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東京ヤクルトスワローズが143連勝するセ界。 8月24日〜29日

神宮球場がまだ使えない日々が続く。
後攻めができる優位性があるとはいえ、なかなかに厳しい5試合となる。
しかし、143連勝するスワローズのこと、そんな逆境なんぞには屈しないはずだ。

まずはドラゴンズとの2連戦。
先発は好投が続いている高橋奎二は、この日も6回までわずか1失点と、ドラゴンズ打線を打ちとっていく。
しかし、同点の場面での7回表2アウト1・2塁。
向かえるビシエドの場面で交代。
好投を続けるも、勝ち星がつかない高橋奎二。
この日も、勝ちたかった〜!勝ちたかった〜!勝ちたかった〜!イエイ!だった。
後を継いだ今野が抑えて、難を防ぐと、その裏に犠牲心の塊中村のツーベースでチャンスをつくると、天才川端慎吾が打席に立つ。
福谷が投じた外角の難しい球をいとも楽に合わせてサードの頭を越えるタイムリーで勝ち越しに成功。
その後は、勝ちパターンの清水→マクガフがきっちりと締めて勝利した。

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ドラゴンズ 001000000 1
スワローズ 00010010×  2
今野7勝目!


次戦は200勝に1番近い男、石川雅規が先発するも2回表にノーアウト満塁のピンチを迎える。
ここでスワローズ戦に滅法強い堂上は、なんでもないサードゴロ。
しかし、まさか村神様がまさかのエラー。
本当にまさかである。
しかし、後続はしっかり打ち取り、5回までこれ以上の得点を与えない。
その好投に打線も、4回裏にオスナのタイムリー。
そして5回裏には、ノリはやべえ青木宣親が2点タイムリーで逆転に成功する。
6回からは、大西→今野→清水がきっちり抑えて、最終回は銀メダリストのマクガフがマウンドに上がる。
しかし、先頭の溝脇に内野安打を許すと、2アウトながら3塁まで進んでしまう。
ここで向かえるは、ロッテから移籍した加藤。
しかし、きっちり三振に切って取り、連日の接戦をものにした。

      123456789
ドラゴンズ 020000000 2
スワローズ 00012000×  3
石川7勝目!

次のカードは、屋内なのに気まぐれな風が強く吹く東京ドームにて、ベイスターズとの3連戦。
これまで幾多の苦渋を強いられてきたカラクリドームでホームゲームをするとは思わなんだ。
その先発のマウンドに立つは、未来の日本のエース奥川さん。
本当に高卒2年目のピッチャーなのか疑いたくなるほどのピッチングで強力ベイスターズ打線を6回までわずか2安打に抑える。
もちろんこの試合でも無四球という圧巻っぷり。
しかし、悲劇は7回2アウトから待っていた。
前回の対戦でもホームランを打たれた宮崎プーさんに痛恨の一発を浴びてしまうと、なんと続くソトそして牧と三者連続で被弾してしまった。
一寸先は闇とはよく言ったものである。
これを糧にまたひとつ大きく成長してもらいたい。
一方のスワローズ打線もベイスターズ先発の京山から元山が2安打放ったのみで、ほぼ完璧に抑えられていた。
しかし、好投を続けていた奥川さんを見殺しにはできぬ。
3発打たれたなら4発打てばいいじゃないと、その裏に山田哲人→村神様→オスナ→中村と4者連続でホームランを打ち込んだ。
これにはさすがのベイスターズも意気消沈。
坂本→大下が抑えると、9回のマウンドには久しぶりに石山が立つ。
やはり最終回のマウンドが似合う男。
きっちり三者凡退で打ち取り、やられたらやり返す作戦で見事な逆転勝利となった。

      123456789
ベイスターズ000000300 3
スワローズ 00000040×  4
坂本4勝目!

昨日の勢いのまま、村神様の先制ツーランで初回に先取点を奪ったスワローズ。
試合を優位に進めていくも、5回にまたしても宮崎プーさんがミスド大好きサイスニードから一発を放つと、7回にも佐野の一発で同点に追いつかれてしまう。
そのまま9回裏ツーアウト。
ここで代打で送られた犠牲心の塊中村がセンターへクリーンヒットを打つ。
ここで向かえるは、不屈の魂坂口が代打に送られる。
今シーズン未だノーヒットの坂口だが、ここで打たなきゃ男が廃ると、ライトに鋭くヒットを放つと、中村に代わった代走渡邉が一気に三塁を陥れる。
そして、ライトのソトの送球が逸れてしまい、その間にホームまで駆け抜けて、まさかの展開でサヨナラ勝ち。
これまで不振を極めていた坂口。
おそらくこれがきっかけとなって、これからヒットを量産してくれることだろう。

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ベイスターズ000010100 2
スワローズ 200000001 3
マクガフ4勝目!

続くは、全国289689610人のスワローズファンが待ち望んでいた原樹理が先発。
一方ベイスターズは今永が先発で、大学時代から鎬を削ってきた同級生対決となった。
先制したのは、やはりスワローズ。
ワンアウト満塁のチャンスで、古賀が打った打球はボテボテのショートゴロ。
しかし、これが功を奏した。
リクエスト検証の結果、ゲッツー崩れで得点をあげる。
ピンチを背負いながらも、7回を無失点に抑えた原樹理を勝たせた打線は、その裏ツーアウトながらまたしても古賀がヒットで出塁する。
続く代打の宮本が、フォアボールを選び、この日もきっちり仕事をする。
そして、最近不調の歯負いのGⅠ馬塩見が振り抜いた打球は左中間スタンドに突き刺さるホームランで3点を追加すると、村神様も負けじとタイムリーを放ち、一挙に4点を奪った。
9回に石山が桑原にツーランを浴びるもここまで。
東京ドームでも、見事に3連勝を決めた。

      123456789
ベイスターズ000000002 2
スワローズ 00001040×  5
石川6勝目!

まだまだ本拠地神宮球場で試合できない状況が続くが、これからも勝ち続けていく。

143連勝まで、あと50試合!

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