っているのではないかと思います。)

4. やればできる! 今後に向けて

UiFesは年に一度のユーザーコミュニティのお祭りイベントとして、これからも毎年開催していきたいと思います。参加者同士がより交流し情報交換もできるようなアイデアも考えていきたいです。
今回、特に初スピーカーの方々からの「登壇の機会をありがとうございました。発表することが楽しかった。またやりたいです。」等々のコメントをいただきました。UiFesを機にチャレンジしてステップアップしていく方々が増えるのは本当に嬉しいことです。

小さなアイデアと一歩踏み出す勇気」があれば、コミュニティの流れに乗って、あとは やればできる!という体験、実践いただくことができました。今後もスピーカーやブログ等でアウトプットする方がどんどん増えてほしいと願っています。

さて、年次カンファレンスを終えて、一回り成長できたユーザーコミュニティのこれからはどうなるのか? 運営メンバーからは、もくもく会を定期開催してもっと気軽に勉強できる場を設けたい、といううアイデアが出ています。また、フェスの日のみならず自動化ノウハウを共有し、仲間の集められるようにコミュニティメンバー向けのSlackも開設されました。メンバー同士のオンラインでのコミュニケーションも活性化していきたいですね。

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新たな運営メンバーも募集しています。ぜひご一緒に、これからのUiPath Friends を創っていきませんか?
やればできる! というマインドを持って参画いただけると本当に面白く素晴らしいご経験になります。それに応える素晴らしき運営メンバーたちとの新たなコラボ、化学反応が楽しみです。約1年前までは、ゼロだったコミュニティがここまできました。みながコミュニティ運営は初めてでした。
まだまだ発展途上な部分もありますが、この成長過程を楽しみながら学び、一緒に次のフェーズのコミュニティを創っていきましょう!ぜひお申込みをお待ちしております。来年のUiPath Friends Loversはこのnoteを見たあなたかもしれません!

改めてまして、ご参加いただいた方々、スピーカーと運営メンバーのみなさま、協力してくれた社員の皆様、また普段から有益な情報を発信されているコミュニティマネージャーのみなさまには勇気をもらい、本当に感謝しております。

このnoteを最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました!

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↑スピーカーと運営のみなさん

5. リンク集

UiPath公式ブログへのリンクも後日追記予定です。(2020年11月4日追記)

UiPath公式コーポレートブログ


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