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東京ヤクルトスワローズが143連勝するセ界 6月29〜7月4日

6月最後のカードは、敵地甲子園でタイガースとの3連戦。
これまで苦手としているが、143連勝のためにはひとつも落とせない。

まず初戦の先発は、名誉生え抜きの田口が登板。
初回はランナーを2人出すも、先取点を許さない。
すると、2回表に先頭の村神様がライトスタンドに運ぶホームランで先制する。
その裏、田口は簡単にツーアウトを奪うも、まさかの展開がここから待っていた。
なんと7連続ヒットを浴びてしまい、一気に5点を奪われてしまったのだった。
それでも4回表に最低限の男中村が、ここもきっちり犠牲フライを打ち上げ、3点差とする。
その後は、大下→星が完璧に抑え、味方の反撃を待つ。
すると、それは8回に待っていた。
好投を続けていた雨柳こと青柳から、ノーパッション岩崎に代わる。
あっという間にツーアウトとなってしまったが、ミスタースワローズ山田哲人が鋭く振り抜いた打球は、レフトスタンドに突き刺さるホームランで2点差とすると、村神様とオスナも出塁する。
このチャンスで打席に立つは、サンタナに代わってスタメンとなった宮本。
監督、見ててくれ!サウスポー相手だって打てるんだぞ!と言わんばかりに力強く振った打球は、タイガースファンの待つライトスタンドへと一直線。
こちらも負けじと、ツーアウトランナー無しから2本のホームランで逆転した。
全国289689610人のスワローズファンは、もっと宮本を大事な場面で起用しろ!と叫んでいたことだろう。
9回も2イニング目となる星だが、しっかり抑えて見事な逆転勝ちで初戦をものにした。

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スワローズ 010100040 6
タイガース 050000000 5
星1勝目!

続く第2戦は、タイガースが初回にマルテのタイムリーで先制するも、4回表に、村神様がまるで昨日のVTRを見ているかのようなホームランで同点に追いつく。
すると、タイガースの先発アルカンタラをさらに攻め立て、ワンアウト満塁とする。
ここで打席に立つは、この日の先発、最高品種高梨。
飛翔するのは得意なんですよと、振り抜いた打球はまさかのグランドスラム。
この回に一挙5点をあげる。
これに気分を良くしたのか、高梨は今シーズン最長の6回を投げ切り、後は中継ぎに任せる。
すると、7回は今野が三者凡退に打ち取る。
8回表にはサンタナの激走虚しくサードでアウトになるも、タイムリーツーベースで追加点を奪う。
8回裏は清水がマルテに1発を浴びるも、最終回は守護神マクガフが三者連続三振に切って取り、この日も1発攻勢で勝利した。

      123456789
スワローズ 000500010 6
タイガース 100000010 2
高梨4勝目!

しっかりスイープしたいスワローズは、未来の日本のエース奥川さんが、5回までわずか1安打に抑える好投。
しかし、タイガース先発のガンケルも6回2安打と、スワローズ打線を寄せ付けない。
すると6回裏、梅野のホームランで、先制を許してしまう。
しかし、奥川さんを負けさせられないと、7回表にミスタースワローズ山田哲人のホームランですぐさま同点に追いつくも、後続が続かず、奥川さんに勝ち投手の権利はやってこなかった。
8回は清水がきっちり抑えて、9回表の攻撃にリズムを与える。
しかし、ここでマウンドに立つは、スアレス弟。
1点を取るのでさえ、至難の技である。
それでも、山田哲人とオスナのヒット、天才川端慎吾がフォアボールを選び、ツーアウトながら満塁のチャンス。
ここで代打に送られるは、おとといのヒーロー宮本。
初球をファールでタイミングを計ると、2球目のストレートを逆らうことなく、レフト前に落とす2点タイムリーで、土壇場で勝ち越しに成功する。
すると、代わった馬場からも、中村と塩見の連続タイムリーで、この日も一挙5点を奪うと、坂本が3人で打ち取り、3連夜の逆転勝利を敵地甲子園で演じてみせた。
そして、昨シーズンの最優秀中継ぎ投手となった清水が、3年目にしてやっとプロ初勝利をあげた。
しかも、100登板目となるメモリアル登板でのこと。
これからも気合充分の投球を見せてほしい。

      123456789
スワローズ 000000105 6
タイガース 000001000 1
清水3勝目!(?)

7月最初のカードは、これまた敵地バンテリンドームでドラゴンズとの3連戦。

ドラゴンズの先発は、右のエース柳だが、初回に山田哲人の犠牲フライで先制すると、2回はサンタナのタイムリー、3回はオスナと青木のタイムリー、4回には再び塩見のタイムリーと毎回得点をあげて、4対2とリードする。
スワローズの先発は、けけこと高橋。
2戦連続好投していたが、この日はピリッとせず、4回裏に郡司のタイムリー、さらにフォアボールでピンチを広げたところで無念の降板。
ぜひとも次回はまた好投を全国289689610人のスワローズファンに見せてもらいたいものである。
大西が無失点で抑えると、6回表にワンアウト満塁からノリはすげえこと青木がタイムリーツーベース。
さらに村神様もタイムリーを放ち、一挙4点を奪い、点差を広げる。
その後は、星→大下→吉田大喜のリレーが無失点に抑えて、初戦を完勝した。

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スワローズ 112104000 9
ドラゴンズ 002100000 3
大西3勝目!

続く第2戦は、ライアン・マダックス・小川が先発。
最近2試合で、早いイニングでノックアウトされているが、ここバンテリンドームでマダックスの名が付いた相性の良い球場で、この日こそ好投したいところ。
初回を難なく三者凡退で抑えると、打線が援護する。
オスナのヒットと吉田大成がフォアボールを選び、ダブルスチールでチャンスを拡大すると、体調不良の中村に代わりにスタメンマスクをかぶっている古賀が、セカンドを強襲するタイムリーで2点を先制する。
4回表には、ノーアウト満塁から再び古賀がセンターの前に落ちるタイムリーで追加点。
さらには7回表にミスタースワローズ山田哲人のホームランで4点にリードを広げる。
一方、小川は8回まで無失点に抑える。
しかも、自らを助けるセーフティスクイズまで決める。
これまでの不調が嘘のようである。
そして、今シーズン2度目の完封を目指して最終回のマウンドに立つ。
しかし、ビシエドの犠牲フライで惜しくも完封を逃すも、見事な完投勝利をあげた。

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スワローズ 020100110 5
ドラゴンズ 000000001 1
小川10勝目!

快勝が続くスワローズは、今日も気持ち良く勝ちたい。
そんな打線は、初回に村神様のタイムリー、2回表には吉田大成と嶋が今シーズン初安打を打つと、歯負いのGⅠ馬塩見がきっちりタイムリーを打ち、ベテラン嶋がセカンドから激走。
タイミングはアウトだったが、郡司がボールを弾いてしまいホームイン。
幸先良く2点をあげる。
そして、4回表には再び嶋がヒットを打つと、同じく塩見がセンターの頭上を越すツーベースで3点目。
またしても嶋の激走が得点につながった。
先発の石川は、ベテランの味を存分に発揮してドラゴンズ打線を5回67球わずか3安打無失点に抑え、勝利投手の権利を持って、余裕の降板となった。
しかし、中継ぎ陣がピリッとしない。
星はホームランを打たれてしまう。
それでも7回表、オスナのタイムリーで再び突き放すも、8回裏には清水が1点差に迫られるツーランを浴びてしまう。
最近の清水は被弾することが多い。
清水飛翔ならぬ、清水飛昇である。
それでも守護職マクガフが、最終回を難なく三者凡退に切って、なんとか逃げ切ることに成功した。

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スワローズ 110100100 4
ドラゴンズ 002101020 3
石川5勝目!

今週は、本拠地神宮球場で、タイガースとカープの6連戦。
ここもしっかり勝利していきたい。

143連勝まで、あと67試合!

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