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9月から7000m級の山に挑戦する登山家にパシられた話

今日も元気にパシられます!
今回の依頼はパシラレヤーというよりは治療家の仕事。

▼依頼人
登山家の佐々木優君
下山する時に膝の外側が痛くなるから治療してほしいと連絡あり。
2018年9月15日からネパールにあるチャムラン(7319m)の山に行くためその時に足が痛くならないようにしたい。

パシラレヤーなのになぜそんな依頼がと思う方もいると思うので少し自己紹介も兼ねて説明させてください。

▼パシラレヤーの職歴
前々職が理学療法士というリハビリテーションの仕事を病院でしていてその後ベンチャー企業に転職→ニート兼パシラレヤーでございます。

それなので身体の痛み(肩、腰、膝)を取ったりライザップのようなダイエットメニュー(食事・運動指導)を作ったりいろいろできます。

話を戻します。
この日も富士山で数日間過ごしてそのままうちに来てくれました。
下山時に左膝外側に痛みが出現するということで治療の依頼がきました。

▼評価
評価したところ膝、股関節、左足関節の柔軟性の低下がありました。
・大腿筋膜張筋の柔軟性低下
・膝関節屈曲制限あり(正座しにくい、うつ伏せにして膝を曲げてもお尻と踵がつかない)
・股関節外旋制限あり(あぐらできない)
・左足関節底背屈制限あり(足首を伸ばした時に左右差あり)
→小学校の時にケガした。
・偏平足(+)、足関節の内反(+)
→ただし最近インソールを入れた

▼考察(ざっくり)
痛みの部位と出現エピソード、症状、検査から腸脛靭帯炎の症状かなと推測。
足部と股関節の柔軟性低下が膝に影響及ぼしてるのかな。
治療効果があるかどうかですが、可動域のEnd feelから足関節の底屈制限以外はどこも筋性の制限かなと予測。
時間かかるけど可動性の拡大は見込めると判断。
出発は1カ月後だから毎日ストレッチすれば効果は得られると判断。

▼ストレッチ指導
患部への負担を減らすためにストレッチの指導
・大殿筋、大腿筋膜張筋のストレッチ
・足部底背屈のストレッチ
・足趾の分離運動
・膝の屈曲ストレッチ

自主訓練用に動画を撮影して自宅で行うように指導

理学療法はこんな感じで評価→考察→治療→再評価の繰り返しです。
ビジネスマンのPDCAサイクルと同じです。

今回はパシラレヤーというより治療家の依頼でした。
登山は命の危険があるのでなるべくリスクを減らしておきたいしなにより無事に帰ってきてほしい。

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