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gnarbox 2.0 SSDの話

今回、gnarbox 2.0 SSD が届いたので、そのご紹介を。ちなみに gnarboxは"ナーボックス"と発音するらしいです。(知らずにずっと"グナーボックス" って言ってました笑)

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このgnarbox 2.0ですが、実はKickstarterで初期の頃からbackしてたのですが、予定の出荷時期から相当待たされてしまって、一度キャンセルしてしまってました。しかし、やはり気になって結局購入したという経緯があります。(笑)

gnarboxってなに

一言でいうと、撮影現場でSDカードをPC無しで直接バックアップするためのガジェットです。自分の場合は2-3泊以上の撮影地に行く場合に必須になってくるアイテム。特に、毎晩ホテルでPCを使ってSDカードをバックアップということが出来ないようなシチュエーションの場合に大活躍してますね。

以前は、gnarbox 1.0という前モデルを使っていたのですが、カメラの高解像度化にともない徐々に容量が不足したのと、HDDの速度ではデータ転送に時間がかかるため、SSDバージョンが必要でした。

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gnarbox 2.0 SSDで出来ること

SDカードから内蔵SSDへのバックアップは当然できますが、その他にもgnarbox 2.0にUSB接続した外部ドライブへのバックアップ、逆にUSBドライブから内蔵SSDへのバックアップ、内蔵SSDからUSBドライブへのコピー等、gnarbox 2.0をハブにしてあらゆる方向へデータのコピーが可能です。

それと、これは重要な撮影では助かるなと思ったのがマルチコピー機能。SDカードから内蔵SSDとUSBドライブの2箇所に同時にバックアップすることが出来ます。

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gnarbox 2.0 SSDを使ってみる

実際にgnarbox 2.0 SSDを使ってみた感想なのですが、まず充電後に電源を入れてちょっと戸惑うことが。。
実はちゃんと起動しなかったんですよね。いきなり故障かと思ってWebページのFAQ等で対処方法を探したら、ちゃんと対処方法がありました(笑)。
どうやら、不安定になってもWIFIだけは機能するようになっていて、スマホでWIFI接続した状態で専用アプリからリセットすると起動するとのこと。
まだ日本語でのFAQやサポートは用意されてないので、日本で買う人は要注意かも。

その後、正常に起動したと思ったら怒涛のアップデート通知の連続でした。どうやら出荷時のファームウェアはかなり古かったので不安定だったらしく、ファームウェアアップデート後は起動しないという問題は今のところは起きていません。

専用アプリ

gnarbox 2.0のデータ管理をするための専用アプリ "Safekeep"が使いやすく便利です。WIFIで直接gnarboxと接続するか、Homeモードで共通のAPにWIFI接続することで使用できるようになっています。

このアプリを使うと、内蔵SSDだけでなく接続中のデバイスのフォルダ・ファイル管理や転送などの操作が簡単にできます。

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他にもセレクト用のアプリや映像再生用のアプリもあるようですが、こちらはまだ試せてないので、またの機会に紹介したいと思います。

転送スピードチェック

さっそく転送スピードチェックをしてみました。まずはSDカードから内蔵SSDへのバックアップスピード。仕様上は75MB/sとなっていますが、実測したところ約60MB/s程度。カタログ上のスピードはかなりの理想状態だと思うので、通常使用時にで60MB/sでればまあ良いかなと。

ついでに以前から持っているWD My passport Wireless SSDでも測定してみました。こちらは実測で約50MB/s程度だったので、少しスピードアップしたことになります。とはいえ、内蔵SSDはもっと速いはずなのでSDカードスロットがボトルネックになってそうです。おそらく速いSDカードリーダーでUSB接続すればもっと速度が出そうなので、機会があれば試してみたいと思います。

次に、gnarbox 2.0とPCをUSB-Cでマスストレージモードで接続した場合の速度を確認しました。

その結果がこちら。読み込みで約241MB/sですね。仕様は350MB/sなので、これはちょっと残念な結果かなぁ。

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ちなみにWDのWireless SSDの結果がこちら。WDが全然速い。

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ただ、WD My passport Wireless SSDですが、6700mAhのUSBバッテリーとしても使えるとあって、多少大きいです。
ちなみにgnarbox 2.0も外部に給電できるので、緊急時には使えるかも。

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まとめ

まだ使用して1週間程度ですが、雑感でgnarbox 2.0の良いところ・イマイチなところを列挙してみます。

◯良いところ
 - デザイン
 - コンパクト
 - 液晶があるので、操作しやすいのと転送状況が把握しやすい。
 - (ある程度の)防水

◯イマイチなところ
 - SDカードリーダーの転送速度
 - PCへの転送速度
 - ファームが不安定(だった)

思ったよりも速度が出てないところが若干気になりますが、専用のカードリーダーが同時に発売している理由はそのためなのかも。
PCへの転送速度は今後のファームアップデートに期待かなぁ。
ではでは。

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