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面接で必要な準備とは…?

キャリアカウンセラーの宗像(むねかた)です。
就職活動中の4年生からは、「内定をもらいました!」とうれしい報告をもらう機会が増えました。
一方で、面接で苦戦する学生がいるのも事実です。
 
面接に際して、必要な準備はいくつかあります。
自分がどんな人間か理解してもらえるように伝える準備はもちろん、応募先の企業や職種について調べ、理解を深めるのが不可欠です。
 
先日、中途採用をすることになった知り合いの企業の面接に、勉強を兼ねて立ち会わせてもらう機会がありました。
面接官はその企業の社長です。何人かと面接を重ねる中で、応募者に対してかなり突っ込んだ質問を投げかけていました。
もし私が選考を受ける立場だったら、答えられたかわからないほどの鋭い質問だったので、終わってから「随分、厳しい質問をしていましたね」と尋ねてみました。
 
するとこんな回答が。
 
「うちの会社のホームページさえ見てない人が多いと感じたの。今回、応募してきてくれた方たちが、募集しり職種を含めて、どのぐらい仕事の内容を理解してくれているか、あるいはうちの会社のことを知っているのかを知りたいと思ってね」
 
経営者がこうした思いを持つのは、何も中途採用に限った話ではありません。
新卒採用でも同じです。正社員として仕事をした経験がなかったとしても、応募する企業について調べたり、仕事の内容(職種)をイメージして理解を深めたりする必要があります。
 
例えば自動車ディーラーでも、企業によって販売する自動車の種類は違いますし、営業のスタイルも少しずつ違うでしょう。また、「営業職をやりたい!」と言っても、その企業が扱う商品の提案先が、お客様が企業相手か個人相手かでスタイルは変わってきます。
 
ですから、面接の前にはしっかり企業研究をして、志望動機を練っておきましょう。
「説明会に参加しないと志望動機が書けない」という声も聞きますが、最近の企業のホームページは丁寧に作り込んであります。同業他社と比較すれば、企業の研究もかなり進みます。
 
また、志望動機は面接を重ねるたびに、進化させていくことができます。
過去には逆質問をして得られた回答を、次の面接の志望動機に盛り込み、内定を手にした学生もいます。
 
選考スケジュール的には、「6月1日企業の選考開始」となり、面接の機会も一層増えると予想されます。学生の皆さんはぜひ、企業や職種の研究を重ねて面接に臨んでください。
もし、1人で検討するのが難しいと感じる場合は、総合キャリア支援室までお越しください。一緒に志望動機を考えましょう!