「おかえりモネ」に、おはよう。

 私が朝ドラを観るのは、実に「あまちゃん」ぶりです。

 今回「おかえりモネ」を観ようと思ったのは、主人公・永浦百音(モネ)役を演じる清原果耶ちゃんを見たいがためです。
 「俺の話は長い」「望み」「まともじゃないのは君も一緒」といった作品を通して、彼女の魅力にハマっています。
 佇まいはとても自然的だけれども、タチアオイのような凜としたまっすぐさと存在感は我々の目を奪います。彼女の持つ瑞々しさが、梅雨を迎えて空気が重たい朝でもきらりと輝くはずです。
 西島秀俊さんや夏木マリさんはじめ、端から端まで圧倒されるような豪華キャストが揃う今作ですが、その中でも清原果耶ちゃんがどのような表情を見せ、どのような声を響かせるのか、わくわくとどきどきで胸がいっぱいです。

 今朝放送の第4話では、気象病の話が出たり、突然の雨でイベントの予定が崩れかけたのを気象予測によって解決したりなど、気象予測が我々の生活に密接に結びついていることを視聴者に再確認させる描写が多く、嬉しそうに「天気予報って未来がわかるんですね!」と興奮するモネが印象的でした。
 確かに描写の通りだと納得しましたし、遊びなり仕事なり、天気を全く気にせず生きられる人は実際ほとんどいないですよね。
 モネはきっとこれから、誰かの役に立ちたいという奉仕願望を、天気について学ぶことで達成していくのでしょう。その姿を見守っていきたいですね。

 さて、脚本家の安達奈緒子先生と言えば「リッチマン、プアウーマン」「失恋ショコラティエ」といった作品をご担当されたラブロマンスの達人という印象ですし、坂口健太郎くんや永瀬廉くんといったイケメンも揃ってるので、せっかくなら!と、恋愛描写についてもどうしても期待してしまいます。

NHK放送史『“朝ドラ”のヒロイン夫婦』

 このページの文末には、「作品自体はもちろん、夫婦のあり方や恋愛観にも時代背景が投影されている。うつりゆく世相を映す鏡として、過去の朝ドラを改めて振り返ってみても面白いかもしれない。」という提案が示してあります。この指摘は面白いと思いましたし、せっかく観るなら注目していきたいポイントだなあと思っています。

 高く遠く広すぎる空の下。
 BUMP OF CHICKENが奏でる主題歌の「なないろ」という曲名のごとく色鮮やかで素敵な作品となりますよう祈りつつ、
 毎朝の癒しとしてこれからも楽しみにしています。


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