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東京ヤクルトスワローズが143連勝するセ界 6月22日~27日

今週は敵地マツダスタジアムで、カープとの3連戦からはじまる。
ここでカープが今年も赤傘を来場者に配布するとのこと。
毎年スワローズファンが憤慨しているというのに。
まったく持って許しがたい行為である。
こうなれば、ここもしっかり3連勝で引導を渡したいところだ。

カープの先発は、未だスワローズ戦で負けなしの大瀬良。
しかし、そんな過去のことはお構いなしに、2回表にスワローズ打線が猛攻を見せる。
先頭のミスターツーベースオスナがチャンスをつくると、ワンアウト1・3塁でショートのレギュラーを掴みつつある元山が先制のタイムリーを放てば、続く田口はバントをすると相手のエラーで追加点。
さらには、塩見の内野ゴロの間に1点、青木のツーベースでもう1点と、苦手の大瀬良から一挙4点を奪うことに成功した。
スワローズの先発は、地元広島での登板となる田口。
毎回のように先頭打者を出すも、要所をしっかり抑えて7回を1失点と先発の役割を果たした。
6回には、スリーバントスクイズを決めるなど、さすが名誉生え抜きである。
8回は同じく凱旋登板となる坂本、9回は大下かと思いきや星が無失点に抑え、ヒット数はカープの方が4本も多いのにも関わらず、5点差で勝利した。
バックネット裏でアホダンスを披露していた少年も意気消沈したことであろう。

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スワローズ 040011000 6
カープ   000001000 1
田口7勝目!

この日も2回表に古賀のタイムリーで先制するスワローズ。
続く3回には、村神様の一発が飛び出し、2点の追加点を奪い、試合を優位に進めていく。
一方、スワローズの先発は、けけこと高橋。
前回のソフトバンク暴力と言われるくらいの強力打線をキリキリ舞いさせたピッチングをこの日も披露する。
5回までをわずか1安打に抑えるピッチング。
しかし、6回裏に3連打され、ワンアウト満塁のピンチをつくるも、併殺崩れでの1点のみで防いだ。
7回もツーアウトから連続フォアボールを与えるも、ここでマウンドに上がるは、名火消しの梅野が3割打者忍者菊池を打ち取り、事なきを得る。
9回表には、この日も相手のエラーでダメ押し点を奪うと、3連投のマクガフが三者凡退に打ち取って、連夜の赤傘配布日に完勝した。

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スワローズ 012000001 4
カープ   000001000 1
高橋2勝目!

赤傘が無くても怒りは収まらないスワローズは、第3戦も勝たねばならない。
昨日の完勝の勢いそのままに、初回、GⅠ馬塩見がフォアボールで出塁すると、続くレジェンドオブレジェンド青木がツーベースを放ち、たった2人で先取点をあげる。
しかし、スワローズの先発、サイスニードはこの日もピリッとしない。
毎回失点の4回途中5失点で、無念の降板。
バーネットのように中継ぎに回った方が、活躍できると思うのだが、首脳陣はこの先、どうのように活用していくのだろうか?
いくら点を取られても、それ以上に取り返せばいいと打線は、3回表にこの日もタイムリーエラーで同点に追いつくと、続くオスナは初球を叩き、打球はレフトスタンドを越す場外ホームランで、逆転に成功する。続く4回表もGⅠ馬塩見とミスタースワローズ山田哲人のタイムリーで、点差を広げていく。
その後は、お互いのピッチャーが踏ん張り、ゼロを並べていく。
7回表に元山の犠牲フライで追加点すると、守護神マクガフが抑えて、見事にスイープ。
マクガフは、このセーブで月間10セーブを達成し、球団記録を更新した。
また、広島カープ球団は、この反省を活かして、来年こそは赤傘の配布をやめてもらいたいものである。
マクガフは、このセーブで月間10セーブを達成し、球団記録を更新した。
急造守護神にも関わらず、この好投は素晴らしい。
ぜひとも、この調子で抑え続けていってもらいたい。
また、広島カープ球団は、この反省を活かして、来年こそは赤傘の配布をやめてもらいたいものである。

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スワローズ 104200100 8
カープ   112100000 5
大西2勝目!

本拠地神宮球場でジャイアンツとの3連戦を迎えるスワローズは、200勝に最も近い石川が先発。
これまで好投が続いていたが、この日は2本のホームランを浴びて5失点。
しかし「イシカワサンニ、カチヲ、ツケタイカラネ。」と、石川の登板日に再びオスナが燃えた。
2回、4回、7回とソロ、ツーラン、スリーランと3打席連続神宮にホームランの花火を打ち上げた。
2本打たれて5点取られたのなら、3本打って6点取ればいい。
6回以降は、星→吉田→大下の継投で逃げ切り、神宮花火大会はスワローズが勝利した。

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ジャイアンツ023000000 5
スワローズ 01020030×  6
石川4勝目!

続くはエースの小川が先発。
どうやらミニキャンプの効果が無くなったようで、まさかの3回途中6失点で降板となる。
4・5回も失点してしまい、2対9と絶対絶命の展開。
しかし、ここからがスワローズの強さをラッキーセブンから発揮する。
サンタナ、元山のヒットなどでノーアウト満塁とすると、明日は宝塚記念だ。と言わんばかりにGⅠ馬塩見がグランドスラムを放つ。
そして、この流れは渡さんと投球フォームを変えた大下が、きっちり無失点に抑える。
この大下のピッチングを無下にはしたくないと、8回裏ツーアウトランナー無しから、前イニング同様、サンタナと元山が連続ヒットで、わずかながら、同点のチャンスをつくる。
ここで打席に立つは、不遇な扱いをされている宮本。
いくらヒットを打とうとも、スタメンで使われないなら、ホームラン打ったろうやないけ!
この想いを乗せた打球は、ライトスタンドに吸い込まれる同点ホームラン。
きっとあの鬼軍曹宮本慎也も喜んでいたことだろう。
こうなれば勢いはスワローズのもの。
終盤で7点差を追いついただけでは満足できない。
9回裏、代打の西浦と内川が、オレもスタメンで使わんかい!とヒットを放つと、ここで打席に立つは村神様。
なんだかんだで主役はオレでしょ。と言わんばかりのスイングは、あっという間にライトスタンドに突き刺さるサヨナラホームラン。
本当に末恐ろしい21歳である。
終盤に3本のホームランで、劇的な逆転勝利をあげた。
また、9回に登板した大下が、今シーズン初勝利。
2軍でサイドスローに転向したのが功を奏した。

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ジャイアンツ024210000 9
スワローズ 200000433 12
大下1勝目!

松原に先頭打者ホームランを打たれた先発のスアレス。
しかし、この日スタメンマスクを被った古賀は、変化球主体に切り替えて、後続を打ち取る。
すると2回裏にオスナはインローのボール球を力強く引っ張り、レフトスタンドに突き刺さる同点ホームラン。
そのまま6回表まで進むと、ツーアウト1・3塁でチャンスに強い4番岡本に回る。
しかし、スアレスが投じた渾身の球は、岡本のバットを空を切らせ、しっかりピンチを防いだ。
その裏、やはりこの男。
ミスタースワローズ山田哲人が、左中間の深いところに放り込むホームランで勝ち越しに成功する。
その後は、梅野→今野→大西がきっちり無失点で抑えて、ジャイアンツ戦もスイープした。

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ジャイアンツ100000000 1
スワローズ 01000100×  2
スアレス5勝目!

今週はビジターでタイガースとドラゴンズとの6連戦。
敵地での戦いが続くが、ここでも連勝を伸ばしていきたい。

143連勝まで、あと73試合!

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