マガジンのカバー画像

あなたが好きなアジアで

17
タイを中心にアジアの国々で味わった様々な旅や取材の“修行”を集めたマガジンです。
運営しているクリエイター

記事一覧

【あの頃:日経記事から②】東日本大震災から日本の復興を願うアジアの国々

 「東日本大震災」という呼称が定まる前、被災から5日後のタイ・バンコクで開かれたタイ政府…

三河 主門
2か月前
3

【あの頃:日経記事から③】タイ洪水が浮き彫りにしたインドシナの森林・環境破壊

 タイは雨季になると毎年のように洪水がどこかで発生する。だが、2011年10月の大洪水は同国北…

三河 主門
2か月前
3

旅先の「風の色」

 我がオフィス(注:執筆当時のタイ駐在時の話)は、バンコクで最も賑やかな繁華街の一つ、シ…

三河 主門
1か月前
7

【あの頃:日経記事から④】ミャンマー、「開国」が呼び込んだ環境問題の試練

 ミャンマーは2021年2月1日に国軍がクーデターを起こし、軍事政権が今も続いている。以下の記…

三河 主門
1か月前
2

駐在員は“嫁ぎ先”で愚痴を言う タイ🇹🇭

「好きな気持ちばかりじゃ続かないよ。長くいると好きと嫌いが交互にやってくる。それを理解し…

三河 主門
10か月前
7

クーデター後のミャンマー、民主化へ時の針を止めるな(デーリー東北「私見創見」)

 ミャンマーの最大都市ヤンゴンを正午に出発した車は、ゆるゆると北を目指した。目的地は当時…

三河 主門
10か月前

日常の普遍的価値を守ろう――日本のイメージをつくるもの(デーリー東北「私見創見」)

 イランを初めて訪れた約30年も前の1991年11月。中国からパキスタンを経てイラン東部の国境都市・ザヘダンに陸路で入り、そこからバスを乗り継いで古都イスファハンにようやく着いた。  16世紀末〜18世紀前半にサファヴィー朝ペルシアの首都として繁栄を極め、「世界の半分」と呼ばれたイスファハン。壮麗なモスクを観光した後、川沿いを歩いていると、少年たちが「アチョー、アチャー!」と叫んで近づき、チョップやキックを浴びせようとする。  ブルース・リーの真似事で、こちらを中国人だと

牧歌的トルファン、今は昔――米中が歩む衝突への路(デーリー東北「私見創見」)

 初めて海外に出たのは1991年10月2日、上海から鉄道とバスに乗って中国本土を横切り、パキス…

三河 主門
10か月前
3

「美女大国」を実感した2017アスタナ万博 カザフスタン🇰🇿

 中央アジアのカザフスタン。首都は「アスタナ」という街ですが、ここで2017年6月10日から中…

三河 主門
7年前
16

短期間で「脱・北朝鮮」を実現したミャンマーのゆくえ

ジャーナリストという職業は、あらゆるところに行けるチャンスがある、と思って筆者はこの仕事…

三河 主門
9年前
10

日本人の「買いもの耐性」が試される友好国トルコの商人道

タイ人は商売が上手いか、と聞かれると答えは「否」だと思う。もちろん実業界で成功した金持ち…

三河 主門
9年前
60

“手惚れ”する街 バンコク

「わたしの肉にグッとくい込んでくる、その巧みな指づかいに惚れちゃう」 ——と書くと何のこ…

三河 主門
9年前
19

ホリスティック・ライフ タイ🇹🇭バンコク

タイのバンコクで、日本にいるより頻繁に通うようになるのがマッサージ店だ。「乱立」という言…

三河 主門
9年前
22

モテる者が富める国 タイ🇹🇭

「こんなところでポルシェ売っているとは⁈」 タイ・バンコクの中心街にあるショッピングモール「サイアムパラゴン」を初めて訪れた時、驚いたことが二つある。 一つは広さだ。これは他の多くの人から同じ感想を聞く。仕事で流通関係の業界を担当した時に米国や中国にある超大型店をいくつかみてきた。ので、たいていの大型店には驚かなくなっていたが、バンコク都心部の一等地にこれだけの大きな‘箱’をドンとこしらえるあたりに、日本の常識との大きな違いを感じる。 もう一つが、中にある店のラインアッ