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20240127

日付とか分からなくなってしまうな。それくらい今はぼんやりと生きている。眠らせてはくれない古本屋を出たあと、友だちと電話しながら貼らないつもりの貼るカイロをファミマで買ってしまったのが果たして深夜の何時だったのか、覚えていない。深夜にこそ肉まんが食べたいのに、わたしのためのほかほかはどの店舗でも見当たらなくて、お前の温もりは昼間に求めろと街が言っている。

暗闇のなかを歩いていると、知らない街に行きたいよね、とあなたが話してくれたので、わたしたちが愛してやまないあの子の暮らす甲府や韮崎について、ひとつやふたつ、こぼしてみる。美味しいカレー屋さんと、何より誇れるコーヒー屋さんがいくつもあって、すてきな部屋にくらす植物屋さんだっているあの街を、あなたはきっと気にいるでしょう。いつか国立でいびつなかたちのプリンを祝杯とした時にでも、話をきかせてくれたらうれしいな。あなたが生まれた日のこともちいさく壮大に祝いながら。

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さあて、わたしはたおやかに大きな決断をしましたよ。たおやかというのがどういう意味か、全然分からないけど音が好きなので使ってみる。さあ穏やかに、たおやかに、タオルケットは穏やかに。わたしたちはわたしたちのことを本当はもっと大事にしていいというか、実は初めから互いに見い出していた、わたしたちの間に宿るやわらかい光を、ないものとしてやり過ごすのはもうやめてみませんかと、そういう話を今はあなただけにしたいです。そういうタイミングで、あなたもきっと気にいる映画のリバイバル上映がやってくるのだから、言語に頼らずともわたしたちはわたしたちを信じることができると、そう、思わせてくれてもいいんじゃないかな。互いを必要とせずに生きるにはそろそろ限界を迎えていませんか。孤独はひとりではないって彼も言ってることだし、暖炉のある家で犬と暮らすことやためらわずに新しい本を買う生活を、わたしたちの速さで目指していくのもいいんじゃないかと思うんです。ハチミツを口ずさみながら車に乗ったり、ふざけた生活を続けよう。丁寧な愛とか、ユニークな進化の礎はここにある。あなたから溢れるやさしさが脆くてさみしいことをわたしは知っている。

あらららら、随分とてきとうに書いてしまったかしら。まあいいか。愛ってこのくらいてきとうに喋っていいし、みんなもっとベッカムヘアの広瀬すずを見習ったほうがいい。フーディーの似合うサブちゃん演歌スクールにばかり目が行きがちだけども。ところで、いつまでも待つけどいつまでも待つとは言わないでおくよ。もう待ちくたびれてはいるからねえ。

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