伊勢という國
こんにちは。こんばんは。あるいはおはようございます。食べることが大好きで寝ることもやめられないズボラ星人しゅくらんです。
先日、家族でお伊勢参りに行ってきました。
これでもか!と思い付く限りの贅沢をしてしまい、それでもやっぱ家が一番だよなぁというなんとも贅に申し訳ないという結果となりましたが、とびきりの贅沢はやっぱり幸せしかないのでした。
そんな旅の最中に思ったことをほんの少し。
日常と”非”日常
京都在住の私。
メインの公共交通機関は近畿鉄道。
近鉄様です。
近鉄様がこの世に送り出してくれた伊勢へと直行する<特急 しまかぜ>に乗車。
背もたれはもちろん、足元までゆったり。
発車と同時に流れる景色はちょっとVRの世界に行ってくるよ!的に現実から異空間へと強制送還です。
うん。
この感覚、大好物だ。
新しいおもちゃを買ってもらった子供に近い感覚。
ワクワクが止まらない。
絶対に窓際!!!を譲らない私。
今の時期、紅葉が少しずつ進んで来ているのをまだ視力がハッキリしてる間にちゃんと見ておきたい。
理由はそれだけ。
(弱視なだけで大きな病気じゃないよ!)
海外に行ったことはないけれど、多分日本という国は”サービス”というものがぶち壊れてると思うのです。《お客様は神様》という名残なのか、はたまた民族性なのか過剰にゲストを敬いすぎる傾向がある。そしてそれを当たり前に受け取る側も。
車内販売に廻って来てくれる方やカフェ車両のスタッフは必ず女性で落ち着いた声・ゆっくり丁寧な口調とスピード・身だしなみはもちろん笑顔も忘れない!!!(凄いことよねこれ。)
近鉄の社員さんの話によると、近鉄特急の中でも特別列車に乗務するスタッフは個別に試験があって、かなりの倍率があるらしい。
なるほど。
だけど…
だとしても一社員さんなんだよね?
特別な講習とか受けてたとしても社員さんだよね?
お仕事だから当たり前じゃん?なんて声も聞こえてきそうだけれど、ゲストを喜ばせることに特化した(訓練された)とんでもない人達に接待されてちょっとむず痒い気持ちになったのです。
私は顔にヒジョーに出やすいタイプなのでリスペクトしかないしほんの少しだけ彼・彼女らが制服を脱いで<とんでもない人>から<なんでもない人>になる瞬間を想像すると労ってくれる人はいるのだろうか?自分たちがしていることレベルの接待をしてもらってるのだろうか?なんて余計なことを考えてしまい、完全に余計なお世話だと気付いて急いでまた流れる景色に目を移したのであります。
こうして私の伊勢という國への非日常がスタートしました。
𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹
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