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自分より若いアーティスト

 半世紀生きてきました。人生百年時代も後半戦です。
 最近、自分の年齢の半分くらいの年齢の、あるアーティストの作品に夢中です。運がいいことです。多くの人は、自分が若い頃発表された年上のアーティストの作品しか楽しめないものです。人生の後半戦を楽しむために、自分よりも若い人の才能を素直に愛せる魂の柔らかさを持ちたいものです。
 若いアーティストを好きになる利点の一つは、おそらく、私はそのアーティストの訃報を聞かなくてもいいということです。今まで好きになったアーティストのたくさんの訃報を聞いてきました。もうその人の新しい作品を楽しめないのだというのは何とも悲しいものです。
 私よりもうんと若いそのアーティストは、私が死んでも、作品を作り続けてくれるんでしょうね。
 私が死んでも命があって、どうにかして、それらの新しい作品を楽しめるといいなぁ。
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イラスト by ClassicVector

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